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【体験レポ】大人の歯列矯正を試してみた!費用100万円・痛み・期間3年半のリアル
【体験レポ】大人の歯列矯正を試してみた!費用100万円・痛み・期間3年半のリアル
公開日:2026年02月15日
【きっかけ】大人になって歯列矯正を始めた理由
「今さら矯正なんて……」と迷い続けて約10年。私が歯列矯正を考え始めた理由は、シンプルに“見た目”でした。小学生の頃から前歯の両隣(2番)が奥に引っ込み、八重歯が目立ってガタガタ。笑顔の写真を見るたび、歯並びの印象に気持ちが沈んでしまって。
矯正はお金も時間もかかります。さらに、ワイヤー矯正だと口元が強調されるのでは……と不安もあり、長く踏み切れませんでした。
でもある日ふと、「悩んでいた期間に始めていたら、とっくに終わっていたかも」と思い、決意が固まりました。そこから矯正歯科のカウンセリング巡りがスタートです。
最初の難関!歯医者さん選びの選定基準
歯列矯正を決意したら、最初に大変なのが歯医者さん選び。心配性の私は、7か所ほどカウンセリングに行きました。
カウンセリングに行った歯医者さんの選定基準
家の近く・職場の近く・よく買い物に行くエリアから、口コミがよさそうなところをピックアップ。
当初は「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」のどちらにするか決めきれなかったので、両方に対応しているクリニックを中心に選びました。自分でも難易度が高そうだと感じる歯並びだったので、ホームページで先生のプロフィールやご経歴も確認(開業年数、症例経験、手術経験の有無など)
カウンセリングで聞いたこと
カウンセリングは、歯並びを見て、現状わかる範囲で矯正方法を提案してもらう流れが多かったです。私が特に確認したのはこの4つ。
- ワイヤー矯正・マウスピース矯正、どちらが向いているか
- 想定の矯正期間
- 矯正時の抜歯の必要性
- 費用の総額、支払い方法
カウンセリング結果
驚いたのは、提案内容がクリニックによってかなり差があったこと。「マウスピースでも十分きれいになる」と言われる一方で、「あなたの歯並びならワイヤー矯正一択」と言われることも。
費用感は下調べ通りで、80万〜100万円前後が中心。違いが出たのは、支払い方法や通院ごとの診察料などでした。
- カード払いは手数料分が上乗せになる場合がある
- クリニック独自の分割払いで手数料がかからないところもある(別途ローン提案の場合も)
- 月1回の診察料が「都度払い(約3000〜5000円)」か「総額に含む」かで、長期矯正になるほど負担額に差が出る
決め手は?歯医者さんを選んだ最終的な理由
- 近い、通いやすい
治療と経過観察で数年通う前提。家や職場から無理なく通えることは大きいです。 - 清潔感
ほとんどのクリニックは清潔でしたが、まれに衛生面が不安なところも。長く通うほど重要だと感じました。 - 毎月、同じ先生が診てくれるか?
運営形態はさまざま。歯科衛生士(またはスタッフ)が中心で、先生は時々というケースや、先生が曜日で変わるケースも。
私は「毎回同じ先生(スタッフも基本は同じ方)」に診てもらえるクリニックに決めました。
ワイヤー矯正orマウスピース矯正?どっちにする問題
ワイヤー矯正のメリット
毎月の通院時に、歯科医が歯の動きをチェックして調整してくれる安心感。自分で器具の取り外しができない分、サボれないのも私には大きなメリットでした。
ワイヤー矯正のデメリット
- 矯正器具が目立つ
最初こそ気になりましたが、意外とすぐに慣れて、人の目はほとんど気にならなくなりました。 - 歯みがきが難しい
とにかく大変でした。とにかく時間がかかります。そして食べ物が本当によく挟まる!えのき、パスタ、葉物野菜など、細長い・繊維がある食べ物は要注意。
マウスピース矯正のメリット
矯正器具が透明で見た目が気になりにくいこと。マウスピースを外して歯みがきできるのは大きな魅力だと思います。
マウスピース矯正のデメリット
- いつでも外せる分、装着時間が足りずに計画通り進まない可能性や、紛失の不安がある
- 歯並びの難易度が高めだと、矯正期間が長くなったり、適用自体が難しい
いざワイヤー矯正開始!痛みや食べづらさは?
私は歯科医と相談した結果、自分の歯並びは難易度が高そうと感じ、ワイヤー矯正を選びました。
■歯列矯正開始〜10日間くらい
ワイヤー矯正は最初とにかく痛かったです。何もやる気が起きないくらい痛い日もあり、痛み止めが効きにくいこともありました。
そして何よりつらいのが、食事が思うように食べられないこと!「うどんやおじやならいけるはず」と思っていたのに、初日は流動食に近いものじゃないと無理。柔らかいものでも噛もうとすると激痛でした(涙)
毎日おじやだと飽きてしまうので、和風のお粥→チーズリゾット→トマトリゾット……と味を変えながら、なんとか乗り切りました。
■1か月〜半年くらい
最初の激痛は落ち着きますが、月1回の調整後はワイヤーがきつくなり、2〜3日は食事がつらいことも。食べ物選びに気を使い、キッチンバサミで細かくして食べることもありました。
ただ、この時期はびっくりするくらい歯が動きます。痛いし、歯みがきも大変で“修行”感はあるのに、目で見て変化がわかるからモチベーションが上がる。「やってよかった!」が勝つ時期でした。
■半年〜1年くらい
歯みがきには慣れてくる一方で、変化がゆるやかになるためモチベーションが下がりがち。痛みも続くし、月1回とはいえ通院が繁忙期はつらい……。そんなときは矯正前の歯の写真を見返して、気持ちを奮い立たせていました。
【歯列矯正終了】最終的にかかった費用・期間は?
- 2020年12月 矯正開始
- 2021年1月 ワイヤー装着
- 2024年6月 ワイヤーを外し、リテーナー生活開始
- 2026年2月現在 毎晩リテーナー(1日8時間目安)
※リテーナーとは、歯列矯正で移動させた歯が元の位置に戻ってしまう後戻りを防ぐマウスピースなどの保定装置のこと
もともと歯並びがかなり悪く、途中で抜歯もしました。(当初は抜歯は避けたかったのですが、抜歯しないと出っ歯になりそうで、途中で方針変更)その結果、私は少し長めにな3年以上かかりました。
最初の1年で見た目はほぼきれいになり、大満足。そこからはかみ合わせ調整や、微妙な角度がなかなか動かない期間が続き、最後の1年ほどは大きな変化が少ない分、長く感じました。
矯正費用の総額は約100万円
私が通った歯医者さんでは「矯正費用80万円+毎月の診察料+歯のクリーニングなど」で、トータル約100万円ほどかかりました。
大人の歯列矯正、やってよかった?どうだった?
結論、歯列矯正は大成功でした。ガタガタの歯並びと長く付き合ってきた私にとって、歯並びが整うと歯みがきがこんなに楽になるのか……!と感激。写真を撮るときも、歯を見せて笑えるようになりました。
口内環境への意識が高まったのも良かった点。矯正期間中に歯みがきのアドバイスをもらったり、おすすめの歯ブラシを教わったりして、歯の健康に目を向けるきっかけになりました。
唯一のデメリットは、歯茎が下がって歯が長く見える/ブラックトライアングル(歯と歯のすき間)ができたこと。全員に起こるわけではありませんが、矯正中の負担や磨き残しなどで歯茎の変化を感じるケースもあると実感しました。
歯列矯正中に買ってよかったもの

最後に、歯列矯正中の“必需品”になったアイテムをご紹介します。
- タフトブラシ
歯はもちろん、矯正器具のすき間など細部に - 歯間ブラシ
極細と太めの2種類を使い分け(太めはワイヤーまわりに便利) - フロス
ワイヤーの間を通しながら歯間掃除 - 口内洗浄機
ブラシが届きにくい場所の汚れをざっと落とすのに - マウスウォッシュ
仕上げや、昼食後など時間がないときの補助に
大人の歯列矯正は、金銭面、仕事や家庭のこと、治療期間や歯茎への負担など、あと一歩の決断をためらう悩みが尽きないと思います。でも「1日早く始めれば、1日早く終わる」。そして終わってみると、振り返るほどに“意外とあっという間”でした。
歯は思った以上に動く……それを体感しているので、私は毎晩リテーナーを続けています。お金も時間も痛みも背負った歯並びを守るために、できることをコツコツと。大人の矯正を悩む方の参考になればうれしいです。
※この記事は筆者の体験談をもとにした個人の感想です。矯正治療の判断は、必ず専門医に相談の上で行ってください。
※記事中の情報・金額は、2020年~2024年当時のものです。




