箱根旅行で出合った寄木細工に魅せられて

再発見、寄木細工の魅力

Rei

公開日:2022.08.07

箱根で寄木細工に触れ、その繊細な細工に魅せられました。そして、私の趣味のパッチワークとの共通点を見つけてうれしくなりました。お手軽な体験キットでコースターも作ってみました。

再発見、寄木細工の魅力
寄木細工の小物入れ

箱根への旅

九州に住む姪が遊びに来たので、2人で箱根に行くことにしました。露天風呂付きの部屋に、1泊の予定で宿を取りました。

当日(2022年7月初め)は、朝から電車で小田原駅まで行き、送迎バスで芦ノ湖畔の桃源台にあるホテルに昼過ぎに到着。

荷物を置き、さっそく桃源台港から箱根海賊船に乗り込みました。ガイドブックにあるように「富士山をバックに、絶景を見ながら芦ノ湖クルーズ」の予定が、あいにくの天気で、霧も立ち込めてほとんど何も見えずに残念……。

箱根への旅
箱根海賊船

寄木細工の店へ

25分ほど船に乗り、箱根町港で降りて、次の船の時間まで近くを散策することにしました。港の近くには、食堂や土産物店などが何軒もありました。

歩いて行くうちに、寄木細工の店が目に留まりました。

中に入ると、小物入れ、コースター、トレー、アクセサリーなど、寄木細工で作ったさまざまな製品が置いてありました。どれも細かい幾何学模様を組み合わせて作られており、目を奪われました。

寄木細工の店へ

店の人の話では、木の色の違いはすべて天然のもので、いっさい人工的な着色はしていないとのことでした。箱根には多くの種類の樹木が生息しているので、このような細工が生み出されたそうです。

私は、気に入った小物入れとストラップ、ファスナーチャームを買いました。

寄木細工の店へ

寄木細工とパッチワークの共通点

旅行を終えて家に帰りよく見てみると、寄木細工の幾何学模様は、私の趣味のパッチワークで用いる模様と似ていることに気づきました。

寄木細工は、江戸時代後期に生まれたと言われており、パッチワークは戦後アメリカから入ってきた手芸です。でも、同じような幾何学模様なので、似ている形がたくさんあります。

「麻の葉」「紗綾型(さやがた)別名、菱万字(ひしまんじ)卍くずし」「風車」「鱗(うろこ)文様」「亀甲」などです。自分の作った作品の中にも、寄木細工と同じ模様がたくさんあることに驚きました。

何枚か写真を掲載します。いずれも、上段が寄木細工の模様で下段が私の作品です。

寄木細工とパッチワークの共通点
麻の葉
寄木細工とパッチワークの共通点
紗綾型(菱万字)卍くずし
寄木細工とパッチワークの共通点
風車
寄木細工とパッチワークの共通点
鱗(うろこ)文様・三角形

木と布で素材は違いますが、どちらも細かい作業の繰り返しで、美しい模様を作り出すことは同じです。私はこの共通点を発見して、ますます寄木細工が好きになりました。

体験キットで作ってみました

後日、寄席木細工の体験キットが販売されているのを知り、取り寄せて作ってみました。六角形のコースターです。

体験キットで作ってみました
カットされたパーツを接着剤で貼り付けました

 

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Rei

60歳を越えて着道楽だった母を思い出し、おしゃれに目覚めました。大好きなパッチワークや着物リメイク、ミシン刺しゅう、羊毛フェルト刺しゅうなど、手作りでワンポイントを加え自由なファッションを楽しんでいます。また、アロマやハーブ、薬膳料理などで、健康なライフスタイルを目指しています。

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