ねじる&反らす「きくち体操」でぽっこりお腹対策!
2023.09.282023年09月22日
菊池和子さんのWEBレッスン「座って腹筋」1
毎日コツコツ!「きくち体操」でぽっこりお腹対策
雑誌「ハルメク」で人気の「きくち体操」がWEB版になって登場!今回は「座ったままで腹筋に力をつける運動」の前編。「座っている時の方が足や、お腹、お尻に意識を向けやすいですよ」と、きくち体操の創設者・菊池和子さん。座ったままできる動きです。
菊池和子(きくち・かずこ)さんのプロフィール
1934(昭和9)年生まれ。日本女子体育短期大学卒業。体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。神奈川・東京に直営教室を持つ。『毎日のきくち体操』DVD、『「意識」と「動き」で若く、美しく!きくち体操』、『立ち方を変えるだけで「老いない体」DVD付き』(ともにハルメク刊)など著書多数。
きくち体操とは?
きくち体操は、形、回数を目標にして動かすのではなく、脳で自分の体を感じ取って動かします。「体は、あなたの命そのもの。今日から一緒に動かしましょう」(菊池和子さん)
毎日できるところから「続けること」が何より大事
今回のテーマは「腹筋」です。全3回で紹介する「体をねじる動き」「上半身を反らせる動き」「全身を支えて膝を上げる動き」「開脚する動き」の4つの動きをハルメクスタッフと一緒にやってみました。
そうしたら、「全身を支えて膝を上げる動き」と「開脚する動き」でギブアップ!特に3つ目の「全身を支えて膝を上げる動き」は、なかなか両膝を上げられないの(笑)。でも最初はそれでもいいんです。だって、上手にできることが目的ではないのですから。
両方上げられないなら、片方ずつやってみればいい。そういうことを繰り返していくと、筋肉も脳もわかってくるんです。
足を踏ん張ることだって、「小指に意識を向けて」と言われても、はじめは「どれが小指?中指も薬指も小指も区別がつかない!」という感じだと思います。それなら毎日手で、足の小指を触ったり、指の間を広げたりして、小指の感覚を取り戻す。「小指、小指……」と意識する。そうすれば、だんだんと脳が小指とつながって、踏ん張りやすくなります。
筋肉を育てるってそういうことなんです。脳で体を意識できるように、自分で働きかけていくことなんです。
脳もフル回転させて体を動かす!
体を動かすとき、写真のようにきれいにやろうとか、10回やろうとか、10秒続けようとか、思うかもしれませんがそれを目的に動いても、体はよくならないんです。
手や腕、お腹、お尻、もも、足……生きていくために欠かせない大事な筋肉を生き返らせよう、弱らせないように力をつけよう、もっとよくしよう――それが動く目的です。そうでしょう?体をすみずみまで動かそうと思ったら、脳もフル回転します。使っていれば、体も脳も活性化していきます。
あなたが今日も明日も元気に生きるために、毎日続けてください。
全身を使って座る
まずは「きちんと座る」とはどういうことか、実際に座ってみてください。そこからスタートです。
いすの背もたれを使わず、浅めに腰をかけます。両膝を寄せ、足の裏・足の指で踏ん張り、お腹を引きます。すると骨盤が起きて、背すじが伸びます。肩甲骨を1mm下げることを忘れないように!
次回は、の姿勢の状態から始めます。座って腹筋中編「体をねじる動き」「上半身を反らせる動き」をお伝えします。
取材・文=岡島文乃、井口桂介(ともにハルメク編集部) ヘアメイク=小島けさき モデル=太田伸子 イラストレーション=浦恭子)
※この記事は雑誌ハルメク2021年12月号を再編集しています。
【オリジナル動画】自分の体は自分でよくする「きくち体操」
自分の体を自分でよくするために、毎日家でできる動きを「きくち体操」創始者の菊池和子さんが実演・指導します。毎月1本ずつ新しい動きを紹介しています。
>>「きくち体操」一覧はこちら
「きくち体操」は、雑誌「ハルメク」で毎月好評連載中!ハルメク365本会員(有料)なら、電子版でお読みいただけます。詳しくは、こちらをご確認ください。