- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 生活部
- 古稀を迎え、誰にでも使ってもらえる作品をめざして
古稀です。ほどいた着物を前に、少し焦りを感じています。「いつか作りたいものができたときにリフォームしよう」と、悠長に構えていられません。もらってくれる人と、何を作ればよいかと考えるこの頃です。
和裁の師匠であった親戚のおばあさんは、ほどいた着物を「綿入れ半纏(はんてん)」にリフォームして、縁のある人にプレゼントしてくださっていました。「この綿入れをもらってくれたら○○が付きます」と言っておまけつきでくださいました。私は家族分よりたくさんいただいて、今も重宝しています。私ももらってくださる人を開拓しなくてはなりません。先ずは提供してくださった方に何か作って差し上げましょう。
割烹着と袋物
娘の姑さんからたくさんの着物をいただいています。お姑さんのお母さんのきものならお姑さんのお姉さんにも使っていただこう。割烹着や袋物なら無難だろうと思い作りました。袋物は着物の幅とバランスを考えながら型紙を取らずに作りました。4つできましたがまだ2つくらい作れそうです。
黒い帯でフォーマルバッグを作る
型紙無しで袋物を作っていると新しいことに挑戦したくなりました。『帯でBag』(大泉睦子著 / 文化出版)の中にフォーマルなバッグがありました。新品の黒の帯地をもっているのでそれで作ろうと思い、正確に製図して、作り方通りに芯地を貼って裁断しました。なかなかいいのができそうです。と思ったのは10の工程の6まで。「7.持ち手をはさんで上部の角を縫う」では図のようになりません。迷路をゴールからたどるようにバッグをひっくり返して出来上がりの形にして、つじつまを合わせながら縫っていきました。説明ではミシン縫いですが、この狭い空間、しかもファスナーの金具の近くです。とてもミシンが入る隙間がありません。鋼板のように皺もなくピシッとしていた布がクシャとなってきます。このあたりで挫折しそうになりましたが、ミシン縫いは諦めて手縫いで仕上げました。
端切れで小物を作る
以前大きなシミがついてしまった娘の一つ身を被布にリフォームしたことを紹介しましたが、その残り布でミニの着物を作りました。まだ少し残ったので携帯用のティッシュケースを作りました。更に端切れを円形にして切り、綿をくるみ蓮の果托の穴に差し込みました。残布ゼロです。
終わりに
3年前まで「ハルメク」の前身「いきいき」の「いきクル」というwebサイトの、「着物リフォーム」というコーナーで同好の方たちと交流していました。「いきクル」は終了してしまいましたが、ハルメクWEBの「ハルトモ倶楽部」に投稿できていい励みになりました。10回目くらいまでは30年間の作品を自分なりにテーマごとにまとめていましたが、徐々にその時々の作品を載せるようになり、制作が加速できました。まだまだほどいた着物がたくさんあります。妹が訪問先で留袖で作られたピアノカバーを見たそうです。私も大柄の留袖を保管しているので、作ってみたいと思っています。
■もっと知りたい■
-
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
巻き爪を予防する靴選び
健康的な足を守るために「靴選び」はとても重要。巻き爪や足トラブルを防ぐ靴の選び方と履き方をシューフィッターに聞きました。 -
「朝の尿モレ」これで解決
どっと押し寄せる朝の尿意。そんなやっかいな「朝の尿モレ」に特化した吸水パッドをハルトモさんがお試し!はたして効果は? -
薬局の待ち時間を解消
薬局でのキツい待ち時間。仕方ないとあきらめていませんか?アイン薬局のアプリを使えば、実は待ち時間問題は解消できるんです! -
老化を早める「体の酸化」
体の酸化度(サビ度)をチェック!「老けやすい生活」を送っていませんか? -
1回10分~の健康習慣♪
一流講師のレッスン100以上!本会員は無料で受け放題!日替わり「まいにちレッスン」の詳細はこちら★