キャンピングカーで夫婦+ワン旅

勝手気ままな2578km東北旅行 出発編

公開日:2022.10.19

ちょっと遅い夏休み(9/1~10日)を利用して、今までで一番長い9泊10日のキャンピングカー旅行へ。あいにく週の天気予報だと晴れマークどころか、台風が接近しています。お天気には恵まれそうもありませんが、一期一景を楽しみたいと思います。

道の駅「那須与一の郷」へ

私も夫も仕事を終えた夕方18:50分過ぎに、降りしきる大粒の雨の中を出発しました。

埼玉から矢板インターまで高速を利用し、あとは国道4号線で、地元の夜景を楽しみながらの走行です。

 自宅から190km離れた、栃木県大田原市にある那須与一には22:40頃到着。うれしいことに雨はあがり、わずかに星が……。何だかいい予感。

翌日は曇り空。愛犬と早朝散歩をしていると、どこからともなくヒグラシの鳴き声が響き渡ります。何とも耳に心地よく、朝から癒や されました。

夫の希望で日本海側の海沿いを北上

東北のスタート地点になる 新潟から海沿いの道に出ると、道路のすぐ脇は地平線いっぱいに広がる海。そして岬と湾の繰り返しで、のこぎり刃のような入り組んだ海岸がずっと続いています。

黒潮と季節風がもたらすパワーはすごいですね。

自然を満喫できる場所は食事や入浴が思うようにできないので、次の場所に入る前に、あらかじめ夫が調べておいた温泉「勝木ゆり花温泉 ゆり花会館」で汗を流すことに。350円という金額に不安を覚えましたが……。ボディソープとシャンプー付きの安さに驚きました。

さっぱりしたところで、高台から見下ろす絶景スポット、 山形県の道の駅「あつみ」で、 美しい夕日が隠れるまで眺めます。

夫の希望で日本海側の海沿いを北上

早朝、磯の散歩道で岸辺まで降りてみると、あちこちの岩場で釣りを楽しむ人でいっぱいでした。夫は釣りをしたい気持ちを抑えて、山形県遊佐町を目指します。

夫の希望で日本海側の海沿いを北上

十六羅漢岩、そして羽黒山の五重塔へ

十六羅漢岩、そして羽黒山の五重塔へ

到着した駐車場から海辺の大きな浸食岩まで階段で降り、側面へ回ると……。

瞬時にくぎ付け状態でした。

何と岩自体が何体もの仏像の姿になっていて……。石川寛海大和尚が日本海で命を失った人たちの供養と海上安全を願い、5年の歳月を費やして造られた方々の思いがずっしり伝わったからです。

まだ見所はたくさんありましたが、鶴岡市の羽黒山へ急ぎます。

参詣道の入り口に建つ赤い随神門をくぐり、神域に入ると、一気に空気が変わります。階段を下るとせせらぎが聞こえてきます。朱塗りの祓川神橋から見える社の後ろには、須賀の滝が流れています。

十六羅漢岩、そして羽黒山の五重塔へ

樹齢350年から500年を超す杉並木の中を歩き進めると、左手に国宝五重塔(高さ29m、三間五層の杮葺き・素木造り)とその近くには翁杉(樹齢1000年以上、樹の周囲10m)がそびえ立っています。

神聖で厳粛な大地の強力なパワーを感じます。

十六羅漢岩、そして羽黒山の五重塔へ

頂上まで2446段の石段を登りきると願いが叶うとのことですが、傘を持っていなかったこともあり、冷たい雨がぱらついてきたタイミングで、その地を後にしました。

十六羅漢岩、そして羽黒山の五重塔へ

急ぎ足ながらも、海と山のパワーを体いっぱいに浴びた思い出の地になりました。

次回は秋田・青森編です。

 

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画