- ハルメク365トップ
- 連載
- 著名人コラム
- 横山タカ子の信州・四季の手遊び
- 11月:捨てられない箱や板は柿渋塗装でリメイク!
日々の変化を楽しみ味わう、信州の料理研究家・横山タカ子さんの季節のしつらいをお届けする連載企画。毎年秋頃、横山さん宅では、板に和紙を貼り、柿渋を塗ったものにお茶を載せてお出しします。「これ、何ですか?」と話題にもなって、楽しいそう。
カラーボックスの背板が和紙&柿渋塗装でトレーに変身!
私は、お菓子の空き箱や板、きれいな絵の付いた広告の紙などなかなか捨てられないんです。このお茶の下に敷いている板は、カラーボックスの背板だったもの。
長い物を収納したくて背板を外したら、あまりにも良い板で。和紙店で気に入った和紙を購入し、のりで貼って柿渋(通販で購入)を塗ってみたんです。これをお出しすると、みなさん驚かれるので、面白いんですよ。
奥にちらっと写っているのは、同じように柿渋を塗った空き箱に人造の苔を入れ、ツクバネを挿したもの。苔が大好きで、家の中でも楽しみたくて。その隣は、空き箱にきれいな広告の紙を貼ったもので、糸を入れています。
昔、荷物を送る際、防虫防水効果のある柿渋を塗った紙で包んだり、私の親たちも竹のざるが傷んだら紙を重ねて一閑(いっかん)張りにしてまた使えるようにしたりしていて、私も自然にこうしてしつらえたりすることが大好きになりました。
今月のお茶うけ:くるみとなつめのみりん煮
今回は、お茶やコーヒーのお供に、ちょっとしたおつまみにもなる一品です。
くるみ50gを軽く炒り、なつめ50gは、100mLの水で軟らかくなるまで煮ます。大さじ2~4くらいの水分を残してなつめが煮えたら、炒ったくるみを加え、大さじ4のみりんを入れて沸騰させ、シナモンスティック1本を加えて完成!
ビンに入れて、夫と私で1週間ほどで食べきっています。はちみつ漬けより甘過ぎず、ほどよい甘さです。
>>第20回:元気の出る「手作りのはたき」で年末の大掃除!をチェック
■執筆者プロフィール
横山タカ子さん
よこやま・たかこ 1948(昭和23)年、長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。
撮影=小林キユウ 構成=野田有香(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2019年11月号に掲載したものを再編集しています。
■もっと知りたい■
- 家の中でも楽しみ、愛でるお月見の季節
- 暮らしに合う「和ろうそく」のクリスマス飾り
- お正月の祝いのお膳には、慶びを和紙で添えて
- 豆を飾って鬼やらい。赤カブで作る椿に思う、春の訪れ
- 発酵の力でうま味&栄養価がアップ!「主菜」レシピ
※雑誌「ハルメク」は定期購読誌です。書店ではお買い求めいただけません。詳しくは雑誌ハルメクのサイトをご確認ください。
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?