女性の加齢臭…不安解消の簡単ニオイケアを解説
加齢臭?50代女性の約8割は「自分の体臭が気になる」のに…対策していない!?
加齢臭?50代女性の約8割は「自分の体臭が気になる」のに…対策していない!?
更新日:2025年09月10日
公開日:2025年09月07日
50代女性の約8割は「自分のニオイが気になる」現実
満員電車、エレベーター、首元にふっと上がる自分のニオイを、不快に感じたことはありますか?
「もしかして、私ってクサい⁉」とよぎった経験……わかります!誰にでもあるはずですよね。
株式会社ウィルミナが2025年5月に実施した「女性のニオイに関する意識調査」(有効回答数:40代以上の女性400人)では、50代女性の約8割が「自分のニオイが気になった経験あり」というデータ結果があり、決して少数派の悩みではないことを示しています。
しかし大多数(約65%)はニオイ対策をしていないという実態もあり、意識と行動ギャップが大きい実態があきらかになりました。
気にはなるけど、どうしていいかわからない……。だからこそ、簡単にできるニオイケアで、今日から一歩を始めてみませんか?
女性でも加齢臭。年齢で「ニオイ」が変わる理由
50代になると、同じ汗でも昔と少し違うニオイに感じることがあります。理由はシンプルで、 汗そのものはほぼ無臭なのに、「汗+皮脂(肌の油)+肌の上の常在菌」が“時間とともに混ざって”変化するから。お弁当の揚げ物が、時間がたつとちょっと匂う……ちょっと、あのイメージに近いです。
もう一つは皮脂の“中身”の変化。年齢とともに皮脂の質が少し変わり、空気に触れて酸化しやすい油が増えることで、ニオイのもとができやすくなるんです。
まさに加齢臭!一般的に「加齢臭って男性の悩み」と思う人はまだまだ多いですが、女性も例外ではありません。特に頭皮や首元は影響を受けやすい「におい危険ゾーン」なのです。
悲報!やりすぎケアは体臭を悪化させる!?
ここで気を付けたいのが「やりすぎケア」。ニオイが気になるほどゴシゴシ洗いたくなりますが、洗いすぎ&こすりすぎは乾燥を招き、かえってニオイが立ちやすくなります。 ケアの基本はとてもシンプルで、以下の3つです。
1 皮脂をためない
汚れはやさしく洗って、完全に乾かす。
2 湿気をためない
汗はこすらず押さえ拭き。インナーは吸汗速乾。靴は同じものを連日使わず、ローテーション利用する。
3 洗いすぎない・こすらない
肌を痛めてしまうと、肌バリア壊れ、常在菌が不安定になり、ニオイが強くなる危険性も。
ニオイは“体質”だけで決まりません。皮脂・湿気・こすらないの3つをコントロールすれば、今日から変えられるのです!早速、部位別の対処法を紹介しましょう。
気になる部位別!ニオイを防ぐプチ習慣
【ワキ】服を着る前のひと手間が効く
- 朝:シャワーでさっと流したら、水気を押さえ拭き。そのまま制汗剤をひと塗り。服を着る前にやるのがコツ。
- 日中:汗をかいたらこすらず押さえ、制汗剤で“上書き”。においは“こすり”で広がりやすいので、押さえるが正解。
【頭皮】“完全に乾かす”でほぼ決まる
- 夜:髪を地肌までしっかり洗い、必ず根元から乾かす。生乾きは翌朝のにおいのモト。
- 週1〜2:ブラシや頭皮用美容液で“詰まり”をリセット。
ドライヤーは根元→毛先。仕上げに冷風で地肌を落ち着かせるとベタつきにくい。
【デリケートゾーン】やさしく洗って、蒸らさない
- 夜:デリケートゾーン専用ソープでやさしく洗う。乾燥が気になる日は、お風呂あがりに保湿を少し。
- 日中:通気性のいい下着。長時間座りっぱなしの日は、吸汗速乾のインナーに頼る。
「におい=強く洗う」ではなく、“蒸れさせない”が効くのです。
【足】指の間と“靴ローテ”で無臭に近づく
- 夜:指の間まで洗って、完全に乾かす。
- 日中:連日、同じ靴を履くのは避ける。中敷きを干すだけでも効果的
【まとめ】体臭ケアは、ためない&こすらないを意識!
気になるニオイは体質だけによるものでなく、日常のケアで大きく変わります。「皮脂をためない/湿気をためない/こすらない」この3つを意識するだけで、今日から変えられます!
自分のニオイが気になって、人とのコミュニケーションに自信が持てなくなるなんてもったいない!もし特に気になる部分があるなら、まずは気になる部位を1つ決めて、朝・昼・夜のケアを試してみてください。1週間後の“自分の気配”が、ふっと軽くなっているはずですよ!
参考・出典
取材・文=鳥居史(HALMEK up編集部)




