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公開日:2022年03月08日
Amazonプライムビデオ『モダン・ラブ』
前回に続き「Amazonプライムビデオ」のオリジナルドラマ『モダン・ラブ』の紹介です。素敵な話がたくさん詰まっています。夜の酒のお供にでも♪
ニューヨークタイムズ紙の読者投稿が基になっています。日本でいえば「婦人公論」の読者手記のようなものかもしれません。
前回は『モダン・ラブ』シーズン1・エピソード2をご紹介しました。
今回は、第1シーズンの中から、印象に残ったエピソード6「パパみたいな人とデート?」を紹介します。楽しそうな話と思いきや、なかなかしみじみさせられる内容です。
AI関連企業で働くマディは、友人タミーの21歳の誕生会に招かれます。タミーの父親が娘を褒めちぎる姿に、内心穏やかではありません。11歳で父親を亡くしているからです。
そんなマディにとって上司で55歳のピーターは、父を思い起こさせる人物。やがて週末を一緒に過ごすようになりますが、マディにとってはあくまで父親がわり。しかしピーターは違いました。
若いうちは、尊敬する大人が神々しく見えるときがあります。自分にないものを持っていると期待し、憧れる。
マディがピーターに惹かれていく心情、彼を観察し、さりげなく近づく怖いもの知らずの行動などは、「あるある」が満載です。マディはピーターの「娘」として甘えることに楽しみを覚えてしまいます。
マディの気持ちはファッションにも現れています。ピーターの部屋に招かれたときのトップスは、透け感のあるややセクシーなワイン色のブラウスに、ボトムスは仕事用に通じる黒いパンツ。上半身は自分の若さ、色気を見せつけたい、しかし下半身は固いという考えられたファッションといえましょう。
対してピーターは、洗練されたネイビーのシャツ。ストライプのキッチンクロスがファッションの一部になっていて、あくまでデートモードです。
部屋はクラシックな家具に最新のクールなキッチンという、玄人っぽい組み合わせ。現代アート作品が気軽に配置されており、トイレもぬかりなし。天才エンジニアと呼ばれるピーターのセンスの良さに目を奪われます。
完璧に見える大人だけれど、大人になっても人間関係の悩みはつきないし、もがき苦しむのだということが身に染みて分かるのは、結構年を取ってから。
マディを「娘」と見るか「女性」と見るか。ここにピーターの苦悩があります。
年の差恋愛が描かれるストーリーには、純粋な恋に溺れるも現実に打ちのめされ……というありがちな結末なのでは? と勝手に想像しましたが、違いました。同じ「現実」でも、むしろ夢から覚めた後の現実の良さ、という視点で描かれているのです。意表を突かれました。
マディとピーターが葛藤を乗り越える予感に満ちたシーンは印象的です。ヒューマンドラマが好きな人、恋愛ドラマにはもう興味がない、と思っている人にも、おすすめです。
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