口にするから叶えられる?

65歳までにやりたい3つのこと

65歳までにやりたい3つのこと

公開日:2025年03月15日

65歳までにやりたい3つのこと
個性あふれる高齢者の箸置き

私はハルトモ倶楽部のライターになってから、いくつもの「やりたいこと」を叶えてきました。恐らくそれは、口にするから。言葉にして、文字にして、有言実行。

2025年にやりたいこと

2024年、1年間で私の生活は大きく変化しました。

自分で描いた絵で個展をできたこと。大規模なマルシェで手作りした器を販売できたこと。陶芸教室を開いたこと。好きなことがいくつも形を変えて進化していきました。

高齢者施設や障がい者施設での陶芸教室を増やしたい」と声を上げたら、早速複数のグループホームから連絡が来て、始めることができました。さらに、障がい者支援団体とのつながりもできました。

2025年にやりたいこと
最初は手の汚れを気にしてたのにいつの間にか泥だらけで夢中になって

老若男女、だれかれ問わず多くの人に楽しんで体験してもらいたいという気持ちが、次々と形になっていきます。

大事なことは広げること

私の始めた陶芸教室では、材料費のみ頂きますが利益は全く出せません。経営者としてはまるで失格。それでも広めたい、続けたいには理由があって。

私の周りには認知症が進んでいく方がたくさんいます。多くのストレスから心が疲れてしまった人も多くいます。そんな大好きな人たちが「土を触るのは気持ちいい」と、陶芸をしてる時に穏やかな顔つきに変わります。根本的な解決にならなくても、人によっては恐らく陶芸に救われる方がいるのではないかと。

子どもが幼稚園の頃「土いじりはマイナスイオンが吸収されて滝や森林と同じ効果」という話を聞きました。信憑性はどうあれ、私は土に触れることで救われる人がいると思っています。

大事なことは広げること
自宅教室に来た方、初めての陶芸
大事なことは広げること
学生時代陶芸を学んでいた方の来訪、自宅教室にて

65歳までにやりたいこと

グループホームや何らかの団体に所属していたり支援をされていれば、こうしてつながることは可能です。

どこにもつながっていないけれど、友人の友人、知人からの紹介で、私の自宅にある8畳ほどの空き部屋に自分用に拵えた工房に足を運んでくれる人もいます。道具と作陶品で手狭になった我が家の工房では、受け入れ人数は2人まで。

65歳までにやりたいこと
手狭になった自宅工房

それでもどこかで聞き付けてきた「陶芸をやってみたい」という声に応えたいと願います。どんな人にも優しい土の感触を味わって欲しいと、私は工房を作るクラウドファンディングにチャレンジしようと思っています。

65歳まであと6年。広々とした工房を作り、多くの人に陶芸を体験してもらうこと、今より多くの高齢者施設をまわること、障害を持つ人にも楽しめる陶芸教室を開くこと。そしてその輪がどんどん広がるといいと思っています。自分の体と心が元気なうちに、叶うといいな。

65歳までにやりたいこと
絵付けだけでも十分楽しい

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晴間千妣絽
晴間千妣絽

はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界