ポンチ素材のメリットは？

綿Tシャツの夏が終わって、涼しくなった秋は何を着る？ おすすめは楽ちんで高見えするポンチ素材の服です。シワになりにくいダブルジャージーのポンチ素材は、ハリとコシのある生地感が特徴。カジュアルにもエレガントにも着られて、家で洗濯できるコスパの良さは見逃せません。

ハルメク通販サイトで目に留まったのは、大人世代に人気のモデル・岩井ヨシエさんが商品開発に携わった「ミラノポンチプルオーバー」と「ミラノポンチタイトスカート」のセットアップ。単品ずつでも着回しが効いて、幅広いシーンで3シーズン着られるヘビロテアイテムだと思いました。

通販で迷う色選びとサイズ選び

さっそくワードローブに加えようと、私が選んだ色は流行を問わないネイビー。知的で高貴なイメージと、学生服でなじんだ親しみやすさがあり、年齢を問わずコーデの幅が広いのです。岩井ヨシエさんが着ているセットアップの画像は、ワンピースにも見えるところが気に入りました。

悩んだのはサイズ選びです。私は身長162cm・体重51kgで、たいていのトップスは9号、ボトムスは7号を着ています。

ハルメク通販のサイズ表を見て、「ミラノポンチプルオーバー」はMサイズ、「ミラノポンチタイトスカート」はSサイズを選択しました。届いた実物を試着したところ、どちらも大正解。ハルメク通販はサイズ交換無料なので、心配無用だったかもしれません。

気前よく6,990円（税込）のアイテムを2点購入したのですから、着回し度は4倍返しにして元を取らなくちゃ。コーデに取りかかる前に、セットアップで着る基本スタイルのチェックからスタートします。

セットアップに「こなれ感」を出す工夫

プルオーバーとスカートを普通に着て、スニーカーを履いたのが下の画像です。シンプルにまとまっていますが、私にはカジュアルすぎる感じがします。

外出着に昇格させるため、ちょっとしたテクニックを加えましょう。

流行の「こなれ感」を出すために袖はギュッとたくし上げ、トップスは前の裾だけをウエストインします。ワンポイントになるチェーンネックレスを下げ、シューズはスニーカーからチェック柄のアンクルストラップパンプスに替えました。おしゃれを工夫している意識を見せるが勝ちです。

差し色とレイヤードで動きをプラス

ワンピースにも見えるセットアップですが、せっかく上下に分かれているのを視覚的に利用しなくちゃ。秋の紅葉を感じるテラコッタのカーディガンを羽織って、足元には学生時代を思い起こすアーガイル模様のソックスを履きました。

清楚なネイビーをさらに引き立たせるのが、ブルー×ホワイトのストライプシャツ。ネック、袖口、裾から生地を出してレイヤードします。カッチリしすぎないよう、シャツのボタンは下まで留めずに開放して、プルオーバーから出る裾に遊びを入れるとおしゃれです。

冬に向けてのアイテム足しコーデ

春と秋だけでなく、冬も着られるオールマイティーなミラノポンチ。秋風が冷たく感じるようになったら、厚手のニットを肩掛けします。ダークブラウンで大人っぽく、シューズは流行が復活したロングブーツを履くと、都会的なイメージに。

もっと寒くなったらベージュのロングトレンチコートを着て、ニットをラフに肩掛け。中にシンプルで暖かいワンピースを着ているように見えませんか？

意外なアイテムを足してお出かけ着に

ここからは単品を着こなす方法です。高貴な色とされるネイビーを選んだのは、フレンチレストランやミニパーティーに着て行けるお出かけコーデをしたいからでした。

ドット柄のスカートにプルオーバーをウエストイン。パールのロングネックレスを二重掛けして、水色のカシミアストールを羽織ります。ポンチ素材がエレガントにも着られることを、おわかりいただけたらうれしいです。

パールネックレスを下げるエレガントコーデとしては、デニムパンツもOK。プルオーバーの前裾だけウエストインすると、足長に見えます。デニムパンツの裾はロールアップして足首を出し、ピンクのスエードパンプスで女らしさをアピールしました。

タイトスカートには流行の上着を羽織る

シンプルなミディ丈スカートは何を着ても似合いそうなデザインですが、逆に言えば平凡で野暮ったいコーデになる可能性があります。

流行しているモックネックのTシャツを着て、オーバーサイズのジャケットを羽織りました。Tシャツの裾はジャケットより長くしてレイヤード。ずん胴をカムフラージュするテクニックです。

もっとたくさんのコーデ方法をお見せしたいところですが、さすがに取っかえ引っかえ着替えるのが疲れました(笑)。

ベーシックカラーのシンプルなセットアップがあれば、アイデア次第でコーデは無限大。衣替えで断捨離しようと思っていたアイテムを復活させる節約術にもなりますよ。
 

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