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- ファッション大好き&運動嫌いのダイエット術(後編)
好きな服が着たいから、自分の体質とライフスタイルに合ったダイエット方法を最適化。半年で8kg痩せた60代の経験談に続き、後編は運動嫌いでもできる「16時間断食」と「糖質制限」、「シーティングボール」を取り入れた暮らし方をお見せします。
なんとなく痩せたいと思うだけじゃダメ
「ファッション大好き&運動嫌いのダイエット術(前編)」では、ダイエットのビフォーアフターの姿(8kg減)をお見せしました。
ダイエットの目的は人それぞれ。私のベクトルは、好きな服をカッコよく着ることに一点集中しています。そのためには「脇のハミ肉を減らしてノースリーブを着たい」「きついデニムのファスナーが上がるようにしたい」など、目の前にニンジンをぶら下げた具体的な目標を設定。
あとは自分の体質とライフスタイルに合わせた方法を最適化して、鏡を見ながら淡々と実行していくのみです。
とは言ってもここから先は、運動嫌いが編み出した個人差のあるダイエット術ですから、ふ~ん、そんな人もいるんだ程度の参考にしてくださいね。
16時間断食&糖質制限で1日1食を豪華に楽しむ
ファスティング(断食)のブームに乗り、1日のうち16時間はカロリーのある飲食物を摂らない「16時間断食」を始めて、そろそろ4か月目になります。
19時に夕食を終えてからは水だけで過ごして就寝。朝はブラックコーヒーを1杯、お昼過ぎに豆乳を1杯飲んで、17時からの夕食はタンパク質と温野菜をたっぷりいただきます。
16時間ダイエットのメリットは、細胞の自食作用であるオートファジー(autophagy)が起きること。飢餓状態になった細胞が古い悪玉タンパク質を分解し、新しいタンパク質を作り出すメカニズムです。
組織が活性化して、免疫力のアップや血管の若返りなどに効果をもたらすそうですが、発動するのは最後に食べ物を入れてから約16時間後。その間に空腹を感じたら水を飲んで紛らわせます(私は1日2リットル)。
残りの8時間は何を飲んで食べてもOKなのですが、私の生活はカロリー消費が少ないので、1日1食で満足。ご飯やパンといった炭水化物は食べず、間食もせず、家にはお菓子を一切置いていません。もともと甘いものは苦手な左党(お酒好き)だったので、糖質制限が向いているんだと思います。
おうち時間の楽しみとして、今は夕食に赤ワイン2杯の糖質を自分に許可。成人病の検診はクリアして健康そのもので、ワインをチビチビ飲みながら、好きなものは2~3人前をぺろりと食べる大食漢の65歳です。
楽しみな夕食では、上の画像のように焼き肉をたらふく楽しみますし、低カロリーで脂肪燃焼効果の高いラム肉は、300gをステーキにして週2回は食べています。
おいしくて暴食モードに入り、一気に2.8kgも増えた夜がありましたが、翌朝に体重を測ったら2.5kg減で、16時間後にはベスト体重に戻っていました。オートファジーが身についてきたんでしょうね。うれしいご褒美です。
椅子の代わりにシーティングボールに座って仕事
寝る時間を除いて、私がもっとも長くいる場所はパソコンデスクの前です。疲労解消に週1回ペースで通っている整体院で指摘されるのは、背中が丸まって肩が前に出ていること。それがファッションに悪影響を及ぼすのです。
ノースリーブを着ると上腕部がたるんでムチムチになるのは、姿勢の悪さによる巻き肩(肩が前に丸まった状態)が原因と言われました。
パソコンに向かっているとき背中がシャキンとするように、椅子を片付けて代わりに置いたのがシーティングボール(バランスボール)。
私が使用しているのはアメリカのVivoraという企業の製品で、剥き出しのゴムではなく、インテリアになじむファブリックでカバーリングされています。片手で運べる軽さなので、紐を持って家の1階と2階を行き来しています。
バランスを崩さないようシーティングボールに座るには、姿勢を正してお腹を引っ込めないと、ずり落ちてしまいます。
テレビを見るときも、パソコンで仕事するときも、シーティングボールを利用することで体幹が鍛えられ、基礎代謝が向上して、ただ座っているだけで運動になるというのが大きなメリット。ものぐさな私にはピッタリです。
注意したいのはボーッとしたまま座らないこと。側面の紐を手に持って、お尻がボールの頂点にきちんと乗るように座らないと、滑って尻もちをつく心配があります。「座る」という何気ない動作にもコツがあることを教えてくれました。
友人たちは「そんなダイエット、私には無理」と口を揃えて言いますが、私の場合は好きな服を着ることが一番の幸せなので、夢を形にするためには苦にならないのです。体重計に乗ってドキッ! としたときは、スマホでダイエット格言botを見て、戒めの言葉をもらうことにしています。
- タンスの肥やしになっているかわいそうな服たちを、助けてあげられるのは自分しかいない!
- 3万円の服を買うより、3kg痩せたほうがおしゃれになれる。
- 食べて太りたいか?痩せてキレイになりたいか?
ファッションとダイエットは二人三脚と思いながら努力して、近づく秋の服装計画を練っています。
■もっと知りたい■
織田ゆり子
作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。
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