糖質オフ生活奮闘記26

パレオダイエット中のお正月料理

公開日:2021.02.01

ご馳走三昧の年末は無事通過しましたが、さらなる試練はお正月です。何しろパレオダイエット中ですので、ここで体重が増加しては元も子もありません。そこで糖質控えめのお節料理を、自分で作ろうと決めました。

お正月は正念場

お正月は正念場

お正月は、いつもご馳走三昧で、後で決まって後悔するのですが、今回はパレオダイエット実践中ですので、そうはいきません。心して掛かりましょう。

振り返ると、結婚以来ずっとお節料理は自分でこしらえていました。それをお重に詰めて、元日に実家に持って行き、母のお節料理と交換して食べるのが習わしでした。

それが崩れたのは、父が亡くなったときでした。母が作る気がしないと言って、その年と翌年はみんなでホテルで食べました。今から13~14年前のことです。

その後、母がホテルに出向く元気もなくなり、京都の料亭から取り寄せたり、オイシックスやハルメクにお節をお願いしたりしました。

母が亡くなると今度は私が、お節担当となりました。気が付けば私も60代、全部作るのは大変で、きんとんや伊達巻や黒豆は自然食品店で買い、お煮しめやローストビーフや豚の紅茶煮などをこしらえました。

いつも思うのですが、市販のはおいしいですが甘いです。お正月くらいはいいかと、目をつむっていましたが、やはりそれはまずいので、今回は自分で作ろうと決めました。なにせお正月はダイエットの正念場ですから。

8年ぶりに拵えた黒豆・栗きんとん・伊達巻

まずは、前日から下準備が必要な黒豆から取り掛かりました。

黒豆(まじめに働き、健康に暮らせるようにと願って食べる祝い肴)
材料

  • 黒豆 150g

☆水A 1L
☆ラカントS(白砂糖の替わり)150g
☆塩 小さじ1/2
☆しょうゆ 小さじ2

  • 水B 200mL

下準備

  1. 豆をやさしく洗いし、ざるにあげて水を切る。
  2. ☆を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせる。
  3. 煮汁が熱いうちに黒豆を入れふたをし、10~12時間おいて黒豆をもどす。

作り方

  1. もどした豆の入った鍋を中火にかけ、煮立たせながらアクをとり、水Bを加えて弱火にする。
  2. クッキングシート又は、アルミホイルで二重の落とし蓋をし、更に鍋に蓋をして弱火で3時間煮る。
  3. 火を止め、蓋をしたまま常温で完全に冷めるまで余熱で味をなじませて完成。

煮汁が大量に残りました。粉寒天があるのを思い出し、温めて寒天を溶かし冷やし固めてみました。おいしい水羊羹が出来ました。

黒豆の煮汁で作った水羊羹
黒豆の煮汁で作った水羊羹


栗きんとん(黄金で財をなす、豊かな一年になることを願った一品)
材料 

  • サツマイモ 300g
  • クチナシ 1個
  • 国産栗の甘露煮 120g

☆みりん 大さじ1
☆水 大さじ1
☆塩 ひとつまみ

作り方

  1. サツマイモを1cm幅の輪切りにして、厚めに皮をむき、さらに十字に切り4等分のいちょう切りにする。
  2. 大き目のボウルにたっぷりの水(分量外)を入れてさらし、30分ほどおいてアク抜きをする。
    水に浸けてサツマイモのアクを抜く
    水に浸けてサツマイモのアクを抜く
  3. くちなしを横半分に切る。
  4. 1のサツマイモをさっと水洗いし、鍋に入れひたひたにかぶるくらいの水(分量外)とクチナシの実を入れ、火にかける。
  5. ひと煮立ちしたら、中火で15分竹串がすっと通るくらいまでゆでる。
  6. クチナシ、サツマイモをザルにあげ、水気を切り、くちなしを取り除く。
  7. サツマイモを鍋にもどし、木ベラで形がなくなるまでつぶす。
  8. 栗の甘露煮のシロップを加え、弱火にかける。
  9. 2~3分かけてなめらかになるまで、練り上げる。
  10. 栗を加える。


伊達巻(学業成就の願いが込められています)
材料

  • はんぺん 1枚
  • 卵 4個
  • オリゴ糖(白砂糖の替わり) 40g 
    ※ラカントSを黒豆で使い、足りなくなったのでオリゴ糖にしました。
  • みりん 大さじ2
  • 塩 ひとつまみ
  • オリーブオイル 小さじ1

作り方

  1. はんぺんはビニール袋に入れて、手でもみながら潰す。
  2. ボウルに1を入れ、オリゴ糖、みりん、塩を入れ混ぜる。
  3. 2に卵を1個づつ加え、なめらかになるまで泡立て器で混ぜる。

    なめらかになるまで泡立て器で混ぜる

  4. フライパンに油をひき、3を流し入れる。

    フライパンに油をひき、3を流し入れる

  5. アルミホイルでふたをして、弱火で10分焼き、ひっくり返して3分焼く。

    アルミホイルでふたをして、弱火で10分焼き、ひっくり返して3分焼く

  6. 巻きすの上に5をのせて巻く。
  7. 両端を輪ゴムで止め、全体をラップで包み一晩置く。

    両端を輪ゴムで止め、全体をラップで包み一晩置く

  8. 食べやすい大きさに切る。

お煮しめには、はちみつ大さじ2とオリゴ糖大さじ1を加えました。
ローストビーフはいつも作るのですが、今回はハルメクで購入しました。
紅白なますには、大さじ1/2のオリゴ糖を入れました。
京都の一の傳から取り寄せた紅白の味噌漬け魚(鮭・銀鱈)は焼きました。

元日はお雑煮とお節

元日の朝は、お餅1個入りのお雑煮だけにし、お節はお昼に夫と妹と3人でいただきました。どれも程よい甘さでおいしかったです。と同時に、市販品がいかに甘かったかを思い知りました。お昼に食べ過ぎて、夕飯は食べられませんでした。

翌朝体重を量りましたが、変わりませんでした。良かった。

志の春師匠は、3日に配信された「志の春新春落語劇場」で、一時10kg減りましたが、ただいま2kg増え、8kg減で落ち着いたと言っていました。体調良好、お肌つやつやですが、まだお餅は食べられないそうです。

「金森式」は厳重に炭水化物を制限するので、炭水化物がうまく処理できない体になってしまい、急に食べると爆発するのだそうです。パレオダイエットの場合は、8割方守れば良かったので、その点は心配要りませんでした。何事もほどほどと言う言葉が、ふと浮かびました。

 

■もっと知りたい■

さいとうひろこ

趣味は落語鑑賞・読書・刺しゅう・気功・ロングブレス・テレビ体操。健康は食事からがモットーで、AGEフードコーディネーターと薬膳コーディネーターの資格を取得。人生健康サロンとヘルスアカデミーのメンバーとなり現在も学んでいます。人生100年時代を健康に過ごす方法と読書や落語の楽しみ方をご案内します。

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