握りたて・6時間後・半日後で味と食感はどう変わる?
【徹底検証】ラップVSアルミホイル!おにぎりの包み方の正解は?
【徹底検証】ラップVSアルミホイル!おにぎりの包み方の正解は?
公開日:2025年08月17日
「おにぎりはラップよりアルミホイルで包むとおいしい」は本当?

毎朝のお弁当作り。いつも当たり前のようにラップで包んでいたおにぎりですが、友人の一言で考えが揺らぎました。
「アルミホイルの方が、お米の風味が落ちなくておいしいよ!」
その昔は「竹の皮」で包んでいたであろう、おにぎり。私の実家もラップ派だったので、アルミホイルで包んだ経験がありませんが、最近アルミホイル派がじわじわ増えている印象はあります。
ラップとアルミホイル、何が違うの?どちらがおいしく、衛生的なの?家族の健康や食事の満足度にも関わる大事なテーマ。気になったらとことん調べてみたくなりました!
ラップで包むおにぎりの特徴
それぞれのメリット・デメリットを知っておくと、おにぎりの仕上がりがぐっと変わります!まずはラップから。
■ラップのメリット
- おにぎりを包むのが簡単
- 空気を遮断し、乾燥を防ぐ
- 匂い移りを防ぎやすい
- 電子レンジでそのまま温められる
■ラップのデメリット
- 密閉性が高く蒸れやすいので、海苔がしっとりふやけやすい
- 高温多湿だと、内部の水分が細菌増殖を助長する可能性あり(※食品衛生ガイドより)
■ラップが向いているシーン
- 長時間持ち歩き、温め直し前提のおにぎりに最適。夏場は保冷剤とセットで使えば衛生面でも安心。
アルミホイルで包むおにぎりの特徴
■アルミホイルのメリット
- 適度に通気性があり、海苔がふやけにくい
- 光や酸素を遮断しやすく、風味保持に強い
■アルミホイルのデメリット
- おにぎりを包んだまま電子レンジが使えない
- 乾燥しやすいので長時間保存には不向き
■アルミホイルが向いているシーン
- 短時間で食べるおにぎり、特に海苔のパリッと感を楽しみたい場合におすすめ。
【ラップVSアルミホイル】時間別おにぎり実食レビュー
朝に白米と焼き海苔のおにぎりを実際に握って、直後・6時間後・12時間後で、常温放置して食べ比べてしてみました。朝に握ったおにぎりを、ランチや夜に食べる時をイメージしてみてください!
■握った直後
- ラップ:ふっくら柔らか。海苔はすぐしっとり
- アルミホイル:まだ海苔に若干パリ感が残り、香ばしい
■6時間後(お弁当タイム)

- ラップ:お米のやわらかさは変わらず。ただし海苔は完全にしっとり
- アルミホイル:お米は不要な水分が抜けたような、気持ち硬めな触感。海苔のパリ感はないが、表面のべたつきはラップより少なめ
■12時間後(夜)

- ラップ:風味は保たれるが、水分がこもって重たい食感
- アルミホイル:6時間後の物よりさらに水分が抜け、やや乾燥気味
【感想】硬めのご飯が好きならアルミホイルもオススメ!

握った直後はさほど大差がなく、食感に差がでるのは時間を置いた時。
「好きなご飯の硬さ」によるところも大きいですが、やや硬めなご飯が好きな私は「食感重視なら6時間後のホイル」が好みでしたが、半日後だと少し硬くなりすぎる印象です(検証したのは8月なので、冬場だと余計乾燥は気になるかもしれません)
一方で、「やわらかいご飯が好きな方」や、「電子レンジで温めて食べたい方」は、ラップがオススメで、食べるシーンや食感の好みで使い分けたい……といったところでしょうか?
おにぎり作りの衛生&海苔パリ食感キープTIPS

■素手で握らない
手の常在菌や汗、油分がごはんに移るのを防ぐため、必ずラップや使い捨て手袋で握るのが安心。特に夏場や長時間持ち歩く場合は必須。
■海苔パリ派は別添え
握ったおにぎりに海苔を直巻きすると、すぐに水分を吸ってしっとり化。パリパリ感を楽しみたいなら、食べる直前に巻くのが鉄則。もし、別添え海苔を包むならラップよりもアルミホイルがおすすめ。アルミホイルは適度に通気性があり、乾いた状態を保ちやすいです。さらに、持ち運び中の折れやすさも軽減できます。
【まとめ】ラップVSアルミホイルの季節・条件別おすすめは?

- 夏場・衛生優先 → ラップ(夏場は保冷剤推奨)
- 海苔パリ派・短時間で食べる → アルミホイル
- 温めて食べたい→ ラップ
ラップは“保温・保湿・衛生面”に強く、アルミホイルは“風味・食感キープ”が魅力的。私の場合、夏や長時間持ち歩く日はラップ、すぐ食べる休日ランチはアルミと使い分けるのがベストと結論づけました。
たかがおにぎり、されどおにぎり。包み方ひとつで味も満足度も変わるので、気分やシーンに合わせて選んでみてくださいね!
※記事は検証のために行いました。夏は衛生面に気をつけて、手指や道具を清潔にし、できるだけ早めに食べましょう。
取材・文=鳥居史(HALMEK up 編集部)




