白髪をいかしたカラーリングで自分だけの髪色に!

美容室で白髪ぼかしを3年間続けてきた経過

公開日:2022.08.14

不自然な黒さに染まる白髪染めをやめてから3年(現在66歳)。美容院では、白髪とベージュのカラーをミックスさせた「白髪ぼかし」を続けています。流行を取り入れた色とヘアスタイルの変化、それに合わせたファッションの変化をお見せします。

美容室で白髪ぼかしを3年間続けてきた経過
左:白髪染めをやめた3年後のヘア

悩みの種だった髪のトラブル

悩みの種だった髪のトラブル
目立つ白髪

染めても染めても伸びてくる白髪。バスルームでの格闘に疲れ、私が白髪染めをやめたのは今から3年前(2019年)でした。代わりに始めたのは黒い色素を抜き、白髪をいかした髪色に染める「白髪ぼかし」です。

悩みの種だったのは、親譲りの頑固なクセ毛。年を取るほどに乾燥して進んでいくダメージ毛です。オーガニックの「ヘナ&インディゴ」の白髪染めをやめた経緯は、「グレイヘアへの移行期に断捨離!似合う服4パターン」で少しだけ触れましたが、今回は詳しい経緯を書きたいと思います。

美容師さんからの提案

黒い色素を髪に入れ続けると、明るくするのは至難のワザ。ブリーチすれば傷むので、美容師さんは脱染剤で白髪染めを抜く手法を提案してくれました。日数はかかりますが、エイジング毛を悪化させない手段です。

1年ほどで脱染剤は要らなくなり、普通のヘアカラーを乗せるだけに定着。白髪染めは使っていないのに、グラデーションの糸が光るような髪になりました。薄くなっていた分け目には毛量が増えてフサフサです。

美容師さんからの提案
左:目立っていた地肌  右:フサフサになった髪

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ

白髪ぼかしを続けた3年間の経過を、画像とともに追っていきますね。

【2019年7月4日】
ヘナ&インディゴで染めて、真っ黒なロングヘアにこだわりつづけた結果です。ツヤのない不自然な黒さで、海苔をベタッと張りつけたような髪でした。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
ヘナ&インディゴ染めの髪

【2019年8月26日】
美容室で脱染剤のホイルワーク。一気にやらずに、黒い色素を徐々に抜いていく処方を始めました。約30枚のアルミホイルで毛束を挟んでいます。その後はブラウン系のカラー剤をかぶせる2段階の施術です。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
脱染剤のホイルワークとヘアカラー

【2019年12月20日】 
インディゴの黒い色素がやわらいできた頃。ようやく脱染剤とカラー剤の効果が出始めて、黒髪よりも茶髪が目立ち始めました。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
ブラウンを帯びてきた髪

【2020年3月21日】 
窓辺の自然光で撮りました。髪にはツヤが増して、海苔のようにベタッと真っ黒な状態は遠のきました。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
自然光で見た髪の色

【2020年9月13日】 
脱染剤は要らなくなり、タンパク質の導入のあと、全体をカラー剤で染めるだけになりました。白髪にはブラウン系のベージュが乗っかり、地毛を含めて多様なミックスヘアになっています。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
いろんな色がミックスした髪

【2021年6月10日】 
女優の中村アンさんを真似て、前下がりのショートボブを所望。ブローが楽ちんです。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
前下がりボブ

【2022年4月13日】 
メンズカットの流行に乗りたくて、もっと短くしたいとお願いしました。

不自然な黒髪から私だけの明るい髪色へ
メンズカット

何を優先順位にするかを選ぶ

現在(2022年8月)はカットとヘアカラーだけ継続中。クセ毛特有のパサつきが気になるので、強力なトリートメントをしたいと要望しましたが、同時ではカラーが落ちてしまうのでダメだそうです。

私は色持ちを優先順位にしたいので、ヘアケアは自宅でがんばることにしました。シャンプー後のタオルドライ後に、クセ毛対策のアウトバストリートメントを揉みこんでからブローすることで、手触り感が改善してきました。

何を優先順位にするかを選ぶ
アウトバストリートメント
「スティーブンノル プロフェッショナル シルキーストレート トランスフォーミング セラム」(Maison KOSÉ

私の髪を知り尽くしている美容師さんが選んだヘアカラーをお見せしますね。

資生堂のアルティストというサロン専用ヘアカラー剤で、色は「トープグレージュ」。色見本で初めて知ったのですが、白髪に乗せた結果がこちら。

白髪に入れたトープグレージュ
白髪に乗せたトープグレージュ(13の真ん中)

地毛(黒髪)に乗せた結果がこちらです。ただしその人が元もと持っている髪によりけりで、同じ色合いになるとは限らないのだそうです。つまり、今は私だけのオリジナルカラーなのですね。

何を優先順位にするかを選ぶ
地毛(黒髪)に乗せたトープグレージュ

自宅で月2回の白髪染めをしていた頃と、2か月に1度のペースでおしゃれ染めをするようになった現在の比較です。

選ぶワンピースの種類も変わりました。若見えしたくて着ていた花柄ワンピから、大人っぽいシルバーグレーのワンピにシフト。似合う色の幅が増えたことに満足しています。

何を優先順位にするかを選ぶ
左:白髪染めをしていた頃  右:自分色の髪になった現在

 

■もっと知りたい■

 

織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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