60歳からの生き方

定年退職 ― 人生の第2ステージの始まり

公開日:2022.02.13

50代半ばから、60歳以降の生き方をいろいろと考え、いざ60歳。新卒から60歳までの38年間。10年間は息子二人の子育て中心の専業主婦、28年間は会社勤め。定年退職を迎え、新たな道へ挑戦するも……。2021年に迎えた、定年退職後のお話です。

人生第2ステージの準備

定年退職。50代も後半に近づくと、60歳以降の生き方を考えます。

仕事を続ける、のんびりと過ごす等選択肢はさまざま。働く母の背中を見て育った私は、働く事はごく自然という感覚です。さて、どうする? 継続雇用の場合、収入は6割に。納得できますか? 制度を理解するものの、同じ仕事で能力も変わらない。なんだか納得できません。

役職定年(58歳)目前に、そうだ! 調理師の免許を取ろう! と思い立ちました。

それが、2019年2月の事。料理好きで海外好きの私は、海外で和食のお店をやりたいと大それた妄想に掻き立てられ、2週間後には調理師専門学校夜間部への入学手続きを終えていました。

2019年4月からの2年間、仕事と学校の両立。2021年4月には調理師免許を取得。お次は、調理の現場で、経験を積もう! と。ひらめいた! で行動するのが私です(苦笑)。

人生第2ステージの準備
60歳のお誕生日は、人生で一番お花を頂いた日でした♪

新たな挑戦 

2021年9月末、15年勤務した製薬会社(転職5回目の会社)を定年退職しました。次の職場(女性保護施設での調理員)も確保済です。10月中旬より新たな仕事を開始。順調な第2ステージの滑り出しです。

新たな挑戦 
調理員さんのユニフォームイメージです

順調な滑り出し……が、一転   

思った通りの人生第2ステージがスタート! のはずが3週間のあっけない閉幕です。

調理の現場は、まったく違う世界でした。36年間、主婦として料理経験があるとはいえ、調理現場では通用しません。調理以外にやることがたくさん。

まず重要なのは、衛生管理。食中毒を起こしたら大変。責任重大です。調理師学校で衛生管理を学んだとはいえ、机上でのこと。現場では、身についていなければ通用しません。 いずれ一人で20人程の調理を任される予定でしたが、経験が追い付かない。

自分の不甲斐なさに嫌気がさし、これは無理! ごめんなさい、辞めます! 調理現場から退散です。

求められていることと、積み上げていく経験値のギャップ。努力だけでは簡単に埋まりません。

順調な滑り出し……が、一転
2022年1月。新たな挑戦、がんばります!

やり直し!

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるのごとく、経験ある求人を見つけては、次から次へと応募。どれもダメです。年齢的に難しいのかなと思った頃、来ましたオファー! 製薬会社の仕事。

2022年1月より、新たな職場での再スタートです。がんばれ、私。

 

■もっと知りたい■
「ハルトモ倶楽部」読者ライターの記事はこちら

カオリ・スマイル

2021年9月、製薬会社を定年退職。1月から新たな製薬会社で仕事開始。好奇心旺盛、思ったら即実行。子育て期はオランダで過ごし、海外大好き。趣味は旅行、料理。夫婦二人の生活でいかに食費を抑え「映える食卓」にするかが目下の課題。日々の出来事、感じた事をお伝えしたいと思います。新たな経験にワクワクです。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

いまあなたにおすすめ

注目の記事 注目の記事