汗かき更年期女性こそ知りたい!正しいブラの洗い方
【検証】「ブラジャーを毎回洗わない人」の割合は?
【検証】「ブラジャーを毎回洗わない人」の割合は?
更新日:2025年08月06日
公開日:2025年07月04日
議論を呼ぶ「ブラ洗濯キャンセル界隈」
最近「〇〇キャンセル界隈」という言葉の流行に伴い「洗濯キャンセル界隈」という言葉も耳にするようになりました。
洗濯の中でもたびたび意見が割れる「ブラジャーの洗う頻度」。数年前、複数の女性タレントが「ブラを毎回洗わない」と発言したことで、SNSを中心に議論が巻き起こりました。
「毎回洗うとブラの劣化が速まりそう」「そこまで汗をかかなかった日は、明日も同じブラで平気かも」……と思ったことはありませんか?
その小さな“洗濯キャンセル”が、どのような影響を産むのか、下着のプロ土井千鶴さんと一緒に考えていきましょう。
約3割の女性が「ブラを毎回は洗わない」!?

下着メーカー・ワコールの調査(※)によると、72%の人が「1回着用ごとに洗う」と回答。「2回に1回洗濯する派」は14%、「三回以上洗わない」は5%でした。(調査人数:3678人)
ブラジャーは肌に直接つけ汗や皮脂で汚れるため、基本的に毎回洗いが推奨されています。
しかし、毎回洗わない人の理由を見てみると……「毎回洗うと早く傷みそうだから」「冬場は汗をかかないから」という意見がチラホラ。
更年期は汗かき!見えない汚れが招く3つの悲劇
下着のプロ土井さんは「ブラは基本的に毎回洗いがオススメ。特に更年期世代はホットフラッシュで発汗が増え、乳輪まわりは隠れ汗ポケットとなり一番蒸れる部位。ブラに汚れが溜まると、黄ばみ・におい・型崩れを一気に呼び込みかねません」と言います。
- 黄ばみとにおい
皮脂は24時間で酸化開始。翌朝には色もにおいも定着しはじめる。
- バストアップ効果ダウン
汚れが残るとポリウレタンが硬化し、ブラのバストアップ効果がダウン。
- フィット感が低下
汗じみが固まると内布がゴワつき、フィット感が急降下。
普通のブラジャーだけでなく、ナイトブラについても同じ洗濯頻度が理想的なんだとか。
「ブラを洗い過ぎると早く傷む」というイメージは過去のもの。酸化皮脂は繊維を硬化させ、実は“洗わない方がブラ殺し”といえそう。
ブラジャーを長持ちさせる!正しい洗い方

ブラジャーは正式には手洗いがおすすめですが、忙しいときは、洗濯機を活用するのも一つの手。
- フックを留め、パッドを外す
- 3分つけ置き
洗面器にぬるま湯+中性洗剤を数滴。3分つけ置き
- 優しく振り洗い→タオル脱水
もみ洗いはNG。軽く振るだけで汗も皮脂も浮き上がる
- 形を整えて陰干し
カップを整え、アンダーを2点留めで干す
「肩ひもを吊り干し」はストラップが伸びるのでNG
- もし洗濯機で洗う場合は、洗濯ネット必須&乾燥機はNG
「洗う・乾かす・休ませる」を同時進行するために、最低3枚のブラジャーでのローテーションが必須。毎日洗っても一枚あたりの負担はむしろ軽くなります。
更年期のバストまわりは「見えない汗だまり」。一見、あまり汚れていないように見えても、汗と皮脂は確実にブラジャーへ染み込み、においと劣化の火種になります。
ブラを正しく洗えば、清潔・長持ち・フィット感をすべてキープ。明日のバストラインをアップデートしましょう!
土井千鶴さんプロフィール
ボディファッションコンサルタント。大手アパレルでデザイナー、MDを歴任し、補整下着開発に携わって25年。独立後は各種方面で「正しい下着の選び方と体型マネジメント」を指導。
※アンケート出典:ブラを洗うタイミングは? 株式会社ワコール
https://www.wacoal.jp/brapan/care/q74.html
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