娘の暮らすLondonへ(2)
2022.10.142024年04月02日
主人と二人、新発見の旅(1)
イギリスで映画の世界を堪能
主人の定年を前に、二人でヨーロッパに旅行してきました。イギリス・ロンドン、そしてユーロスターに乗って、フランス・パリへ。ちょっと強行軍ではありましたが、世界遺産を巡る素敵な時間を過ごすことができました。
ヨーロッパは体力のあるうちに!
ヨーロッパに行くには、現在直行便でも行きは15時間、帰りは13時間ほどかかります。
「体力のあるうちに、まずはイギリスへ」という主人の希望で、約10日間の旅を計画しました。
英語が堪能なわけでもなく、ヨーロッパも久しぶり。
そこで、アラカンの私たち夫婦は、ツアーを選ぶことに。
「多くの世界遺産を巡りたい」「ユーロスターの1等に乗りたい」「映画の世界を楽しみたい」という主人、そして「38年前に行けなかったベルサイユ宮殿に行きたい」という私の条件に合うツアーを探しました。
添乗員付きのツアーということで、高齢な方が多いと思いきや、大半が新婚旅行のカップル。
私たちも若々しい気分で、旅に臨むことができました。
古い建物を美しく維持している街並みが魅力の英国
降り立ったロンドンは、映画の中に入ったような印象。近代的な建物は少なく、時間が止まったような古い街並みが続きます。
歴史に裏付けされた重厚感と自由な空気感があり、この地に住みたいと感じるアーティストが多いのもわかるな、と感じました。
ロンドンのツアーでは、大英博物館、ビックベン、ウェストミンスター寺院などを巡りました。
ウェストミンスター寺院は、エリザベス女王が国葬をした寺院として有名ですが、寺院の中には多くの著名人のお墓があります。
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』という映画で、スコットランドの女王メアリーと、イングランドの女王エリザベス1世の対立が描かれています。敵対する女王でしたが、死後二人が、この寺院の中の小部屋のような空間に、隣り合わせで祀られているのが印象的でした。
ロンドンから少し離れた、ストーンヘンジ、オックスフォードへも行きました。
ストーンヘンジへは、ロンドンからバスで2時間半(112km)。
広い平原に、巨大なストーンサークルが現われます。青銅器時代につくられた貴重な世界遺産。
死者を埋葬するため、太陽の動きを観察するためなど、作られた経緯は諸説ありますが、この場所にいるだけですごいパワーを感じました。
天気が良くて、すごくいいショットが撮れたのでアップしますね。
ハリーポッターの世界をリアルに体感
さらに2時間(112km)ほどバスに乗ってオックスフォードへ。オックスフォードは、天皇も通われた名門大学がある場所です。
そして、私たち夫婦が大好きな映画『ハリーポッター』の撮影場所でもあります。
大学構内には、ハリーたちが最初に教頭に呼び出される階段、ほうきを持って空を飛ぶ練習をした広場、中庭に面した少し薄暗い廊下などを体感。学生気分を満喫できました。
若者の活気にあふれ、歴史と伝統を感じる空気感。この旅で、私が一番気に入った街でした。
『ノッティングヒルの恋人』の街は映画のままの世界
ロンドン自由行動で訪れたのがノッティングヒル。
映画『ノッティングヒルの恋人』の舞台になった場所で、カラフルな家々と、おしゃれな街並みが特徴の街です。
主人公が出会う本屋さん、そして住まいも健在でした。アラカン世代にはたまらないスポットです。
この日は土曜日だったことで、蚤の市が開催され、銀食器や古着、骨とう品などさまざまな市が出ていて、見ているだけでワクワクできました。
娘から頼まれたエリザベス女王の可愛いフィギュアも、ノッティングヒルで購入できました。
イギリスは、映画の中に入り込んだような素敵な場所がいっぱいでした。主人が「まずイギリスに行きたい」ということで、ただただ付いて行った私ですが、イギリスの魅力にまんまとはまってしまいました。
このあと、ユーロスターに乗ってパリへ行きます。その様子は第2でお話ししますね。
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