今どきのファッション用語を知る

こなれ感と抜け感を手持ちの服に取り入れるテクニック

公開日:2021/04/16

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近頃のファッション用語でよく見かける「こなれ感」と「抜け感」。ハルメク世代が簡単に取り入れるには? シャツの袖やパンツの裾をロールアップしたり、白いTシャツを重ね着したりするなど、手持ちの服にひと手間加えるだけで流行の着こなしに変身!

「こなれ感」と「抜け感」を手持ちの服に取り入れるテクニック

ファッション

最近ファッション用語でよく使われている「こなれ感」と「抜け感」をご存じですか? 実例を探して画像を見ると、若い人たちばかりで流行についていけない年齢を実感します。若々しくなるなら真似したいけれど、どう着こなしたらいいのかわからないというみなさんに、手持ちの服で「こなれ感」や「抜け感」が出せる着こなしを、ハルメク世代の65歳がお見せしたいと思います。

こなれ感:自分らしく慣れた着こなしをすること

新しい服に初めて袖を通すときは、まだ着こなし方が身についていません。何回か着るうちにネックの開き加減や似合う靴、アクセサリーなどが決まり、自分らしいコーデができるようになれば「こなれ感」を体得。こなれるの漢字は「熟れる」ですが、私は「小慣れる」の造語を当てはめています。

例えばシャツの袖。カフスのボタンを留めて着ると堅苦しい感じがするので、私はロールアップして着ます。まくりあげた袖が落ちてこない方法は、「1.5折り」という2段階方式。最初にカフスを外側に大きく折ってから、その半分の長さをまた折り込むと、広がり方が自然になります。

簡単に「こなれ感」と「抜け感」を演出できる「1.5折り」のやり方

それでは実際の着こなし。下の画像、左側はストライプのシャツとチノパンをトラッド風にコーデしています。きちんと感があるのですが、昭和のイメージを引きずって老け見えする感じも。

対して右側は令和のカジュアルな「こなれ感」コーデです。シャツのネックを大きめに開けて袖を1.5折り。裾を外に出して、チノパンの裾もロールアップしました。若々しくなったのではないでしょうか。

おしゃれをがんばっている風に見せないのが「こなれ感」のコツ。ネイビーのベストを重ねた下の画像は、家にあるものを適当に組み合わせた的なコーデをしていますが、実は裾の出し方などレイヤード(重ね着)の細かい計算をしています。

小慣れた着こなしになるまでは、鏡の前で試行錯誤。他の人にはない個性的なコーデが完成したときのうれしさは格別です。

抜け感:風が抜ける爽やかな隙をつくること

若い人たちの間で流行しているのが抜き襟コーデ。トップスのネックを後ろに引いて、和服のようにうなじを見せます。衣紋(えもん)を開ける和服の着こなしは女性らしくて粋ですが、シャツの抜き襟はだらしないと賛否両論のようです。

「抜け感」とは堅苦しさから抜けることで、どこかに隙を見せること。ハルメク世代で取り入れるなら、風が抜ける爽やかな隙を作るイメージで、コーデにゆるさを出します。シャツの袖やパンツの裾のロールアップも「抜け感」です。

爽やかな隙を作るのにピッタリな色はホワイト。白のTシャツや白のスニーカーなどは「抜け感」コーデによく使われます。下の画像は「こなれ感」コーデで着たシャツとチノパンにホワイトをプラスしたもの。白のクルーネックTシャツはレフ版効果で顔を明るく見せてくれます。手首にはゆるっとしたシルバーのバングルをつければ、風が抜けていく空気感。パツパツじゃなく、服の中で体が泳ぐようにゆるく着こなすことで、細見え効果も望めます。

流行しているニュアンスカラー(くすみ色)にも、ホワイトをプラスして若々しい抜け感を。下の画像、大きなVネックで隙を作るよりも、中に白のTシャツを着て、ネック・袖口・裾からホワイトを見せたほうが爽やかな隙になります。

重ね着に使用する白のTシャツは新鮮さが命。黄ばみが出たりネックがへたったものは生活感が出るので避けます。裾は長めのタイプを買っておくと、流行のレイヤードスタイルが簡単に作れますよ。

 

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織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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