- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 文化部
- 【裁縫バトル番組】英国代表 裁縫の熱き戦い2
まだまだ書き足りない! というわけで前回に続き、裁縫のバトル番組について書いていきます。「ソーイング・ビー」は服飾の歴史を学べる番組でもあります。中世にベビー服は存在せず、赤ちゃんは包帯でぐるぐる巻きにされていました。
見た目や生い立ち、職業は関係ない
ひときわ盛り上げてくれたのが、第3シーズンのメンバーです。それぞれの個性がまぶしい。
元CAのローナは、ザ・勝ち組女性といった感じで美的センスも技術も高い。時間配分もうまく、常に優等生です。身長が183cmもあるため、着る服は自作してきたという強者です。
英国軍、中佐のニールは、縫製技術が高く1位を取ることも多い。しかし前衛的すぎるズボンのリメイクに審査員は失笑。空気を盛り上げてくれる、やらかし系の人は番組において重要です。
また、個性あふれるメンバーもさることながら、第4シーズンから参加した審査員のエズメ・ヤングのコメントも効いています。「みじめなリボンね。犬のおやつみたい」など軽くけなすところが私の好みです。
要領の良さが光ったITコンサルタントのマット、ルールに従うのが好きな小学校教頭のアマンダ、女装する友達にドレスを作ってきたポール。脱落者のコメントで聞かれるのは、「素晴らしい仲間に出会えた」「見た目や生い立ち、職業は関係ないよ」というものです。
イギリスは階級社会が根付いている国であり、格差も日本より厳しいといわれます。それを踏まえると、「ソーイング・ビー」は普段心に溜まっていたものが解放される、カタルシス効果があるかもしれません。
結局心惹かれたのは、ソーイングルームの空気
私がたまたまつけたTVで「ソーイング・ビー」を見たのは、NHKで放映されていた第4シーズンです。
そこに流れる、なんともいえない優しい空気に惹かれました。実にいろんな人が参加していて、皆が自然に溶け込んでいます。この場所では、ファッションフリークな若者でも、上品なおばさまでも同じ空気を共有しています。
日本だと、年齢や立場を重んじる風潮がありますから、これほど差異がある人たちが集まると硬い雰囲気になってしまいがちです。
それが「ソーイング・ビー」にはない。階級社会もそうですが、イギリスの文化、国民性などに興味がわいてきました。
そういえばファッションは楽しいものだった
第2ラウンドの既製服のリメイクでは、定番のシャツやワンピース、布団カバーなど、さまざまな布が劇的に変化して、ある意味最終ラウンドより見応えがあります。また懐かしい肩パッドの入った80年代のジャケットのリメイクなども斬新。
伝統文化を大事にし、人それぞれ好きな服を着るというイギリス文化。年齢とともにファッションに興味がなくなり、かつファストファッションばかり着るようになってしまいましたが、この番組を観ると、ファッションの楽しさを思い出します。
■作品詳細
- ソーイング・ビー(The Great British Sewing Bee)
- BBC Two 放送 ラブ・プロダクション製作
- 2013年から始まり2021年にはシーズン7が放送
- Amazonプライムビデオ、huluはシーズン4まで視聴可能。NHK Eテレの放映は終了
- 司会:クローディア・ウィンクルマン 審査員:パトリック・グラント、メイ・マーティン(シーズン3まで)シーズン4からはエズメ・ヤング
■もっと知りたい■
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!