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- 1月:手作りの正月飾り!良い年になることを願って
もうすぐお正月。正月飾りは12月28日に飾ると縁起が良いと言われています。新年を健やかに過ごせるように願いながらお正月飾りの準備をするという料理研究家・横山タカ子さん。水引を結んだり、和紙を折ったり、横山さん手作りの正月飾りをご紹介します。
執筆者プロフィール
横山タカ子さん
よこやま・たかこ 1948(昭和23)年、長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。
12月28日、手作りの正月飾りを飾る年末の恒例行事
毎年、水引(みずひき)や檀紙(だんし。上質なちりめんの和紙)は、善光寺のそばにあるお店で買ってきます。
「どんな形にしようかしら」と考えながら、良い一年になるように願いを込めて、自分で紙を折ったり、水引を結んだり。12月28日には、松や南天などと一緒に、家の柱や玄関に飾ります。
年末やお正月の贈答に、瓶そのままでは味気ないので、酒瓶に合わせて和紙を切って端を折り、巻き付けて両面テープで止めて使います。年末年始らしい感じになるでしょう?
箸袋は、懐紙を箸に合わせて折るだけで、簡単にできます。その箸袋に、縁起のいい「松本だるま」のはんこを押してみました。右端にある木の祝い箸は、末広がりの扇子の形。木曽で作ってもらい、祝いの席で出しています。
もう年の瀬、一年はあっという間ですね。みなさま、どうぞ、良いお年をお迎えください。
今月のお茶うけ:豆乳で簡単! おいしい黒豆しるこ
今回は、お正月におすすめの一品です。
黒豆200gは、洗って水気を切り、炊飯器に入れて、熱湯600mLを注ぎます。「保温」ボタンを押して約8時間おくと3倍以上の量になります。そのうち黒豆200gを取り分け、汁ごと鍋に入れて煮ます。
砂糖大さじ3を入れ、黒豆が軟らかくなるまで煮たら、鍋の汁と同量の豆乳を入れて温め、焼いた餅を加え、市販のあん20g(一人分)であん玉を作ってのせたら完成。
炊飯器に残った黒豆は、冷凍して使います。家に黒豆があれば、もっと簡単にできますね。
撮影=小林キユウ 構成=野田有香(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年1月号に掲載したものを再編集しています。
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