「素朴な疑問」人気記事まとめ

自宅で簡単にできる野菜(果物)の育て方4選

公開日:2020.06.22

更新日:2022.03.26

ベランダやお部屋の中で手軽に野菜や植物が育てられたら、楽しいですよね。ハルメクWEBの人気コーナー「素朴な疑問」から、手軽に家庭菜園気分が味わえる情報を集めました。費用があまりかからないので、気楽に始められますよ♪

野菜の育て方|初心者におすすめのベランダ家庭菜園

種や苗を植えてから収穫までの期間が長い野菜は、天候の変化、害虫や病気といったトラブルに遭う確率も高まるので、短い期間で収穫できる野菜を選ぶことが、家庭菜園の初心者にとって大切なポイントです。

では、ベランダ家庭菜園に向いている野菜をご紹介します。

  • リーフレタス

短い期間で収穫ができて、作りやすいといわれている野菜の定番は、リーフレタス! 育てる地域の気候と種類によりますが、2~5月の間、8~10月の間に種をまくと、1か月ほどで苗が育ち、苗の状態から1か月後には収穫ができるそうです。初心者は、種ではなく苗を購入して植え付けると、約1か月後に収穫ができ、ベランダ野菜を収穫する楽しみが味わえます。

リーフレタスは寒さに弱いので、9月中には種まきを済ませておくのがおすすめです。ただし、室内など、暖かく日当たりのよい場所に置けば真冬でも育てられます。

育てる際の注意点は、光です。光に当たると発芽しやすくなる好光性(こうこうせい)種子なので、種にかぶせる土は薄くします。発芽してからは、夜に室内の光がベランダに漏れないよう、カーテンをしっかり閉めましょう。夜間に光が当たると、日光と勘違いして育ちすぎ、花茎が伸びて葉が硬くなるそうです。

  • ニンジン

ニンジンも、ベランダ家庭菜園で作りやすい野菜です。ただし、普通のニンジンではなく、ミニニンジン(ベビーキャロット)などの小さなタイプがおすすめ。普通のニンジンは収穫まで5か月かかりますが、小さなニンジンは2~3か月で収穫できるので、初心者向け。種まきは3~4月と8~9月が一般的です。ニンジンといえば、ビタミン類、カルシウム、カリウムなどの栄養を含む葉の部分が食べられるのもいいところですね。

  • ラディッシュ

ラディッシュは別名「二十日大根」とも呼ばれますが、その名の通り、種をまいたら、約1か月ほどで収穫できるので、初心者におすすめです。種まきは、3~5月と9~10月。実が太ってきたら、直径が3cmを超えないタイミングで早めに収穫するのがコツ。育ち過ぎると実が割れたり、「す(根の内部の割れ)」が入ってしまいます。

家庭菜園をする際には、ベランダとはいえ、害虫対策を忘れてはいけません。種まきや苗の植え付けが終わったら、プランターに防虫ネットを掛けて、大切な野菜を守りましょう。防虫ネットは、野菜の種や実を狙っているカラスやスズメにも有効です。

参照:ベランダ家庭菜園初心者におすすめの野菜って何?

 

野菜の育て方|豆苗の上手な栽培方法と2回収穫のコツ

 

豆苗を育てる方法は、水栽培(水耕栽培)です。豆苗の根の近くには、「脇芽(わきめ)」と呼ばれる小さな芽が2つ出ています。脇芽は、次に芽を伸ばしていくための成長点です。脇芽は残し、その上の位置からカットしましょう。この脇芽の部分が見つからない方は、種から少し離れたところからカットしてください。
 
豆苗の根の部分を、浅い容器に入れ、種に水がかからないように水を張ります。水は1日1回入れ替えますが、夏場は水が傷みやすいので、1日2回替えた方がいいでしょう。肥料などは必要なく、普通の水道水で十分です。
 
20℃前後が豆苗を育てるのに適した温度です。日当たりのいい屋内に置きましょう。日の差す窓辺に置くのがよさそうですが、暑過ぎてもうまく育たないので、夏場の直射日光は避けましょう。

栽培を始めて7日~10日後に収穫ができます。豆苗は成長が早いので、豆苗を買ってきたときと同じくらいの長さにまで成長したら、収穫しましょう。それ以上成長させると、おいしくなくなってしまいます。2回目の栽培・収穫は、1回目と同じようにします。夏場は豆が腐ったり、カビが生えたりといったトラブルが多くなるので、様子を見ながら栽培をしましょう。

参照:豆苗って何回収穫できるの?

 

野菜の育て方|初心者でも簡単。スポンジ栽培の方法

スポンジ栽培は、食器洗い用のスポンジを利用した水栽培(水耕栽培)のこと。土を使わないので虫が付きにくく手や服が汚れない、キッチンにある物だけを使ってできるため、費用があまりかからず、天候に左右されることがないなど、初心者でも簡単に始められる栽培方法です。

スポンジ栽培では、野菜の苗ではなく種から育てていきます。それでは、必要な道具や育て方、スポンジ栽培に向く野菜について紹介します。

スポンジ栽培の準備

  • 野菜の種(ホームセンターや100円ショップで買える家庭菜園用のもの)
  • 食器洗い用のスポンジ
    ※スポンジの裏に硬い部分があるものは、カッターでこそげ落としておく。
    ※メラミンスポンジは高密度で空気を通しにくく、根が張りにくいので避けましょう。
  • 容器(イチゴパック、トレー、プラスチックの保存容器、など、深さが5cm以上あるもの)
  • カッター
  • ピンセット(毛抜きも可)
  • 水耕栽培用液肥
  • トイレットペーパー(ティシュペーパーなど水溶性でない紙は不向き)


スポンジ栽培の仕方

  1. スポンジを2.5cm角にカットし、上部にカッターで十字の切り込みを入れる。
  2. トレーなどの容器にスポンジを置き、スポンジがひたひたになる程度まで水を注ぐ。
  3. スポンジを押さえるようにして吸水させる。
  4. スポンジの切り込みの真ん中に、ピンセットを使って1粒ずつ種を置く。
  5. 湿らせたトイレットペーパーをかぶせる。

参照:スポンジで野菜が栽培できるって本当?

 

果物の育て方|アボカドを観葉植物として育てる方法

 

アボカドを育てるには土に種を埋めて育てる「土栽培」と、水に漬けて発芽させる「水栽培」の2種類がありますが、ここでは水栽培の方法をご紹介します。

アボカドは中央アメリカ原産で、寒い時期には発芽しないため、育て始めるなら気温が15〜20℃になる5~6月が最適だそうです。冷蔵庫で冷やすと発芽率が下がってしまうので、水耕栽培をするときは、購入してきた実を冷蔵庫に入れないようにしましょう。
 

アボカドの水栽培の仕方

用意するもの

  • アボカドの種
  • コップや花瓶などの容器1個
  • つまようじ3〜4本

水栽培は水をきれいな状態に保つことがポイントなので、透明できれいな容器をしっかり洗って使います。また、アボカドの種は表面に果肉や油分が残りやすいので、スポンジなどでしっかりこすり落とすこと。種が乾燥すると発芽しないので、すぐに水耕栽培をしない場合は、種水に漬けておくといいそうです。
 

育て方

  1. 準備ができたら、種につまようじを挿します。
  2. アボカドの種はよく見ると、上下があります。種の尖っている方を上にして、つまようじを斜めに3〜4本挿し、容器のふちにひっかけるようにセット。つまようじは種に向かって下向きに差し込むようにすると、種を低い位置で留められるので水の量を少なくできます。
  3. セットできたら、種の下1/3〜1/2くらいが漬かるように水を注いで完成。
     

育て方の注意

  • 水はできるだけ毎日取り替えて、きれいな状態を保ちましょう。順調に育てば1か月ほどで種が割れて根が下に伸び始め、種の上部から芽が出てきます。芽が出て来たら、窓越しの日光に半日以上当ててください。
  • アボカドはどんどん大きくなっていくので、樹高が15~30cmになり、しっかりとした根っこが出たら、土に植え替えましょう。少し大きめの鉢を用意して、水はけのよい培養土を使います。種の下半分を土に埋めるようにしてください。また、伸びた根に傷を付けないように植え替えましょう。
  • 植え替えをしたら水をたっぷり与えます。夏場の暑い時期は土の表面が乾いたタイミングで水をあげるようにしてください。冬場は土の表面が乾いている時だけ水をあげてください。乾燥しないように水やりを欠かさないようにしましょう。

 

なお、アボカドの実を収穫するためには授粉が必要になりますが、家庭では受粉や、実を付ける条件をそろえることが難しいといわれています。そのため、アボカドを育てる場合は観葉植物として楽しむのがおすすめです。

参照:アボカドの種が観葉植物になるって本当?

 


 

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