- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 文化部
- 自分の思いを上手に“言語化”するコツ
最近はLINEなどで、自分の思いを簡単に伝えてしまうことが増えました。でも、自分の気持ちを丁寧に伝えるために“言語化”することはとても大切。そう再確認したのは、ある本を読んだことがきっかけでした。
ひきたよしあきさんの新刊を読みました
その本は、元博報堂のコピーライタ―・ひきたよしあきさん著『モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座』です。
自分の中のモヤモヤした思いを表現するには、どんなコツがあるのか……。読んでみるとたくさんのポイントがあり、スラスラ読めました。
特に印象に残ったことを2つご紹介したいと思います。
印象に残ったこと その1「あれ、これ、それ」を使わない!
つい言ってしまいます……。「ねえねえ、それ取って」「これ、ここに置いておかないで」「あの話ってどうなったっけ?」などなど。
特に家族の間だと“きっと通じるだろう”という甘えもあって使いがちです。
ひきたさんは
「モノの解像度を高く表現しよう」
といいます。
つまり「あれ」「これ」を使わずに、「お醤油を取って」「学校からのおたよりは机に置かずファイルに挟んで」など、描写するように話すクセをつけようということです。
実際にやってみると、全然言葉が出てきません!
「えーとなんだっけ、お醤油か」と、まさに脳トレ(先月の記事にも書いたなぁ、脳トレ話)。会話がたびたびストップしながらも(笑)、何とか続けています。
![印象に残ったこと その1 「あれ、これ、それ」を使わない!](https://halmek.co.jp/media/uploads/b12c8b7e401505670006e9aa6ee0e2d01705895486.9629.jpg)
印象に残ったこと その2「ヤバい!」と口走ったら「なぜなら……」をつける
今や「ヤバい」は、若者にとどまらず50代でも普段使いしてしまう言葉。私も多分、1日1回は使っていると思います。いいことにも悪いことにも使えてしまう、まさに「ヤバい」言葉ですよね。
ひきたさんの本には
「ヤバいをうまく活用しよう」
とあります。思わず「ヤバい」と口走ってしまったら、その理由をくっつけてみようというのです。さっそくやってみました。
「ヤバい、寝坊した。なぜならお弁当を作る時間がないから!」
「ヤバい、このタルトおいしい。なぜならベリーがたっぷり載っているから」
焦ったり興奮したりした理由を考えることで、自分の感情を冷静に表現できることを実感。これ、やってみると意外と楽しいです!
![印象に残ったこと その2 「ヤバい!」と口走ったら「なぜなら……」をつける](https://halmek.co.jp/media/uploads/695e432aa0b80e914efae12cd0be2a701705895509.8538.jpg)
相手への思いやりが、上手な言語化への近道
世の中には「こうすれば自分の言いたいことが伝わりますよ!」というhow to本が多い中、ひきたさんの本は一味違いました。
「自分の思いを伝えるのに一番大切なのは、相手を思い相手を尊敬すること」
とのこと。
相手に伝わるにはどう表現したらいいかな、あの言い方は分かりにくかったかな、と相手の反応を意識しながら言葉を選んでいくことをこれから心がけていきたいと思います。
ひきたさんの本は、このほかにも20冊ほどあります。どの本も簡潔で分かりやすく、そして優しい語り口調なのが特徴。ぜひ一度読んでみてくださいね!
■もっと知りたい■
-
いきなり来る強い尿意…
尿モレを心配し過ぎて水分摂取を控えるのは絶対NG!生活習慣を変えれば、尿モレ対策は出来ます! -
圧倒的においしい「水」
国際味覚審査機構(ITI)主催のiTQi優秀味覚賞で、最高ランク「三ツ星」受賞!モンドセレクション金賞!「真においしい水」の条件とは一体? -
クーポン進呈!尿モレ対策
ハルメク読者の約8割が「不安」な尿モレ。その対策に、注目の「夜~朝専用」吸水パッドをご紹介。特別クーポンも進呈! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
「疲れ」感じにくい体に!
気温も湿度も高い夏は疲れやすい季節。夏バテになる4つの原因と猛暑を乗り切る「体づくり」の方法を解説! -
何歳からでも若返り!
老けた印象に見える「顔たるみ」は簡単なケアの継続で解消できます!年齢のせいと諦めず、2週間チャレンジしてみましょう!