横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・7
台所は小さなギャラリー!花や食材を飾って楽しもう
台所は小さなギャラリー!花や食材を飾って楽しもう
公開日:2020年12月26日
台所を季節感たっぷりの空間に演出!
仕事柄、台所は私にとって“舞台”のような場所。ですから、台所はいつも心地いい空間にしていたい。心地いい空間で調理すると、料理もなんだかおいしく仕上がるような気がします。
台所には、花を欠かしません。自分で種から育てたケイトウや吾亦紅(われもこう)、エノコログサなど、季節の草花を摘んできては、食卓に生けます。
花の周りには採れたての野菜や果物、木の実など色とりどりの食材が並び、気付けば旬の食材で彩られた台所は、まるで小さなギャラリーのよう。
大豆はグラスに、胡桃や葡萄、柚子はかごに盛って、そこから少しずつつまんでは料理に使っていく。見せながら使いきるこの方法は、あれこれ手を煩わせなくとも、台所を季節感たっぷりの空間に演出してくれます。
実りの秋、この台所が一年で一番にぎやかになる季節を迎えました。小さなギャラリーを楽しみながら、今日も料理の腕をふるいます。
今回は、季節の郷土料理「大根びき」の作り方をご紹介します。
今月のお茶うけ:大根びき

寒さとともに、ぐんと甘味が増す大根。消化がよく、免疫力を高める効果もあり、長野市・鬼無里(きなさ)では、甘辛く炒めたこの一品が大根が旬を迎える季節の郷土料理として親しまれています。おかずやおつまみにもぴったりです。
【大根びきの作り方】
- 大根(長さ20cm分)を縦半分に切り、スライサーで麺のように薄くスライスします。
- 軽くゆでたしらたき(200g)をごま油(大さじ1)で炒め、大根と小口切りにした鷹の爪(1本分)を加え、大根がしんなりするまで炒めます。
- みりん(大さじ2)としょうゆ(大さじ3)で味付けしたら、出来上がりです。
>>第18回:家の中でも楽しみ愛でる、お月見の季節をチェック!
■執筆者プロフィール
横山タカ子さん

よこやま・たかこ 1948(昭和23)年、長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。
撮影=小林キユウ 構成=小林美香(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2018年11月号に掲載したものを再編集しています。
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