苦しくない!大人のヒップアップ大作戦

50代からの垂れ尻問題に!「ガードル」ははくべきなのか?

50代からの垂れ尻問題に!「ガードル」ははくべきなのか?

更新日:2025年08月08日

公開日:2025年07月03日

50代からの垂れ尻問題に!「ガードル」ははくべきなのか?

ガードルを履かないとお尻は垂れるの?「最近お尻が四角くなった」「広がってきた」…それ、ヒップの老化サインかも!?なぜお尻は垂れるのか、50代が選ぶべきガードルの効果・選び方・注意点まで、プロが徹底解説。今からでも間に合う、美尻ケアの第一歩!

50代はガードルを履くべきなのか?

50代はガードルを履くべきなのか?
ななとす / PIXTA

なぜか年々お尻が四角くなる、座ればお尻が横に広がる……そんな「ヒップの老けサイン」に気付いたら、今日がケアのはじめどき。

本記事では、お尻が垂れる理由、ガードルの実力、選び方と知っておきたいデメリットまでを徹底ガイド。案内役はボディファッションコンサルタント・土井千鶴さんです。

「50代こそ補整下着が必要です」という彼女の言葉どおり、読み終わる頃には「私のお尻もまだ間に合う!」と、希望が感じられるはずです。

そもそも…どうしてお尻は垂れるのか?

そもそも…どうしてお尻は垂れるのか?
ななとす / PIXTA

ヒップは「皮下脂肪・大臀筋などの筋肉・筋膜」の三層で支えられています。年齢を重ねると更年期を境に下記の3つの負の連鎖が進行。結果、ヒップトップ(お尻の一番高い所)は数cm下がり、丸みもぼやけます。

  1. 女性ホルモン低下で脂肪が増える
  2. 筋力ダウンで骨盤が後ろへ倒れやすくなる
  3. 筋膜の水分減少でハリがなくなる

土井さんは「姿勢が崩れるとヒップはあっという間に下がります。まずは普段から骨盤を立てることを意識することが大切」とアドバイスします。

ガードルのメリット「後ろ姿年齢が変わる」

ガードルのメリット「後ろ姿年齢が変わる」

ガードルを履くと、まず骨盤が正しい位置にキープされ姿勢が整うので、後ろ姿が若返って見えます。ヒップアップするので、細身のパンツなど、ファッションの幅が広がります。

歩幅も大きくなり、旅行など長時間の外出でも疲れにくくなる、また尿漏れなどの原因となる骨盤底筋が整えられるのも、メリットの一つ。

ガードルは「外から吊るリフト」ただし…永久効果はない

土井さんはガードルを「ゆるんだお尻を外から吊る可動式のリフト」と表現します。はいた瞬間お尻のシルエットが上向くのに動きは制限されません。

  1. 骨盤を正しい位置に立てて後傾を防止
  2. 立体設計でヒップの丸みを下から押し上げる

ただし脱げば重力の支配下に戻るため、上向きのヒップをずっとキープするには、筋トレとの併用が鉄則です。記事の後半でおすすめの筋トレをご紹介します。

ガードルのデメリットと対策

ガードルはメリットが大きい一方、使いこなすには注意点も。土井さんが挙げる代表的なデメリットは次の3つ。

  • ムレやすい・肌トラブルのリスク
    通気メッシュや吸放湿素材を選び、連続装着は8時間以内。肌が弱い人はコットン混インナーを下に一枚着るとよい。
  • 血行不良や腹部圧迫による疲労感
    ウエスト部が折れたり苦しい場合はサイズの見直しを。食事会などでたくさん食べそうな日は、着圧ソフトタイプをはくとよいでしょう
  • 薄手の服でラインが響くことがある
    シームレス仕様やベージュカラーを選ぶと透け&段差が最小限に。

適切な素材・サイズ・着用時間を守れば、デメリットはほぼコントロールできそうですね!

失敗しないガードルの選び方!5つのチェックポイント

「ガードルといってもハードからソフトまでさまざま。自分の生活シーンに合った“ほどよい強さ”を選ぶのが、長く続けるコツですよ」と土井さんはアドバイスしています。

  • 高い伸縮性
  • 骨盤サポート(骨盤をぐるりと囲む補強ラインがあるか)
  • ヒップ下サポート(切替がヒップ下端をしっかり包むか)
  • ウエスト食い込み対策(裏側に薄い滑り止めテープがあるか)
  • 素材・肌当たり(縫い代がフラットで吸汗速乾素材か)

価格は3000円台から1万円超までさまざま。毎日使うなら2枚をローテーションがおすすめです。洗濯ネット使用&陰干し洗いで、長持ちさせましょう。

簡単ヒップ筋トレ!ガードルを脱いでも美尻に

簡単ヒップ筋トレ!ガードルを脱いでも美尻に
おおしま / PIXTA

寝ながら簡単にできるお尻の筋トレ「ヒップリフト」をご紹介。大臀筋と筋膜を同時に刺激し、上向きヒップ効果効果を体に覚え込ませましょう!


■美尻ヒップリフトのやり方

  1. 仰向けで膝を立て、かかとは肩幅に開き、お尻から30cmくらいの場所に置く
  2. 息を吐きながらお尻を天井へ持ち上げる
  3. 30秒キープを3セット

これで解消!ガードルのよくある誤解


「ガードルが苦しい」というのは、ひと昔前の話。いまや素材も設計も進化し、むしろ日常をラクにしてくれるアイテムへとアップデートされています。特に抱きがちな3つの誤解も解決できます。


  • 窮屈そう
    伸縮性が高く、ライト補整タイプのものを選べば、一日中ラクに動けます。
  • 筋肉が落ちる
    正しい姿勢になり、動きがスムーズになるので活動量がアップします。

夏用の、メッシュ&吸放湿繊維のものを選べば快適です。

50代でも上向きヒップは取り戻せます!ガードルは、正しい商品選びをすれば窮屈なものではなく、はいた瞬間に自信を持たせてくれる良き相棒。お尻筋トレも参考に、あなたのヒップもいたわってみませんか?

土井千鶴さんプロフィール

ボディファッションコンサルタント。大手アパレルでデザイナー、MDを歴任し、補整下着開発に携わって25年。独立後は各種方面で「正しい下着の選び方と体型マネジメント」を指導。

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取材&文=鳥居 史(HALMEK up編集部)


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HALMEK up編集部
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