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- 星 花 ドレス おひめさま 少女の甘い夢 高橋真琴
昭和30年から40年代の少女にとっての憧れは外国の雰囲気でした。大きな瞳、栗色の巻き毛、裾の長いドレス、花でかざる帽子。高橋真琴の絵を見ているとずっと奥底に沈んでいた少女の気持ちがよみがえり、この世界に酔えるのです。
少女画で一時代を築いた高橋真琴
高橋真琴は1953年に漫画家としてデビュー、1958年から文具や少女向け雑誌に多くの少女画を提供しました。
ハルメク世代の方は、子どもの頃、高橋真琴の文具やハンカチなどを持っていた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
私が子ども時代だった1970年代は、サンリオやキャラクター商品の全盛期。キティちゃんやキキララ、パティ&ジミーなどのグッズをお小遣いで買ったものです。
高橋真琴の筆箱をもらったこともありましたが、なにか古色蒼然として好きにはなれなかったのです。当時は缶ペンケースが大流行りでした。
今から10年ほど前でしょうか。雑誌に高橋真琴のインタビュー記事があり、衝撃を受けました。真琴先生は年配の男性です。ずっと女性をイメージしていました。また、現在でもあの、キラキラ目の少女を描いているとのこと。
さらに、別の雑誌で、スタイリストさんの持ち物として真琴先生のマグネット式の筆箱を見たときに、心をつかまされました。なんと愛らしい、そしてカッコイイ! 子どもの頃の見方が180度変わったのでした。
![少女画で一時代を築いた高橋真琴](https://halmek.co.jp/media/uploads/c82561ec215a6e31807ceedf3b3bd25e1657733145.6556.jpg)
ただ、愛でたい 高橋真琴グッズ
すっかりファンになった私は、真琴先生の個展にも出向きました。
原画は印刷物とは違い、繊細な筆遣いが見え、文具や印刷物とは違った味わいがあります。小さなキャンパスの作品をみたところ、26万円程度だったかと記憶しています。
私も急激に欲しくなりましたが、買う覚悟もなく、ポスターやレターセット、クリアファイルなどのグッズを買い、気を紛らわせることに。
次々と契約していく女性たちに軽く嫉妬しましたが、真琴先生がポスターに丁寧にサインしてくださり、気持ちが癒やされました。
真琴先生にはコアなファンがおり、地方からわざわざ原画を買いにいらっしゃる方がいることがわかった次第です。
![ただ、愛でたい 高橋真琴グッズ](https://halmek.co.jp/media/uploads/b1adb09977d25d8496d65e7d3b4433751657761666.7763.jpg)
コム デ ギャルソンとコラボ 進化する作品
先生は今年(2022年)の8月で88歳、現役でいらっしゃいます。今年の2月、久しぶりに池袋東武で行われた高橋真琴 米寿記念展~春の章~に行ってきました。
会場にはコム デ ギャルソンと真琴先生のイラストがコラボしたコレクション映像が流れていました。とんがった服にも不思議とマッチ。
真琴先生の作品は繊細で美しいというだけでなく、骨太なアートだと思います。
7月20日より日本橋三越本店にて 高橋真琴『百花繚乱』展 開催
7月20日からは、米寿記念 夏の章 高橋真琴『百花繚乱』展が日本橋三越本店の他、下記の日程で行われます。先生の最新作はウクライナに思いを寄せた「ひまわりの祈り」。子どもの頃、戦争を体験された先生だからこそ、平和を願う思いが込められています。
今回は、秘蔵原画コレクションもお目見え。また開催記念グッズが出品されます。目をキラキラさせて行くつもりです!
![7月20日より日本橋三越本店にて 高橋真琴『百花繚乱』展 開催](https://halmek.co.jp/media/uploads/01b7d0ef06470f357e7bce23e0851bae1657842277.6493.jpg)
右上:ポーチ&ミニハンドタオルセット 4950円(税込)はハイソックスの少女がレトロでかわいい。
化粧水ボトルが立てたまま入る便利なサイズで旅行のお供に。
開催日程
7月20日(水)~7月25日(月) 日本橋三越本店 本館7階=催物会場〈米寿記念画集発売〉
10月26日(水)~11月1日(火) 名古屋松坂屋 本館8階 美術画廊
12月7日(水)~12月13日(火) 大丸心斎橋店 本館8階 アールグローリューギャラリーオブオオサカ
※上の写真3点は私物、開催記念グッズは関係者の許可を得て掲載しています。
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