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- 「遺言」を書くことの重要性
2024年、新たな年になりました。どんな困難があっても、明るい未来を願っていきたいと思っています。そう思う私ですが、年の暮れに伯母の死を目の当たりにし、自分の死について考え始めました。
警察の電話で伯母の死を知る
2023年、暮れの25日、クリスマス料理を作るのに忙しいさなか、警察からの電話がありました。「伯母さんが部屋で倒れていて、亡くなったのが見つかりました」との報告を受けます。
たまたま1週間前に電話していたこともあり、驚きと悲しみが同時に湧いてきて言葉にならなかったです。
伯母は、父の兄である伯父の奥さんになります。伯父は4年前に亡くなり、伯母は92歳で一人暮らし。ヘルパーもケアマネージャーも頼ることなく、一人で元気に暮らしていました。
4日間ほど新聞が溜まっていることを不審に思った管理人さんが、警察に電話して、遺体を発見したそうです。
私は、伯母と血がつながっていないので、ご遺体の確認もご遺体の引き取りもすることができません。
唯一、血のつながっている妹さんを探すことが先決でした。80歳を過ぎた父の兄弟に連絡をかけ、妹さんをどうにか見つけ、警察へ報告。
26日に、伯母の手続きのため警察署へ向かいました。遠方から伯母の妹さんが来られて、一緒にご遺体の確認。事件性がないことを承認いただき、ご遺体を引き取ることになりました。
ここで、葬儀社を決め、12月28日に火葬。この日が火葬場の2023年最後の日でした。どうにか、数人の家族だけで葬儀をして、お骨は父の弟である叔父が預かることに。
そして四十九日に、伯母が生前用意していた納骨堂に納骨するところまで、私が段取りをつけました。
血がつながらない親戚ができる手続きは少ない
基本的に、伯母の遺産や死亡に関する手続きは、血のつながらない人にはできません。
血のつながった88歳の妹さんが1人で遺産を受け継ぎ、葬儀の費用を支払い、さまざまな手続きをすることになりました。
この妹さんもご主人とお子さんを亡くし、独り身。高齢の方がさまざまな相続の手続きをするのは、辛労だろう、これから当分の間、大変だろうと感じました。
手助けできることは、少しでも協力したいという気持ちになりました。
今、私ができるのは遺言を書くこと
伯母は、亡くなったら遺産をどうするのか、どのような葬儀をしたいのか、何か伝えたいことはなかったのか、妹さんにも、ご友人たちにも、もちろん私にも伝えていませんでした。
多分、こんなに突然に亡くなるなんて、伯母も思っていなかったのだと思います。
このような状態を見て、遺言は残しておくのは大事なことだと、ひしひしと感じました。
「まだ還暦にもならないのに早いのでは」と言われそうですが、人はいつ、どこで命を落とすかわかりません。
生きている間は多くの人に迷惑をかけているので、死ぬ時くらい迷惑をかけずに、キレイにこの世を去りたい。それでも、きっと誰かには迷惑をかけるのですが……。
亡くなったら何を始末してほしいか、どんな葬儀をしたいか、死んだ後の遺品や遺産はどうするのか、大雑把でいいので書き留めておきたいと考えました。
友人のお父様が毎年1月1日に遺言を書くという話を聞いたことがあります。その年その年で環境や事情は変わるもの。
毎年、年初めに書くというのは、良いアイデアかも。暮れに伯母を亡くして、私は決意しました。
「今年からは年始に遺言を書く!」
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