明暗の幅が広いグレーで大人の肌になじむ色は?

Tシャツの色選びに迷ったときは杢グレーがおすすめ

公開日:2022.07.03

夏に1枚で着たいTシャツは、シンプルなほど普段着っぽくなり、シニアには着こなしの難しいアイテムです。でもニュアンスカラーの「抜け感」が備わった杢グレーなら、色ムラがある大人の肌をカバーして、今どきの「こなれ感」コーデが可能になります。

Tシャツの色選びに迷ったときは杢グレーがおすすめ
杢(もく)グレーTシャツの大人コーデ

季節によって似合い方が変わるグレー

季節によって似合い方が変わるグレー
愛用している3枚の杢グレーTシャツ

グレーは誰にでも似合う色と言われつつ、明暗の幅が広すぎて、どのグレーを着たらいいのか悩みます。

パーソナルカラーが「冬」の私はチャコールが似合うのですが、夏にはどんよりと重たいし、ライトグレーでは寂しい雰囲気。そこで杢グレー(もくグレ-)の出番です。加齢による肌のムラをカムフラージュする効果もあるので、サマーTシャツの主力カラーにしています。

杢グレーってどんな色?

霜降りグレーとも呼ばれる杢グレーは、英語ではHeather gray。イギリスの荒野に自生する植物「ヒース」の色に由来して、ぼやけて灰色がかった混合織りのことを言います。

白・黒・グレー、もしくはグレー・白を撚り合わせた糸で編まれることで、流行の「こなれ感」「抜け感」が演出できる、昔ながらのニュアンスカラーです。

杢グレーってどんな色?
杢グレー(Heather gray)

愛用している杢グレーTシャツ3枚

Tシャツのフォルムが多種多様化している今、私が愛用している杢グレーTシャツは3枚。どれも夏らしく明るいトーンの杢グレーですが、素材とデザインが大きく異なっています。

定番のクルーネックTシャツ

100年以上の歴史を持ち、快適なアンダーウェアだったヘインズ(HANES)のTシャツは、今やファッションのこだわり派に欠かせないアイテム。定番であるクルーネックの白は、シャツカラーからチョイ見せするのに着ることが多いのですが、杢グレーなら1枚でも着られます。

愛用している杢グレーTシャツ3枚
シンプルなクルーネックTシャツ(HANES

コーデはオーソドックスにデニムパンツと合わせるのがしっくりきます。リー(LEE)のペインターパンツにウエストイン。パールのロングネックレスをつけて、華奢なサンダルを履くことで、大人カジュアルに仕上げました。

愛用している杢グレーTシャツ3枚
デニムパンツと杢グレーTシャツのコーデ

オーバーサイズのニットソー

大流行しているオーバーサイズTシャツは、若い人たちとかぶらないよう、程よい落ち感のあるニットソーを選びます。ニットソーとは「ニット」と「カットソー」が組み合わさった服。サラサラして肌に張り付かない綿混素材なら、夏でも涼しく着られます。

愛用している杢グレーTシャツ3枚
サラサラ綿混素材のニットソー(SOÉJU

シニアがオーバーサイズを着るには、どこかに「きちんと感」を足します。センターライン入りの黒テーパードパンツには、ニットソーの前裾をつまんでフロントイン。白スニーカーを履くことで、若々しさをボトムアップします。

愛用している杢グレーTシャツ3枚
裾をフロントインしたコーデ

ショートレングスの7分袖

普通丈のTシャツは裾を外に出して着ると、お腹ポッコリが目立つ心配があります。体型をカバーするには裾が体から浮くショートレングスで、肘のシワ・黒ずみが隠れる7分袖ならもっと安心です。

愛用している杢グレーTシャツ3枚
ショートレングスの7分袖Tシャツ(coca

首筋を強調したボートネックにはネックレスをプラスして、ボトムスは水玉のプリーツスカートで大人可愛い雰囲気にします。靴はパンプスだと老け見えするので、グレージュのスニーカーを履いてクロスオーバーなコーデにしました。

水玉プリーツスカートを合わせたコーデ
水玉プリーツスカートを合わせたコーデ

還暦を超えた私がTシャツを着るときに心がけていること。

若い頃は洗いざらしをそのまま着ていましたが、今では面倒でもスチームアイロンを掛けています。シワが寄った服が顔のシワとリンクしないよう、老け見え防止の対策です。服は第二の肌ですから、手抜きはNGだと思っています。

 

■もっと知りたい■

織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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