口臭ケアは、歯みがきだけでは足りなかった…
口臭が気になる女性は過半数!コーヒー後も要注意「スグできる本気の口臭対策」
口臭が気になる女性は過半数!コーヒー後も要注意「スグできる本気の口臭対策」
更新日:2025年09月11日
公開日:2025年09月08日
朝もコーヒー後も…なんだか気になる自分の口臭
朝起きた時、食事やコーヒーを飲んだ後、自分の口のニオイが気になることはありませんか? 特に他人と話す時、相手に不快な思いをさせてはいないか……気にしだすと心配になってしまいますよね。コロナ禍で長かったマスク必須生活も終わり、自分の口臭の変化に気付いたり、悩みを持つ人が増えているようです。
シックスセンスラボ株式会社が2025年1月に発表した「口臭に関する全国調査」によると、「歯みがきしても口臭が消えない」と感じる女性は過半数。また、不安やストレスなど、「メンタルな要素が口臭に影響している」と考える人が4割近く。つまり「歯みがき以外の一手」が必要な時代となっているのかもしれません。
口臭対策が“歯みがきだけ”では足りない理由3つ
起床直後に強くなる“モーニングブレス”は誰にでも起こる現象なので、落ち込み不要ですが、日中もずっと口臭が気になるという人は、下記の3点を見直してみることをオススメします。
1 舌が主なニオイのもと
実は口臭の主原因は舌の白い苔(舌苔)。歯だけ磨いても“におい工場”が残りがちです。日本歯科医師会も「口臭の主な原因は舌苔」と明記。歯磨きとあわせて、舌ケアが必要となってきます。
2 口内が乾くと匂いが強くなる
寝ている間や口呼吸、緊張時は唾液が減ってしまします。すると口内の菌が増えやすい環境となり、口臭もUP。朝いちのニオイが気になる時の緊急対処法としては「水をひと口」が基本です。
3 歯間、歯ぐきの溝がニオイ源
歯周病菌は強いにおい物質を作ります。歯と歯の間、歯ぐきの溝は歯ブラシが届きにくい“死角”。そんな時は、フロスや歯間ブラシの出番です。
いい香りのコーヒーを飲んでも、息がクサく感じる理由
コーヒーの豊潤な香りには癒やされますが、コーヒー後の息の匂いは、いい香りの“あのコーヒー”とは別物。焙煎で生まれる硫黄系の香気や酸が口内に残り、カフェイン由来の乾きも重なって、におい口臭がおきやすくなります。しかも舌の上に微粒子が残ると「コーヒー口臭」が長引きやすくなります。
ミルク・砂糖を足すと、細菌のエサになってニオイが強まることも。ブラック好きもラテ派も、「飲んだ直後のひと手間」で印象は変わります。 まずは水をひと口飲んで、可能であれば口をゆすぎましょう。“残り香”を切るのが現実解といえそうです。
人と会う直前の30秒口臭対策(コーヒー後にもオススメ)
- 水をひと口、口内に行き渡らせて飲む。
- 鼻呼吸に切り替え、口内の乾きストップ
- 舌先だけティッシュでやさしくぬぐう(こすらない)
- 可能なら無糖ガムを噛み、唾液スイッチONする
今日からできる!朝夜の口臭対策ルーティン
■朝(1分)
- 舌を1〜2往復だけやさしく掃除(奥から手前へ、強くこすらない)
- 水をコップ半分“ちびちび飲み”。起床直後の乾きをオフ。
- コーヒーを飲むなら:先に水ひと口→コーヒー→もうひと口の水で、“コーヒー口臭”を予防。
■夜(2分)
- フロス/歯間ブラシ → 歯みがきの順で、“においが出やすい溝”を先にリセット。
- 定期的な歯のクリーニング(半年目安)も並走で“根本ケア”。
50代あるある!口臭の悩みと解決ヒント
更年期で口が乾きやすい
→ 水を少しずつ定期的に飲む習慣をつける。鼻呼吸を習慣化する
コーヒーがやめられない
→ 空腹時に何杯もブラックコーヒーを飲むことや、煙草を吸いながらのコーヒーはNG。コーヒーを飲む前後に水で口内を潤し、舌先ぬぐいで“残り香”を短縮。
歯間ケアが苦手
→ 夜だけ・1か所だけからスタート。半年に一度のプロのケアで苦手な場所を確認。
【まとめ】歯磨きだけじゃNG!舌・乾き・歯ぐきの溝も意識
“歯を磨いた=安心”だけでは、もう足りません。 勝負どころは、舌・乾き・歯ぐきの溝、そしてコーヒーを飲んだ後。小さな口臭ケアの積み重ねで“息の不安”は確実に軽くなるはず。自信をもって人とコミュニケーションをとり、たくさん笑って話せる……その感覚を取り戻していきましょう!
※記事のアドバイスは一般情報です。症状が続く、強い不快感がある場合はかかりつけの歯科医にご相談ください。
※参考・出典
取材・文=鳥居史(HALMEK up編集部)




