年を取るほど持ち歩くものが増えていく悩みには?

小さくても大容量で肩こりしない50代からのバッグ

公開日:2022.12.03

ポシェットだけで出歩ける範囲は年を取るほど狭くなります。アクシデントを想定したグッズを詰めた常備のバッグ・イン・バッグを入れ、その他にも日常品を入れるバッグはどう選んだらいいんでしょう。高級な場所からデイリーまでの3パターンをお見せします。

小さくても大容量で肩こりしない50代からのバッグ
大容量で肩が凝らないバッグ

どうして膨らむ?バッグの中身

どうして膨らむ?バッグの中身
大きくなっていくバッグ

年を取るほどに増えていくのがバッグの中身です。

もしも出先で災害が起きたら、もしもお泊りになったら、もしもメイクが崩れたら……などを想定しまくり、心配性の私は危機対策グッズを詰めこんでおります。

ポシェットひとつで出歩ける範囲は、近所のコンビニまでになりました(笑)。

どうして膨らむ?バッグの中身
バッグの中身

恥ずかしながら、上の画像がバッグの中身です。

常備薬やコスメを入れたミニポーチ。そのポーチも含め、マスクやティッシュ等を入れる大きめポーチ。他にも財布、折り畳み傘、眼鏡ケース、エコバッグ、ハンカチ、キーホルダーを詰め込んで、ぎちぎちのバッグが出来上がります。

どうして膨らむ?バッグの中身
バッグに詰め込んだ状態

古びたしょぼいバッグでありながら、ポケットの多さが勝って手放せないでいます。

近所のお出かけにはキャンバス製のトートバッグを愛用してきましたが、劣化するのが早いし、冬には寒そうに見えるので、今は本革に見える合皮のミニトートに変えました。

ショルダーストラップのバッグ・イン・バッグが付いた便利なセットタイプを見つけたのです。いつものグッズを詰め込んでも苦にならない重量は合皮のメリットでしょう。

どうして膨らむ?バッグの中身
合皮のミニトート(boujeloud

年を取るほど使わなくなるバッグは?

我が家のウォーキングクローゼットには、バッグを置くための棚が高い位置にあります。布袋に入れたお気に入りバッグたちをズラッと並べていますが、手を伸ばすと背中が痛いし、使っているのは数個しかありません。放置しているバッグたちとその理由は以下です。

  • おしゃれなミニバッグ → 持ち歩きたいグッズが入らない
  • 大きなトートバッグ → 電車の座席でお隣の邪魔になる
  • 高級ブランドバッグ → 内部ポケットが少なくて物が探しづらい

還暦を過ぎれば、ずっしり重たいバッグは肩こりの原因になるので、購入するときの決め手は軽さと容量、内部ポケットの多さになりました。カラーは二の次です。そこまで周りは見ていません。

3タイプ持っていれば用が足りるバッグ

私が最も使用しているバッグは下の3つです。

布と本革が組み合わさったリュック(上)、ショルダースラップが太い高級ブランドバッグ(左)、バッグ・イン・バッグがセットになった合皮バッグ(右)。お出かけのほとんどがこれでOKなんですよ。

3タイプ持っていれば用が足りるバッグ
愛用している3つのバッグ

1.見栄えのいいリュック

両手をフリーにしたいとき、リュックは必需品です。ただしリーズナブルな布製リュックがずっしり膨らんでいると、戦時中の買い出し袋みたいになるので、リュクスな素材にしています。それでも混みそうな電車に乗るときは、後ろじゃなく前に下げますよ。

3タイプ持っていれば用が足りるバッグ
見栄えのいいリュック(gastonluga

2.孫の代まで使える高級ブランドバッグ

フレンチレストランでのディナーなどスノッブな場所に行くときは、エルメスのバッグを持っていきます。ただしバーキンやケリーはポケットが少ないし、満員電車で使うものじゃないと思うので、今は「それ」と分からないタイプを使っています。廃盤になりましたが、孫の代にまで譲れるほど頑丈です。

3タイプ持っていれば用が足りるバッグ
エルメスのサコ クシュベル(hermes)

3.ガンガン使える合皮のデイリーバッグ

現役世代を退いてからは気張ったお出かけが無くなった私に、いちばん大事なのはデイリーバッグ。汚しても平気な合皮素材で、ポケットがいっぱいあって、体の負担にならない軽さを重要視しています。

ご近所でのお出かけには見栄よりも楽ちんさ。どこに何を入れているかがすぐ分かり、落とさないようにちゃんとホックが閉じられて、見るからにチープじゃない限りは十分だと思っているんです。

3タイプ持っていれば用が足りるバッグ
リーズナブルなミニトート(boujeloud
3タイプ持っていれば用が足りるバッグ
必要グッズを入れた状態

もしもの事態に必要な物を持ち歩くのは、周りに迷惑をかけない心構え。若い人たちから「何をそんなに入れてるんですか?」と笑われたら、「お婆ちゃんの知恵を受け継いだんです」と答えます。

年に1度しか使わない中身であっても、それが収納できる包容力の大きいバッグが好きになりました。

■もっと知りたい■

織田ゆり子

作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。

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