想像力を膨らませ楽しむきものリフォーム

胴裏で作る寝袋式シーツの作り方

公開日:2020.12.29

いつも持っている生地で何が作れるかを考えています。今回は、きものリフォームで、シーツ、割烹着、レインポンチョを作りました。シーツの作り方を図で示しました。

胴裏で作った寝袋式シーツ

袷(あわせ)の着物をリフォームすると、胴裏という白い裏地が余ります。薄地で白い胴裏は白っぽいワンピースの裏地にするか、下着のペチコートを作るくらいでした。以前からもう少し厚地であればシーツにするのにと思っていました。

先日整理をしていて、幅の広い胴裏を見つけました。背中心が輪になっているのです。これなら縫いつなぐ部分が一本減らせます。一着半の胴裏の袖と身頃を下図のように縫いつないで、袋状のシーツを作ってみました。自分用だし、寝具だし、と思ってかなりいい加減な寸法で縫いましたが、なかなか丈夫です。

洗濯はネットに入れますが、乾きは早いし、アイロンかけも不要です。娘宅に泊まることが多いので、このシーツを持参しています。先日、産後の手伝いで娘宅に泊まることが多い友人にこのシーツのことを話すと欲しいと言うので作りました。縫い代は伏せ縫いで始末しました。ただひたすらにミシンかけをしました。友人は74cm幅で十分と言っていましたから、それならもっと楽に作れます。


 

引っ張りを割烹着にリフォーム

以前、着用しようと思ったときに虫食いの穴を見つけて、そのまま放置していたウールの引っ張りをほどいて割烹着にしました。丈が短かったので手持ちの布を足しました。虫食いの穴はレースの花を切り取ってビーズで留めました。

引っ張りで作った割烹着
引っ張りで作った割烹着

雨コートからレインポンチョを作る

日本ヴォーグ社の『春・夏・秋・冬  1枚仕立てのはおりもの』という本を見ていて、作ってみたくなりました。ちょうどほどいた雨コートを持っています。

ただレインポンチョは必要ではないので、着る機会はないと思います。でも作ってみたいという気持ちが強く、作りました。楽しかったです。

フードの前端はカウス仕立てにして裏側を出しました。試着すると軽くて温かいし動きやすい。フードを付けずにもう少し小振りにすれば日常着になりそうです。素材は違いましたが着物の上にこんな形のコートを着たマネキンを見たことがあります。道行コートをポンチョ風にリフォームして和服の上に着ようかなと思っています。

雨コートから作ったレインポンチョ
雨コートから作ったレインポンチョ
レインポンチョを収納するケースも作りました
レインポンチョを収納するケースも作りました

 

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やまきひろの

3世代6人家族で暮らし、家事を担当する主婦です。孫の世話もしており、旅行も孫連れが多いです。趣味はきものリフォームで、完成に至るまでのいきさつを交えながら作品を紹介していきます。

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