ほったらかし調理家電は忙しい夫婦の強力な味方

我が家のストレスフリー時短料理は調理家電がフル回転

公開日:2021.03.27

更新日:2021.03.25

ダブル在宅勤務夫婦のロサンゼルスの我が家。毎日おいしいものを食べたいけれど、時間がない、イマイチ料理のやる気が出ない日も多い今日この頃。優れもの調理家電マシンにお任せの、ほったらかしグルメで解決しています。

我が家のストレスフリー時短料理は調理家電がフル回転
真空低温調理で安いフィレ肉も、スーッと切れる柔らかさ。レストラン並みの仕上がり

ダブル在宅勤務の我が家では調理家電が大活躍

我が家では数年前から調理家電が大活躍。毎日の食事をできるだけ簡単においしく作る工夫をしています。

私も昔は手をかけたメニューが得意で、ホームパーティーをすることも多かったのですが、ここ10年ほどで、シンプルな料理が多くなりました。一番の理由は、健康のため。正直なところ、料理もだんだん面倒くさくなってきたし、さらに夫がホワイトソースなどソース類が嫌いだから。

我が家のヘビロテ定番メニューはすっかり様変わりしました。

頼れるほったらかし調理家電

使い勝手が良く、コストパーフォーマンスも高い調理家電を使い、ほとんど毎日ストレスフリーな時短調理をしています。「ほったらかし調理家電」は忙しい私たちの味方。私の愛用マシンをご紹介します。

真空低温調理 ANOVA

お肉、魚、野菜も同様にセットして、後はお任せのANOVA @anovaculinary
お肉、魚、野菜も同様にセットして、後はお任せのANOVA @anovaculinary

真空低温調理器は、安売りのステーキや鶏肉も、簡単にジューシーにおいしく変身させることができる優れもの。私が発売当初から使っているのは、ANOVAというメーカーのものですが、日本でもBONIQ(レシピが充実)などいくつかあるようです。

ハンドミキサーくらいの大きさと重さのマシンを大きめのお鍋かボウルに取り付け、お肉をジップロックに入れて空気を抜きお湯にドボンと入れます。お肉の種類と、ミディアムかなど好みの仕上げによって時間と温度を設定したら、後はお任せ。ちょっとぐらい時間超過しても大丈夫なのが何より助かります。

ステーキなら1時間ちょっと前に真空低温調理をし始めます。まるでお肉がジャクジーか温泉にゆったり浸かっている感じ。その間は他の家事をしたり、仕事を続けたり。ディナー直前にフライパンをよーく熱して、水気をしっかり拭いたお肉を、片面数秒ずつジュッと焼き目をつけます。そこにおいしいバターと、しょうゆ、赤ワインかブランデーを少々をたらせば、ちょっとしたレストラン並みの出来映えに。鶏ハム、冷凍のサーモンもこれでおいしくできます。

冷凍のサーモンも真空低温調理でおいしく。残り物のパスタを添えて、簡単ディナー
冷凍のサーモンも真空低温調理でおいしく。残り物のパスタを添えて、簡単ディナー

 

電気圧力鍋 Instant Pot

Instant Potは、ちょっと場所を取るのが難点ですが、ミートソースや煮豆などを作るのに最強の鍋です。ローストチキンを作った日は、後片付けのついでに、残ったガラ、野菜の切れ端、ハーブと水を入れて1時間もすれば、おいしいブイヨンが完成。後日のミネストローネなどのスープベースとして大活躍。

この日はアイルランド(私たち夫婦が大好きなゴルフのメッカ)の祝日、「セント・パトリックス・デー」にちなみ、なんちゃってアイリッシュ・シチューでした。作るときは、赤ワインでなく、ビールを使うのがミソ。実は、私はアイルランドのギネスビールが欲しかったのに、Amazonが間違えて、カリフォルニアのダークビールが届きました。でも、結果的に、味は大丈夫でした!

今回は、お肉の量が多かったので、 1/3のお肉を焼き目をつけたところで取り分け、後で赤ワインでフレンチ風に仕上げました。部位やメニューによりますが、私はシチューやミートソースなどは一回の手間で、数回分作ります。

ところで、我が家は夫と二人家族ですが、お料理1回あたり、アメリカサイズで2〜2.5人前のお肉を使っています(ダイエットはどこに?)。

調理をするときの煙は、蒸気です。焦げているわけではありません。焼き目をしっかりつけるため、できるだけ触らず、お肉の4面+上下、合計6面を鍋肌に押し付けて、しっかり焼いて「カラメライズ」(キャラメル化っぽく)するのがおいしさのコツだと私は思っています。塩こしょうも、面が焼けるごとに振っています。

Instant Potでほったらかし調理をしている間に、野菜を洗ったり、ニンニクを刻んだり、ビールを念のため味見したりしています(笑)。

お肉を焼いた後、鍋底にはちょっとおこげができますが、タマネギを入れてしばらく炒めればきれいになります。

回し者ではありませんが、時短、倹約、おいしいが実現できる優れものです。我が家では愛用し過ぎて1代目はリタイアし、2代目のInstant Potを使っています。日本でも数社から、さまざまなモデルがでていますので、ぜひお試しください。

 

2日目のビーフシチューはいっそうおいしいです。 ペンネ+パルメザンチーズのトッピングで
右奥に写っているのが、Instant Pot​​​​

 

 

■もっと知りたい■

石井万弓

優れた日本製品の米国進出全面支援会社経営。東京生まれ、津田塾卒。マッキンゼー、証券アナリストを経て、カリフォルニア生活もあっという間に35年。楽しいことが大好きな私のフィルターを通して、いいもの、面白いアイデア、素敵なことを発信していきます。たか見え手抜き時短料理が得意。instagram

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