糖質オフ生活奮闘記(39)

チョコと春の養生薬膳「かぼちゃのサラダ」

公開日:2022.03.24

チョコレートは体に良いの? バレンタインやホワイトデーに、チョコレートを食べた方は多いと思います。ただ「体に悪いのかも」と、心配した方もいらっしゃるのでは。大丈夫です。元々、東洋医学では、チョコレートの原材料のカカオは、薬だったのです。

実は体にいいチョコレート

チョコレートには、補気といって気を補ったり、強心つまり心の機能を強くしたり、血液の流れを良くしたり、利水といって水の流れをよくして浮腫みを改善したり、疲労を回復させたりと、数多くの効果があるといわれています。

ただし、薬ですから大量に食べてはいけません。1日5粒(25g)位にしておきましょう。

チョコレートの効能

肥満抑制・虫歯予防・歯周病予防・がん予防・認知症予防・うつ病の予防・コレステロール抑制・高血圧予防・ピロリ菌をやっつける働き・インフルエンザ予防・傷の治りをよくする効果・便秘解消効果。

情報元:NHK「ためしてガッテン」、テレビ朝日「林修の今でしょ講座」

ホワイトデーが終わると、すぐに春がやってきます。そこで今回は、春の養生薬膳についてご紹介致します。

春の養生薬膳 かぼちゃのサラダ

春の養生法のポイントは、冬の間にため込んだ不要なものを体外に排出すること。それと同時に、解毒機能を持つ肝の働きを高めることが大切です。

肝は、気や血流などをコントロールしています。春はストレスにより自律神経の乱れやすい季節ですので、気分が落ち込みやすい方は、体を動かしたりして気を巡らせると良いでしょう。気を巡らせることで、肝の働きも高まります。

気血を補い、気の巡りをよくし、うつ予防にもなる「かぼちゃのサラダ」を作ってみましょう。

かぼちゃのサラダ

春の養生薬膳 カボチャのサラダ

【材料】

かぼちゃ   300g
玉ねぎ(少) 1個
ゆで玉子   1個
干しブドウ  30g
赤ワイン   小さじ1
酢      小さじ2
白胡椒    少々
塩      少々
マヨネーズ  大さじ3

【作り方】

1.玉ねぎを細切りにし、酢と混ぜておく。

春の養生薬膳 カボチャのサラダ

2.干しぶどうは赤ワインで戻す。
3.かぼちゃは蒸してから粗くつぶす。

春の養生薬膳 カボチャのサラダ

4.かたゆでにした玉子の白身を、1cmの角切りにする。
5.容器にマヨネーズと、ゆでたまごの黄身と、白胡椒と、塩を合わせ、1と2を和える。

肉料理の付け合わせだけでなく、サンドイッチにしてもおいしいです。

【食材の効能】

かぼちゃ 吐き気・胃・腹部の冷え・痛み・下痢・便秘・高血圧
玉ねぎ  食欲不振・腹部の張り・下痢・消化不良・げっぷ・吐き気・胃もたれ・発熱・悪寒・胸・背・腹の冷え・痛み・うつ・胆石・二日酔い・虚弱体質・風邪
玉子   目の充血・空咳・喉のかわき・声がれ・のどの痛み・めまい・精神不安・不眠・下痢・胃弱・低血圧
ブドウ  のどの渇き・四肢のしびれ・痛み・むくみ

※参考文献
『薬膳コーディネーター講座・薬膳レシピ集』
『薬膳コーディネーター講座・食薬編』
『台所はくすり箱』

 

■もっと知りたい■

さいとうひろこ

趣味は落語鑑賞・読書・刺しゅう・気功・ロングブレス・テレビ体操。健康は食事からがモットーで、AGEフードコーディネーターと薬膳コーディネーターの資格を取得。人生健康サロンとヘルスアカデミーのメンバーとなり現在も学んでいます。人生100年時代を健康に過ごす方法と読書や落語の楽しみ方をご案内します。

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