別府で湯治、高千穂で聖地を巡って、体も心も浄化!
2024.01.042023年07月16日
会社員卒業。自分らしく、どう生きる?(6)
世界遺産「高野山」で、心リセット
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。今年は弘法大師御誕生1250年、その誕生日に高野山を詣でました。人生の転機なので、気持ちがリセットできればと。
困ったときは、神様仏様
私は、神社仏閣めぐりが趣味で、あちこちに行っています。
御朱印をいただき、御朱印帳も6冊になりました。
行くたびにフェイスブックをアップしているので、友人たちに「パワースポット好きだね」とよく言われます。
実は趣味というより、行き詰ったときに「神頼み」に行っていたというのが本音です。
前職で会社が倒産したとき、認知症の父を残して後妻が財産を持って家を出るなど、いろいろトラブルがあるたびに、ひたすら「神頼み」でした。
不思議とお力をいただき、今までなんとかなってきました。
今まさに、会社員卒業の人生の転機。もやもやした心がリセットできるかと思い、高野山を詣でました。
弘法大師御誕生1250年
高野山は、約1200年前に弘法大師が開いた日本を代表する真言密教の聖地です。
ちょうど今年(2023年)は、弘法大師御誕生1250年。誕生日の6月15日に詣でました。3回目となりますが、いつも不思議なお力を感じています。
奥之院の御廟へと向かう参道の「御廟橋」を超えると、ここから写真撮影不可の聖域となり、身が引き締まった思いがします。
弘法大師は、62歳でこの御廟に入定(にゅうじょう)され、生身供(しょうじんぐ)という食事を運ぶ儀式が今も続いています。
大切な日に尊い聖地で、これからの健康と幸せを祈りました。
凛とした気分にはなりましたが、自分の気持ちは、容易にリセットできるものではありませんでした。
自分で「悟りを開く」しかないようです。
宿坊と精進料理
誕生日の前日が前夜祭ということで、宿坊に泊まりました。
800年以上の歴史があり、しかも天然温泉もついている福智院というお寺です。
日本庭園と、飾られた歴史ある美術品や曼荼羅が素晴らしかったです。
精進料理は、野菜や豆腐などの植物性の食材のみで作った料理なので、日本古来の元祖ヴィーガン食という感じです。
豆乳・豆腐・湯葉・がんもどきと、大豆がたんぱく質のメインになります。
この食生活を続けたら、生活習慣病にはなりませんね。
でも、乳製品も摂れないのは困りものです。ヨーグルトもプリンも食べられないじゃないですか。
膝が悪いので正座ができず、膳で食事をするのに苦労しました。
宿泊者は外国人の方も多く、私同様、正座に困っていました。宿坊の方が流ちょうな英語で、椅子を用意して対応されていました。
高野山まで来られる外国人の方は、マナーもよく、日本が好きなのだと感じます。
今回はやりませんでしたが、写経・写仏の体験もできます。
朝の勤行(ごんぎょう)に参加させていただき、御経を聞きながら清められた気持ちになりました。
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