
巻き爪解消を目指せる「正しい歩き方」
間違った歩き方は足トラブルを招き、健康寿命に影響があることを知ってましたか?正しい歩き方と足トラブル対策を専門家が解説!
更新日:2025年05月06日 公開日:2025年04月30日
定年女子は、どこへ行く?
定年を迎える女性たちのこれからの生き方について、定年女子トーク実行委員会委員長、石崎公子さんが考える連載シリーズ。仕事やお金、人付き合い、健康など、リアルな事例を交えながら、選択肢の多様さを語り合います。
老後のお金が心配、という定年女子は少なくありません。定年女子が考えるべき「お金」のこと、一緒に考えてみようと思います。
私たちは子どもの頃から「お年玉をもらったら貯金しましょう」と言われて育ってきました。童話「アリとキリギリス」をお手本に、貯金はいいことと教わって。
だから、もっともっと貯金を!と、今でもそんな呪縛に囚われてはいないでしょうか。そのせいか、いくら貯金があっても不安な人が多いみたい。
しかも、世間には、「節約しましょう」、「お金に働いてもらいましょう」という話題が花盛り。
でもちょっと待って!
その貯金、何のために貯金していますか?老後?それは老後の何に使うためのお金ですか?
先日の定年女子カフェでも、「今、貯金を殖やそうとがんばって節約中だけど、そう言えば私、このお金をどう使うのかは考えたことがなかった」という声がありました。
若い頃は、もっと評価してもらってボーナスを増やそう、もっとお給料のいい会社に転職しよう、など、いかに年収を上げるかが大事だったかもしれません。でも定年女子の場合は、前提が少し違うのではないかしら。
私たち定年女子世代は、これからますますガンガン働いて稼ごう、もっともっと年収を上げよう、というライフステージではないから。
そう言うと、節約しなきゃモードに入りがちですが、必ずしもそうではなくて、何に、どんなふうにお金を使っていきたいか、を考える時期に入ってきたということ。
お金の使い方は、これから自分はどんなふうに生きていきたいかを問うことそのもの、につながります。
働き続けてきた定年女子だから、みんな、これまでがんばってきたことでしょう。いろいろ我慢してきたこともいっぱいあったかもしれません。その上で、さてこれからはどうする?ってことです。
そのためにお金に困ることがないかどうか、の見通しをつけていくのが定年女子の「お金問題」です。
私自身がそう考えられるようになるまでは、実はそんなに簡単ではありませんでした。
会社員生活を卒業すると、毎月決まった日にお給料が入ってこない。そんなことは十分わかっていたことですが、私の場合はそのことが私をとても苦しめたし、そのせいでお金のことがなんとも不安になりました。
長年当たり前だった定期収入がなくなること自体が不安。このままお金が入ってこなければ私は老後貧乏まっしぐらだと。
さらに、お金は自分の価値を測る物差しで、自分への評価がお給料だと思ってきたので、それがなくなり、自分の存在価値がなくなったようにも思いました。
そんなときに、自分の将来のお金をシミュレーションする、すなわちお金を学ぶ機会を得て、不安を払拭するために何が必要なのかを考え、少しずつ不安が薄まっていったように思います。
平均寿命がどんどん延びて、「長生きリスク」なんて言葉も出てくる昨今だから、当然不安にもなりますよね。
でも、定年女子にとって大事なのは、死ぬまでにお金が足りるかってこと(苦笑)
それを考える上で見るべきは、これから入ってくるお金と、これから出ていくお金、そして今ある資産。
どれも、きっと人それぞれでしょう。だから、定年女子トーク実行委員会が開催する「定年女子のためのお金の勉強会」では、95歳まで生きていることを前提に、自分のお金が足りるかどうか、それぞれが実際に計算します。
95歳まで、あと何年? 見たこともないような数字に一喜一憂しながら。
足りそうなら、ほっと一安心。
ん?足りない?だったら、定年後は月に10万くらい稼げればなんとかなりそう、少し支出を見直そう、などなど、いろいろ対策も考えられます。
それでもあなたはお金があればあるほど安心ですか?
毎日我慢しながら節約に励み、せっせと貯金して資産を増やしても、やりたいことや楽しいことに使わないままに人生が終わってしまったら、それはあまりに寂しくはないかしら。
たしかにお金は大事だけど、お金が生きるのは上手に使えるからこそ。定年女子だからこそ、そんなふうに考えたいものだと、私自身も心掛けているところです。
次回、#6では「老後のお金の不安を減らすには?定年女子が退社前にすべきたった1つのこと」についてお話します。
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