【55歳ユミの場合】セックスってこういう事?

【12】セカンドパートナーの沼!体が震える…未体験の快感

【12】セカンドパートナーの沼!体が震える…未体験の快感

更新日:2025年03月23日

公開日:2025年01月11日

 kei.channel / PIXTA

55歳ユミの恋愛ルポ第12話。最近耳にすることが増えた「セカンドパートナー」という関係。不倫とは違うと言いつつ…ハマってしまう人も多い。「既婚者マッチングアプリ」で出会った彼と、プラトニック後ついにホテルで一線を越えて、脳が処理できないほどの快感に戸惑ってしまう。

前回までのあらすじ

前回までのあらすじ
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前回の話はコチラから。ユミ(55歳)の恋愛談を紹介しよう。姉にコンプレックスを抱きながら育ったせいで、自己肯定感が低い性格となってしまったユミ。

バブル崩壊後に会社で出会った夫と結婚したものの……妊娠中に浮気され、心を閉ざしながらも母親業にいそしむ日々が続いていた。

夫と喧嘩したことをキッカケに始めた「既婚者マッチングアプリ」で出会ったカズトとプラトニックな関係を3か月続けていたが、ついにホテルで一線を越え、感じたことのない快楽に溺れることになった。

彼はさらにじっくり繊細に愛撫していった

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バスルームから出るとタオルに彼女をくるみ、抱き上げてベッドに運んでくれた。そのまま体を重ねて、しばらくじっとしている。ユミさんが焦れると、カズトさんはクスクスと笑った。

「夫とはずっとセックスレス。もうとっくにお互いに触れない関係になっていましたが、それ以前でも、こんなふうに優しくされたことはありません。だいたい夜中にいきなり私のベッドに入ってきて、ろくに愛撫もせずに入れて動いて終わりだった。セックスってそういうものだと思っていたんです。でもカズトは私を別世界につれていってくれた」

すでにすっかり体は柔らかくなっているのに、彼はさらに舌や唇や指先を繊細に使って彼女の体を愛撫していった。ユミさんは自分でも知らないうちに体をねじったりよじったりしながら、腰が浮いていくような気がした。

「彼が私のあそこに口づけして……。舌先で敏感な ところを転がすようにして。全身がしびれてしまって、どうしたらいいかわからなくなっていきました」

入れて、早く入れて。ユミさんは生まれて初めて、そんな言葉を口にしたような気がするとつぶやいた。彼女の目がしっとりと潤んでいる。

セックスの快感とは…こんなに凄いものなのか

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彼が入ってきたとき、『ああ、私の体が埋まった』と思った。体の奥から感じたことのないエネルギーが生まれてくるようだった。

「あまりにも久しぶりだから……怖かったんです。だから怖い怖いって叫んだみたい。でも彼はしっかり私を抱きしめたまま、そうっと動いてくれていた。彼が入れているのか、私が彼を包み込んでいるのかわからなくなって。そんな時間がどのくらい続いたのかも記憶にないくらい」

頭の中にチカチカし、流れ星がどんどん流れていくような感じがして、意識がもうろうとしてきたと彼女はカズトさんとのセックスを語った。

「世間で言われている快感というのは、こういうものなのか」と目から鱗が落ちるような気持ちだった。

脳が快感を処理しきれず…震えが止まらない

「性に疎かった分、カズトとはしてあげたいことがたくさんあった。彼への愛撫もしたかったし、いろいろな体位も試してみたかった」
 
その1回のセックスを境に、彼女の体と好奇心に火がついた。女性の性欲や性感には、天井知らずという側面がある。自分がどこまで感じるのか、どこまで快感に身を委ねることができるのか。その可能性を広げていってくれる男性に、女性はより心を許すのかもしれない。
 
「生まれ変わったような気分でした。帰りには足がガクガクして体も震えが止まらなくて。脳が快感を処理しきれていないのだろうと思うくらい」

少し遠いうるんだ目をしながらユミさんはそう言った。

 

亀山早苗
亀山早苗

東京生まれ。明治大学卒業後、フリーランスのライターとして雑誌記事、書籍の執筆を手がける。おもな著書に『不倫の恋で苦しむ男たち』『復活不倫』『人はなぜ不倫をするのか』など。最新刊は小説『人生の秋に恋に落ちたら』。歌舞伎や落語が大好き、くまモンの熱烈ファンでもある。

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