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- ファッション大好き&運動嫌いのダイエット術(前編)
いくつになっても若々しいファッションコーデをしたいのに、邪魔するのは体に蓄積された脂肪の「衣」です。氾濫する情報に惑わされず、自分の体質とライフスタイルに合ったダイエット方法を最適化した、60代の経験談を前・後編でお届けします。
太ったことに気付かない「うぬぼれ鏡」とは?
衣・食・住のうち、どれにプライオリティを置くかと聞かれたら、私はファッションが3度のご飯より好き。10代からお小遣いを流行の服に浪費してきた経緯は、記事「シニアのおしゃれはサムシングニューで若々しく」に書きました。
一番の趣味を妨害する敵は、体についた脂肪という「衣」。細身のサイズを着るために、20代からエアロビクスに励んでいたのですが、更年期に入ると疲れやすくなり、運動するのが億劫になっていきます。
50歳を境にフィットネスクラブを退会してからは食べ歩きを楽しむ日が増えていき、「何も着ても似合うね」と褒めてくれる人はいなくなりました。それでも自分は太らない体質だと信じ込むマイ神話「うぬぼれ鏡」を見続けていたんです。
そのマイ神話が崩壊するとき。自宅の鏡ではなく、電車の窓に映った自分を見てガッカリすることはありませんか? 実はそこにいる自分こそ本来の姿です。
半年で8kg減のダイエットをした理由
自分で太いと思っていても、他人がなんとも思わなければ「セーフ」。自分は大丈夫と思っても、他人が太いと思っていたら「アウト」
これはTwitterでフォロワー数15.6万人のアカウント「ダイエット格言bot(@dietkakugen_bot)」に載っているツイートです。更年期当時の私は、後者の「アウト」タイプ。7号サイズのボトムスは息を殺してホックを留め、まだ着られるから大丈夫! と安心していました。
下の画像は8年前(57歳)に撮ったもの。カメラマンに「ジャケットのボタンを外して、斜めに向きましょう」と言われた意味が分かりませんでした。ボタンが弾け飛びそうに見えたんでしょうね。
その後も暴飲暴食がやめられず、成人病の数値は治療薬が必要なレベルになって、62歳の直前から禁酒生活をスタート。アルコールだけでなく酒のさかな、スナック菓子、締めのラーメンなどもカットしたからでしょうか。運動せずとも体重が1か月で4kg減、半年で8㎏減に至ったのです。
下の画像は、禁酒から半年後に撮ったもの。入らないのに捨てられなかった服が余裕で着られるようになり、ファッションの楽しさを再認識しました。
ダイエットのビフォーアフターをご覧ください。8年前、顔もボディも膨らんでいた当時です。
そして現在。半年で8kgやせた62歳当時から、ほとんど変わっていません。上で着ていたのと同じデニムパンツを履いて撮りました。健康になって、プラス8歳なのに昔より若い気がします。
現在は美容体重の範囲内ですが、年齢を重ねるにつれて、1日の基礎代謝量が低下していくのが不安。しかもコロナ禍が続くことでステイホームの時間が長くなり、運動はストレッチをする程度で、ウォーキングも怠けるようになりました。
このままじゃリバウンドだっ! 贅肉がつかない体になろうと家で始めたのは、運動嫌いでもできる「16時間断食」と「糖質制限」、「シーティングボール(バランスボール)」の3つです。自分のライフスタイルに最適化したダイエット法は、後編で詳しくお伝えしますね。ご期待あれ!
■もっと知りたい■
織田ゆり子
作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。
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