沖縄・本土復帰50年

沖縄再発見、というより見落としていた件2

公開日:2022.12.08

北谷、たまたま居合わせて踊る人たち

米軍関係者の居住地として人気の高い北谷町ですが、アメリカンビレッジでラテン系の方々と思われるダンスグループと遭遇しました。

若い女性が幼児をあやしながら音楽を流し、リーダーらしき中年の白人男性と若い男性二人が、息もぴったり熟練のダンス。

そこにペネロペ・クルスのようなかわいい女性も加わり、その周りに幼児らが絡んでダンスしたり、駆け回ったり。

先の白人男性が周囲の見物客を「どうぞどうぞ」と手招きしており、気づけばテンション高めの観光客も、私の友人もいっしょになぜか自然に「恋のマカレナ」を踊っているではありませんか。

南の島の開放感。朝、羽田を出発してからこんなに遠くへ来たとしみじみ(体も心も)。

目の前で繰り広げられる自由さ加減、何なのかはわからないけどいいものを見た、と思いました。

基地問題やら、幼児をこんな時間まで遊ばせていいのかなどの問題は置いといて・・・・・・。

北谷、たまたま居合わせて踊る人たち

沖縄らしい空間「浦添そば」

ドライブの途中で見つけた「浦添そば」1*は、まさに私の好みでした。

壁に浦添えそばと書いてあるだけの民家というかお店ですが、中に入ると、沖縄そばだけでなく、定食がそろっていて、メニューも豊富。

常連さんらしき方々がのんびりとテレビを見ていました。中央のテーブルには、サービスのコーヒーとミニサーターアンダギー。

その横に段ボールに入った島バナナがでーんと置いてありました。店の方が「あのおじさんが持ってきた」と指すおじさんは「庭でなっていたけど半分捨てちゃった」とすすめてくださる。

サーターアンダギーは、小麦粉を油であげたお菓子なので、味も想像できるし、太りそうだし、今まで食べなかったのです。実際食べてみると、この野趣溢れる味わいがなんともおいしい。

ある意味で店と親戚の家の間みたいな空間、商売っ気がないわけではないのでしょうが、居心地が良い。そして持ち帰った島バナナの濃厚な甘さといったら(島バナナは生産量が少ないので高級なフルーツと後で知りました)。

沖縄らしい空間「浦添そば」

知り合いの知り合いはまた知り合い

沖縄の人は温かく、優しいというのは、こちらの勝手なイメージで、沖縄に限らずどこでも「人による」ものですが、連続してフレンドリーな沖縄の方を目撃しました。

ゆいレールに乗っていたときのこと、赤ちゃんを抱く若い男性がキョロキョロしながら歩いていました。席を探しているかと思い、お尻をずらしたところ、隣の男性がパッと立ち、「ここどうぞ」と席を譲っていました。

すると席を譲られた方の男性は「いや、あっちに行きたいんで」と断り、進行方向へ歩いて行きました。しばらくした後、同じ男性が再び現れ「先ほどはありがとうございました。気持ちはすっげえうれしかったです」と隣の男性にお礼を言っていました。爽やか~。

またジミーという老舗スーパーへ立ち寄ったときのこと、友人がレジの若い男性に「このクッキーは空港内のジミーにも置いてある?」と質問していました。その間、私は店内をふらふらし、欲しい商品をそのレジの若い男性のところに持って行ったところ、

「空港っていうことは、どちらかご旅行に行かれるんですか?」と言い、

「行くって言うか、帰るんです。東京に」と答えたところ、

「あ、ぼく来年上京するんです! 大学に入るんでM市に住むんです」と自己紹介。

その屈託無さに面食らってしまい

「そうですか・・・・・・」としか答えることができなかった私。

「出会えば兄弟」(いちゃりばちょーでー)という言葉がありますが、沖縄に住んだこともある友人は、知り合いの知り合いはまた知り合いと、どんどんつながっていくので、悪いことはできないと言っていましたっけ。

シメは南城市の浜辺の茶屋に行きました。昔行った時は、新しめのお店だったのに、ネットではいつの間にか「老舗」となっていました。時の流れを感じます。

今回も未練たっぷりで沖縄を後にしました。

*1 浦添そば 浦添そば(うらそえそば) | うらそえナビ (urasoenavi.jp)
*2 浜辺の茶屋 浜辺の茶屋 - さちばる やーどぅい

知り合いの知り合いはまた知り合い

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瀬戸内ポエム

特技や趣味というほどのものはなく、ドラマやお笑い番組を家でゴロゴロしながらみるのが幸せなアラフィフシングルです。この場を借りて、気になるドラマを中心にどんどん紹介します。またドラマの中でのファッションやインテリアにも言及できたらいいなと思っています。よろしくお願いします!
 

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