孤独のグルメで五郎さんが食べた台湾の鍋をご家庭で!
2024.01.242022年05月19日
ごはんを軽くつぶして丸めた「だまっこ」がおいしい!
秋田の味「だまっこ」レシピご紹介
小さい頃より、慣れ親しんだ味。ふとした時に、食べたくなる味。それが母の味であり、故郷の味ではないでしょうか。秋田の食べ物というと「きりたんぽ」を浮かべる方が多いと思いますが、身近なもので作る「だまっこ」をご紹介します。ぜひお試しを。
ふるさと-秋田
私は、秋田で生まれ、高校卒業までを秋田で過ごしました。秋田で暮らしたのは、わずか18年。それ以降は、東京での生活です。大学、就職、結婚。人生の節目、節目を東京で過ごし、東京での時間の方がはるかに長くなりました。
わたしは、秋田人
それでも、やっぱり、私は変わらず秋田人(秋田という国はありませんが)。
秋田が大好き。秋田産と記載されたものを見ると、買わずにはいられません。生まれてからの18年は、物事に対する考え方、人との関係性の築き方などを学び、私という人間の基礎が出来上がった濃い時間だったように思います。
何よりも両親の愛情をたっぷりと感じた日々。だからでしょうか、いつまでも、自分は秋田人と思うのは。
山々に囲まれ、緑豊か(というか、緑しかない)、空気は澄んでいる。人と人のつながりがとても濃い(若い時は、濃すぎて、面倒くさい! と感じたこともあります)。それが、私の生まれ育ったところ。
昨年(2021年)3月に母が他界、4月に五十日祭のために帰省したのが最後。以来、秋田へは行ってません。帰りたいなと思いつつも、両親がいなくなった実家へはなかなか足が向きません。
秋田の味「だまっこ」レシピのご紹介
そうだ! 秋田の味。きりたんぽ。今日は、これを作ろう!と思いつきました。ただ、きりたんぽは手に入らないので、身近な手に入るもので作る故郷の味を紹介します。「だまっこ」です。きりたんぽは成形した後に焼き上げますが、「だまっこ」はそのままでOKです(味付けは、きりたんぽと同じ)。
だまっこレシピ【材料】(2人分)
・ご飯 520g
・片栗粉 大さじ2
・鶏肉 500g
・舞茸 250g
・ごぼう 150g
・にんじん 150g(←きりたんぽには入れませんが、彩りが良いので、使用)
・しらたき 1袋(←糸こんにゃくが一般的。しらたきが冷蔵庫にあり、代用)
・三つ葉(←本当は、せり! これはとっても大事ですが、手に入らなかったので、代用)
・ネギ 100g(買い忘れ、入っていません)
【調味料】
・水 1L
・醤油 大さじ4
・かつお出汁 小さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・塩 ひとつまみ
※一般的なきりたんぽの材料とは異なる材料で代用しています。あれがないこれがないというより、ある材料で作ってみてくださいね。
だまっこレシピ【作り方】
1. 鶏肉は一口ほどに切る。ごぼう、にんじんは、ささがき。しらたきは、食べやすい長さに切る。
2. 鍋に水1Lが沸騰したら、醤油以外を、投入。
3. さらに沸騰したら、鶏肉、ごぼうを投入。沸騰したら、アクを取る。
4. その後、しらたき、人参を投入。
5. 肉、野菜に火が通ったら、一旦味見(この時点で、結構良い味。コクが不足の場合は、みりんや、かつお出汁を少し追加。お好みで)。
6. 醤油大さじ1を加え味見。その後、味を見ながら追加(計大さじ4で割と薄味に仕上がります)。
これで、「だまっこ」のスープが完成(鶏ガラでじっくりとスープを作ると、なお良いです)。ここからは、「だまっこ」を作ります。
7. アツアツご飯をボールへ入れ、そこへ片栗粉を投入。
8. すり棒でご飯粒がなくなるくらいつぶす。
9. 8を棒状にする
10. 9をピンポン玉くらいの大きさにするくらいをちぎり、丸める。
11. 水に、小さじ1の塩をボールに準備しておく
12. 11に10を入れる(塩水に入れる事により、スープに入れたとき、崩れにくくなる)。
13. 5~10分ほどで、ざるにとる。
2人分の材料として紹介しましたが、実際には具材の入ったスープは4人分くらいあります(わが家は、二日目は、この具材たっぷりスープでうどんにします)。一回食べきりの場合は、材料や水などは半量で良いかもです。
上記分量で作る方は、具材入りスープを別鍋にとり、だまっこを投入。だまっこに味がしみこむ程度に煮ます。
はい、できあがり。
秋田の味、たべでみでけれ。うめよ。
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