2本のデニムパンツ

公開日:2021年03月11日

高校時代から履いたジーンズは100本超えの結論は?

2本持っていればいい大人のジーンズの選び方と履き方

2本持っていればいい大人のジーンズの選び方と履き方

ジーンズ(デニム)は老若男女を問わず、カジュアルにもエレガントにも履けるアイテム。65歳まで100本以上のデニムを履いた結論は、本命が2本あればいい!でした。ジーンズマニアが知っている選び方、大人っぽいおしゃれな履き方をお見せします。

私のジーンズ(デニム)ヒストリー半世紀

オールシーズン履ける便利なアイテムとして、おそらく誰もが1本は持っているジーンズ。近頃デニムパンツと呼ばれるようになったのは、デニム生地のバリエーションとデザインが多様化したからでしょう。

これまで私は100本を超えるジーンズを購入してきました。そのバリエーションたるもの、高校生のとき初めて履いたベルボトムから始まって、シルエットはスリム、ストレート、バギー、ブーツカット、ワイド、テーパード。素材はコットン100%だけでなく、伸びるポリウレタン入りや、レーヨンやテンセルなどソフトな風合いのもの。加工方法はユーズド感のあるワンウォッシュ、ストーンウォッシュ、シェービングなどなど。

下の画像のように、今や流行遅れとなったローライズタイプも、10年近く愛用していた時期がありました。

 

こだわるジーンズ(デニム)2本は真剣勝負で選ぶ

65歳になった現在ですが、ジーンズは2本持っていればいいという結論に達しております。ブラックデニム、ホワイトデニムなども履くので、正確に言えばブルージーンズは2本の意味です。

レギュラーな1本は、ジーンズの定番であるストレート(上の画像:左側)。脚のラインを程よく矯正してくれて、どんなファッションコーデにもマッチします。

もう1本はデザイン性のあるシルエット(上の画像:右側)。流行に合わせてときどき買い換えますが、プチプラではなく、生地と縫い方にこだわりのある逸品を選びます。

ジーンズメーカーのこだわりはどこで判別するか。わかりやすいのは裾をロールアップしたときに見えるステッチの美しさでしょう。下の画像はどちらも老舗ブランドの丁寧なステッチです。

さらにプレミアムデニムには、生地の端がほつれないように処理した「耳(セルビッジ)」というパーツがあります。中央に青いラインが入る左側のデニムは「青耳」と呼ばれ、両端の白い部分がセルビッジです。このパーツを残すためには、横幅の狭い布しか対応できない旧式の織機を使うので、生地が一般のジーンズの倍以上必要になってコストが嵩むのです。

購入時のチェックポイントをもう一つ。私はゴムウエストのジーンズは買いません。なぜならヒップのシルエットがきれいに出ないからです。ローライズが廃れた今はハイウエストが主流ですが、ジーンズはいかにお尻がカッコよく見えるかが命。試着室では横向き・後ろ向きで、ポケットが高い位置にあるか、変なたるみがないかをチェックします。

トップスをウエストインしたときに見える四角いパッチも、洗うほど味が出る本革製を選びます。ジーンズは履いて洗って育てていく宝物だから、時の経過とともにかすれていく縫い糸の色までも、真剣勝負で選ぶのです。

 

普段着にならないジーンズ(デニム)コーデの方法

ジーンズを購入するとき、悩むのは裾の丈ですよね。ストレートデニムの場合、ハイヒールもスニーカーも履けるよう、私は踵から4cm上の位置で裾上げしてもらいます。

さらにコーデでよく取り入れるのは、裾のロールアップ。下の画像で比較しましょう。10cmほどロールアップした右側の履き方は、裏側の耳(セルビッジ)を見せるだけでなく、足首から甲までの肌を出すことにより「抜け感」が生まれます。履いているジーンズはマリリン・モンローが履いて「モンローデニム」と愛称の付いた型ですが、足元に抜け感を作ることで、女性らしさのアップを狙っています。
赤いパンプスを履いて、ネイビーのテーラードジャケットを羽織れば、パリのマダムのようにもなれそう。

 

シューズに関して、昔だったら「ジーパンにはスニーカー」が一般的でしたが、いっぱい歩くとき以外はパンプスを履くことにしています。下の画像で履いているジーンズは、流行しているバルーン風のシルエット。スニーカーを履き、Tシャツの裾を外に出した着こなしだと、普段着感が満載で、男子たちの間で流行した「腰履き」のようです。

きちんと感のあるトップスで、裾はウエストイン、シューズは大人っぽく。トレンチコートを羽織れば、ニューヨーカーみたいなお出かけスタイルになります。

ジーンズはカジュアルウェアだと思う固定概念から外れると、コーデの幅は一気に広がります。エレガンスを知っている大人の女として着こなせば、90歳になっても活躍するアイテムではないでしょうか。

 

■もっと知りたい■

織田ゆり子
織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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