知らないと損!美容の豆知識#31
50代の「眉悩み」が瞬時に解決!メイク講師が教える美眉の書き方
50代の「眉悩み」が瞬時に解決!メイク講師が教える美眉の書き方
更新日:2025年08月15日
公開日:2025年07月08日
50代の眉メイク、若い時と同じこと・変わることって?
若い頃に比べると、眉の薄さや毛の細さ、筋肉やたるみによる左右差などあらゆる眉悩みが出現します。気になるところが多すぎて、どこから手をつけたらいいか、わからない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まず覚えておいてほしいのは、「眉の基本の描き方」は若い頃と変わらないということ!。
- 眉頭が薄く、眉尻が濃くなるようにグラデーションを作る
- 眉頭が太く、眉尻が細くなるようにペンシルで形を作る
この2つは50代ならではの眉悩みがあったとしても、普遍的なポイントになります。
そのため、この基本を押さえた上で、若い頃にはなかった眉悩みを一つずつ解決していきましょう。
「薄くなっているところを濃くすればいい」、「足りないところをペンシルで描き足せばいい」、と単純に考えてはいけません。まずは自分の眉がどうなっているのかを分析する必要があります。
分析というと難しいイメージがありますが、「鏡」をうまく使うことで簡単にどう眉メイクをしたらいいか?がわかります。具体的な手順は、
- 鏡を遠く離して眉の左右差を確認する
- 足りない部分、余計な部分がどこかを確認する
- テクニックだけでなく、アイテム選びが重要
です。
鏡をうまく使うだけでなく、眉メイク前のアイテム選びも50代からの眉メイクでは大切なポイントとなってきます。
眉メイク時の「鏡の見方」と50代が揃えるべきコスメ
まずは鏡を30cmほど離して、お顔全体が見えるようにします。正面だけでなく、斜めを向いていろんな角度から見てみましょう。
眉周辺だけでなく、顔全体のバランスを見ながら左右差を確認するのが大事です。その上で、足りない部分はどこか?下側の眉なのか、眉尻側の眉なのか?を知りましょう。
また、ここに毛が密集しているなと感じたら、その周辺を描き足す必要がありますし、その他のアイテムで淡く整える必要があります。
アイテム選びに関しては、50代からは「ペンシル」「眉マスカラ」「パウダー」「アイブロウリキッド」「スクリューブラシ」は必ず持っておきましょう。
ペンシルとスクリューブラシが一体型になっていたり、ペンシルとリキッドが一体型になっているものもありますので、すべて揃えるのが難しい!という方は一体型になっているアイテムを選ぶのもいいでしょう。さらにもう一つ、「コンシーラー」もあると理想的な仕上がりにより近づきます。
これらのアイテムの詳しい使用方法、そして分析に基づいた眉メイクの方法は、記事後半で解説していきます!
理想のふんわり眉が完成!50代眉メイクのコツ
1.眉の左右差はアイブロウリキッドで解決!
眉の左右さを解決するには「アイブロウリキッド」を使うのが適しています。アイライナーのような形状で、リアルな毛を描き足すことができるので、眉の一部が薄くなっている方やまばらに生えている方には特におすすめです。
どこが足りないのか?どこを足せば左右差を解決できるのか?を分析したら、アイブロウリキッドで整えます。
例えば右の眉より左の眉の方が眉山が高いのであれば、右の眉の山を足します。ただし、足しただけで形がきれいに整うというわけではありません。
眉山を描き足した分角度がついてキツい印象に見られることがあります。その場合は両方の眉頭の上部分にも描き足し、なだらかにして全体の眉のラインを調整しましょう。
また、これは年代問わず多い悩みなのですが、「一部分だけでなく全体的に高さに左右差がある」という方もいらっしゃいます。
この場合き「高い方に合わせて低い方の上のラインを描き足せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、そうすると片方だけ眉が太くなってしまうので注意が必要です。
左右差を揃える場合は「片方に合わせるためにどちらかの眉だけを描き足す」のではなく、「左右どちらの眉も少しずつ描き足して、ちょうど中間のバランスに合わせるように仕上げる」のがポイントです。
2.眉のボリュームが気になるならば、眉マスカラの塗り方を工夫すべし
全体的に薄くなり、描き足したいけどペンシルで足すと不自然に濃く見える……という方も多いのでは?
ペンシルは眉のラインを整えたり、足りない部分を足すには向いていますが、全体的に濃さを足そうと思ったら、ベタ塗りされたような不自然な眉に仕上がります。ですので、ペンシルで描き足して濃さをプラスするよりも、太くふわっと立ち上がった眉を演出する方がより自然になります。
例えば髪のボリュームのなさが気になった場合、いきなり植毛せず、まずはボリュームタイプのシャンプーに変えてみたり、ヘアアイロンやスプレーなどでボリュームアップを試みようと思うはずです。眉もアイテム次第で簡単にボリュームアップが叶うので、ぜひ実践してみてください。
必要なのは「眉マスカラ」です。存在感がなくならないよう、ダークブラウンやグレイッシュブラウンなどやや濃さを感じるマスカラがベターです。眉全体になじませることで、ハリが出たようなふんわりとした質感をプラスすることができます。
また、ブラシを上に向かってなじませることで毛が立ち上がり、ボリュームアップしたような仕上がりが叶います。
眉頭は上に向かってブラシを動かし、中間は斜め上に。眉尻は(ここまで上に立ち上げると不自然になってしまうので)横もしくは斜め下に向かってブラシを動かしましょう。ブラシの動かし方でもボリューム感は変わってくるのでぜひ試してみてくださいね。
3.キツい印象に見られる場合は眉頭を淡くぼかす
最後に、眉間に変に筋肉がついてしまったり、眉間のシワが定着してしまっている方は、ややキツい印象に見られる場合があります。眉間はお顔の中心にあるので小さな部分であってもとても目立ちます。
この場合、眉頭まで濃さを出してしまうと、余計にキツく見られたり、眉の濃さが強調され悪目立ちしたりします。できるだけ優しげな印象にみせるために、眉頭は淡く整えましょう。
このとき使用するのは「コンシーラー」と「スクリューブラシ」です。
眉尻はなくても眉頭はしっかり生えている、という方は多いです。その場合はまずスクリューブラシにコンシーラーを少量取ります。手の甲で量を調節し、ドバッと付かないように工夫しましょう。
眉頭から3mmほどの範囲に眉マスカラを塗るように、コンシーラーをなじませます。これで眉頭の印象は淡くなります。不自然に白く浮いてしまう場合は、上からアイブロウパウダーをふわっと重ねて色をなじませましょう。
最近は白く浮きにくい眉用のコンシーラーも販売されているので、そちらを試してみるのもいいでしょう。
これらのポイントを押さえることで、左右バランスの整った美しい眉が完成します。すぐに足すべき部分と足さなくていい部分が判断できるよう、日頃から自分の眉のバランスを分析しておきましょう!
文:SAKI(メイク講師・美容ライター)




