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上大岡トメさんの『老いを楽しむ!生き方のタネ』を楽しく拝読しています。以前からトメさんの大フアンでした。先日の内容で今の高齢者の方々はご自分の老いに戸惑っている方が多いんだなと感じました。
老いていく楽しみを自分で見つける
イラストレーター・上大岡トメさんの記事『50歳からの人生が楽しくなる生き方とは?』にもあるように、60歳から下の世代は今のように手厚い介護などは受けられないだろうと、同じように感じます。でも、私たち世代は情報がたくさん得られることが大きな強み。
親世代の悩みや葛藤をあらかじめ知ること。老いていく楽しみを自分で見つけられる時間があり、心の準備ができることは幸いなことです。
仕事柄高齢者と接することが多く、「動けるうちにたくさん遊んでおくのよ」とよく言われますが、その言葉を素直に受け取り台湾通いが続いていました(笑)。
コロナ禍で少し落ち込むことがありますが、私たち世代はクヨクヨとしている暇はない!
たくさんの準備をしなくてはいけないですし、もっと人生を楽しまなくてはいけませんね。
きっといつかは渡航できるはず……と信じ、やっぱり私の人生には大好きな台湾が必要です。もともとひとり行動が苦手でした。行きたいところがあるといつも友人を誘って相手に時間を合わせて出掛けることが多く、もちろんひとりご飯もできなかったのです。
しかしコロナ禍でおひとり様ならOKという風潮になりつつあり、否応無しにひとり行動が増えだんだんと慣れてきました。
でも実は一度だけ2019年12月にひとり旅の真似事をしたことがあります。今回も復習を兼ねて前回の記事「ただ今「ひとり旅」の練習中!」のひとり旅真似ごとの続きをご紹介します。
アットホームなホテル
台北駅に着いたら、予約したホテルに荷物を置きに向かいます。
2泊で6000円ほどのホテルは、こじんまりとしてなんとなくアットホームな雰囲気。台湾在住の友人が予約確認をしてくれたらしく「その電話に出たの私なのよ」と、60代くらいとおぼしき女性従業員の方が、上手な日本語で世話を焼いてくれました。もう50も過ぎているのに娘扱いされるのが、なんともこそばゆいような……嬉しいような気持ちになりました。
新竹へショートトリップ!
さあ、友人と待ち合わせて日帰りのショートトリップに出かけます。
急行電車で1時間半で行ける【新竹】。ビーフンが有名で、日本のスーパーでも【新竹米粉】のパッケージを見かけます。
新竹駅は日本統治時代に造られ、日本人が設計し台湾最古にして台湾一美しい駅舎と言われ、東京駅と姉妹関係を提携しています。
そこから徒歩で10分ほどの【新竹城隍廟】へ迷いながら向かいます。歴史あるこのお寺をぐるりと囲む、これまたビックリする広さの市場が目的です。
ささっとお参りをして早速腹ごしらえです。まずは【蚵嗲(オデ)】の揚げたてをほおばります。思わずビールが欲しいねぇと友人とつぶやく。
牡蠣と青ノリのような物の天ぷらで、辛いソースをつけていただきます。1個だけを店頭に座って食べる私たちに嫌な顔もせず(ニコリともしませんが)見守ってくれる店員さんに「謝謝!」。
次は境内の中心にあって、1番人が並んでいるお店【柳家】に向かい、【肉操飯】と呼ばれる魯肉飯と新竹名物のビーフンをいただきます。
並んでいると「テイクアウトはこっち、食べて行くならこっちに並ぶんだよ」と教えてくれるお客さんがいたり、実は台北駅で電車に乗る前に切符を落としてしまったのですが、なんと見つかり切符を買った窓口の女性が返金をするために私たちをホームまで追いかけてくれたりと、とても親切にしてもらえました。
それを私と友人は『台北駅の奇跡』と呼んでいます(笑)。
旅はまだまだ続きます……。
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