更年期以降は要注意!手指の悩みを専門医が解決#2
手指の痛み・変形・こわばり…読者の悩みに医師が回答
手指の痛み・変形・こわばり…読者の悩みに医師が回答
更新日:2024年07月07日
公開日:2022年11月28日
悪化する前の対策が大切!手指の痛み・しびれ・変形

更年期以降の多くの女性が、手指の痛みや腫れ、変形などのトラブルに悩んでいます。その手指トラブルは、大きく「変形性指関節症」と「腱鞘炎」に分かれていて、それぞれ症状が悪化すると日常生活にも支障が出ることも。
「年齢のせいだから…と放置してしまう方も多いですが、早めのケアが大切」と手の専門医・池口良輔(いけぐち・りょうすけ)さんは言います。
ここからは実際に読者から寄せられた、手指トラブルに関する質問や悩みに池口さんが回答します。
悩み1:朝起きると手がこわばります(64歳)

無理して動かさずしばらく待つか、手を温めましょう
就寝中は手をあまり動かさないので、朝は 指の血行が低下して動きにくくなります。お湯で手を温める、手袋をする、あるいは無理に動かさず自然に動くようになるのを待ちましょう。
悩み2:指が痛むので手芸やピアノはやめた方がいい?(59歳)

指は適度に動かす方がいい。痛いときは休み、様子を見ながら楽しんで
痛い日は休んだり、時間を短くしたりして様子を見ながら続けるといいでしょう。手を使うと可動域が広がり、筋肉も鍛えられるので、痛みがひどくないときはむしろ指を使った方がいいです。好きなことをしているときは痛みを感じにくい傾向もあります。
悩み3:年齢とともに、握力が落ちてきました(56歳)

「スポンジ握り」で鍛えられます
台所用の大きめのスポンジを使った握力トレーニングがおすすめ。指の筋トレになります。グッと握って6秒キープ。これを5~10回、1日10セットを目標にしましょう。
悩み4:指が曲がってきています。セルフケア方法はある?(71歳)

「手指アイロン」で指を伸ばすのがおすすめです
アイロンを当てるようにして、手のひらで指を伸ばす方法が効果的。指の変形予防になります。テーブルに手のひらをつけ、反対側の手で上からゆっくり押して6秒キープ。5~10回、1日10セットを目標に続けましょう。
悩み5:寒い日や気圧が低い日は、特に手指が痛みます(63歳)

手を温め、早めに湿布でケアしましょう
寒い日や気圧の低い日は、血流低下などで症状が悪化するという人が多いですね。手を温めたり、使う時間を短くしたり、天気予報で雨が降るとわかっていたら事前に湿布を貼ったりして、いつも以上に手をいたわってあげてください。
悩み6:手術を検討中…指先の動きが悪くなることもある?(74歳)

手の変形を治す手術は、術式によっては関節が動かなくなることも。手外科の専門医に相談を
手術で指をまっすぐにできますが、関節固定術という術式だと関節が動かなくなるので、手術前に確認を。日本手外科学会認定の手外科専門医に相談するといいでしょう。手外科専門医はインターネットで調べられます。
次回は、手指の痛みの緩和や機能改善のための運動「指エクサ」を紹介します。簡単&すぐにできるので、ぜひ試してみてください。
教えてくれたのは…池口良輔(いけぐち・りょうすけ)さん

京都大学医学部附属病院リハビリテーション科准教授。1993年、京都大学医学部卒業。医学博士。静岡県立総合病院整形外科などを経て、2014年から現職。日本手外科学会認定専門医。共著に『手指の痛み・しびれ・はれ・変形 自力でよくなる!名医が教える最新1分体操大全』(文響社刊)。
取材・文=佐田節子 構成=大矢詠美(ハルメク編集部) イラストレーション=コウゼンアヤコ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年4月号を再編集、掲載しています。
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