寂しくて、残念な選択ですが、選択肢がありません

実家処分を決めました

公開日:2022.10.10

母が他界し、住む人がいなくなった実家の処分を決めました。両親が一所懸命働いて建てた事を思うと、とても残念で寂しい事ですが、選択肢がありません。実家処分のお話です。

実家処分を決めました
母の集めた食器類です

思い出の詰まった家

小学校5年生の時に、両親が建てた家。それから50年。

父の退職を機に建て増し。姉と私が結婚し、子どもたちが生まれ、姉家族と私の家族、全員が揃っても十分なスペースをと考えたのだと思います。現に息子たちは、夏休みの度に実家で1か月近く過ごしました。皆の思い出がギッシリと詰まった家。

思い出の詰まった家
実家です。キッチン、1階、2階の部屋

住人がいなくなった家

昨年(2021年)3月、母が他界し1年半。

住人がいなくなった家は、ひっそりと寂しく、家の老朽化も進んだように思います。

実家の秋田は、東京から行くには、遠く。また、冬には雪に備え、冬囲い(雪により窓が割れるのを防ぐため、家を木の囲いで覆います)が必要です。家を所有している限り、季節に応じたメンテナンスが必須。姉も県外で暮らしており、簡単には行けません。

姉と相談し、処分を決めました。実家がなくなるのは、寂しいですが、致し方ない選択です。

住人がいなくなった家
家の外観

選択肢がありません

更地にすることも選択肢の一つでしたが、ありがたいことに、家を引き受けてくれる不動産会社がありました(地元の不動産屋さん)。

一所懸命両親が働いて建てた家。

住もうと思えばまだ住める家を壊すことなく、利用いただけるのは、手離す寂しさがあるものの、ホッとする気持ちです。

手続きに必要なもの

ご参考に、具体的な手順をご紹介します(全て不動産会社の方にお願いしました)。

・相続手続き
調べてみると、土地・家屋は、父の名義のままでした。一旦、姉と私が相続し、売買契約が必要です(こちらの手続きは、不動産会社より紹介いただいた司法書士の方へ一任)。

・住民票、印鑑証明、戸籍抄本
これらが必要となり、ただ今書類準備中です。準備が整ったら、書類を司法書士の方へ送付。

・売買契約書の準備
数万円という金額ですが、解体費用(300万ほど)を考えると、引き取って頂けるだけで助かります。

・売買の条件
家財道具は全て片付ける事。こちらは、業者の方に見積もりを頂き、38万円ほど。
(家の大きさは、1階は、3部屋+ダイニング・キッチン、風呂、トイレ。2階は、4部屋+布団部屋+屋根裏部屋)

まず相続手続きが済んだら、次は売買契約です。それから、家財道具の処分という流れになります。

母の集めた食器類を受け継ぎます

敬老の日、秋分の日のあった週に、平日3日間の休暇と合わせ、秋田の実家へ車で向かいました。

料理上手で、食器大好きな母。母の集めた食器類を東京に連れて帰るためと、墓参りが目的。

息子たちも母の使った食器が欲しいとの事。母が大事にしていた物を私、そして、息子たち家族が使うのは、時間を紡いでいくようで幸せを感じます。

母の集めた食器類を受け継ぎます
母の集めた食器類の一部。全部を持ち帰るには、収納スペース的に無理でした……

 

■もっと知りたい■

カオリ・スマイル

2021年9月、製薬会社を定年退職。1月から新たな製薬会社で仕事開始。好奇心旺盛、思ったら即実行。子育て期はオランダで過ごし、海外大好き。趣味は旅行、料理。夫婦二人の生活でいかに食費を抑え「映える食卓」にするかが目下の課題。日々の出来事、感じた事をお伝えしたいと思います。新たな経験にワクワクです。

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