アラフィフが京都にハマったわけ
2022.11.122024年04月07日
久々の家族プチ旅行
平等院鳳凰堂の内部拝観と“逆光の鳳凰”を堪能
この春大学を卒業した息子の引っ越しを手伝った帰り、京都へ寄ってみました。普段あまり足を延ばさない平等院に行こうと意見が一致し、15時過ぎに参道近くの駐車場へ到着。多くの人でにぎわっていて、外国人の方もたくさん見受けられました。
内部拝観のチケットをゲット
受付で「内部拝観もできますよ」と説明を受けました。
内部拝観? なんだろうと思っていると夫と娘が「間に合った。中に入れるね!」とうれしそう。鳳凰堂の中に鎮座する、阿弥陀様を直接見ることができるとのこと。
池の対面からしか見られないと思っていた私をよそに、3人はスタスタと庭園内の受付ブースへ。無事15:30のチケットが取れました(志納金300円)。通常、内部拝観は9:30~16:10まで20分ごとに行われています。各回50名限定です。
鳳凰堂は阿弥陀様に包まれるような気分
鳳凰堂へ続く通路を渡り、靴を脱いでいよいよ中へ。薄暗い中、堂内を見上げると阿弥陀如来坐像の存在感に圧倒されます。ほどなくガイドの方の解説が始まりました。
平等院は、1053年(天喜元年)、関白藤原頼道が父・道長から譲り受けた別荘を改修して建てられたそうです。当時は末法思想が広まり、人々の不安が増していった時代。
そんな時代を反映してか、極楽浄土や阿弥陀如来の姿を形にした絵や彫刻などが多く作られました。写真撮影はできなかったので、心のフィルムにしっかりと焼き付けることに。
観覧時間は10分程度の短い時間でしたが、大きな阿弥陀様を拝んだり、壁扉画の繊細さに触れたり、貴重な体験をすることができました。
ミュージアム「鳳翔館」へ
続いてモダンな建物「鳳翔館」へ入ってみることに。
館内には初代の鳳凰をはじめ梵鐘や観音像を見ることができます。現在鳳凰堂の屋根に乗っているのは2代目だそうです。初代の鳳凰が間近でお出迎えしてくれました。
一万円札を出して見比べている人も。もうすぐ新しいお札が流通しますが、鳳凰の美しい姿がそのうち見られなくなると思うと少し残念です。
夕陽に照らされる鳳凰に遭遇
この日は曇り空でしたが、夕方になると西の空がふんわり明るくなり夕日が差してきました。
もう一度鳳凰堂を見てみようと思うと、さっきよりたくさんの人が。屋根の上の鳳凰が夕日に照らされてとても幻想的! 思わずスマホを構えました。
この春、息子は社会人に、娘は大学生に。それぞれの旅立ちの季節です。
今年(2024年)の3月は例年になくバタバタとあわただしく過ぎる日々ですが、その中に半日でもこうやって家族で穏やかな時間を過ごせたことに感謝。
さて、空の巣症候群にならないよう、私も自分の夢と目標を定めて羽ばたけるといいな、そんなふうに感じました。
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