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ハルメク世代作家が「電子書籍版ラノベ」を書いてみたら
ハルメク世代作家が「電子書籍版ラノベ」を書いてみたら
公開日:2025年03月19日
ハルメク世代にこそ、すすめたい電子書籍版ラノベ
まず、電子書籍のラノベって読んだことありますか?
「いやいや、ラノベは若い子のものでしょう。ハルメク世代が読むものではないと思う」と思ってらっしゃる方が大多数ではないかと思われます。
しかも電子版となるとますます敷居が高いですよね。でも、ラノベは若者のものという考えは改めた方が良いかもしれません。
実は、日常的にスマホを使っている私たちにとって、スマホで読める電子書籍はとても便利なものなのです。
ラノベはハルメク世代に便利だと思う理由3つ
- 文字の大きさが自由に変えられるので、小さい文字が苦手な私たちでも楽々読むことができます。

- 本棚は溢れかえっているからもう本は増やしたくない方、本が重いと感じてきた方。電子書籍は紙の本と違ってボリュームがありません。読むのもスマホを持つだけ。
- 本は重いから持ち歩きたくないけど、何もないと外出時やお医者さんの待ち時間、手持ちぶさただと感じる方。電子版はスマホさえあればどこでも読めます。
でも、電子書籍ってどうすれば読めるの?

電子書籍を読もうと思っても、初めの一歩はハルメク世代にとっては簡単ではありません。でも、一度インストールしてしまえばあとは楽ちん。もし近くに頼める若い人がいるならば、遠慮なく頼んでしまいましょう。簡単にちゃちゃっとやってくれますよ。
自分でやる場合
まず最初は「電子書籍サービス」をネットで検索します。
アマゾンキンドル、ブックウォーカー、ブックライブ、楽天コボ、イーブックスなどなどTVCMでおなじみのものもたくさんあります。
いずれもインストールは無料です。初回○○無料、初回○○割引など特典もたくさんあります。
その中からお好みのアプリをとりあえず一つインストールします。そして読みたい本を探します。「立ち読み」や「試し読み」といって数ページ無料で読むことができるものがほとんどです。
そしていよいよ購入する場合、支払いはカード決済が中心ですが、中にはコンビニから入金して購入できるものもあります。
ハルメク世代作家による作品はどうなの?
電子書籍ラノベ界には、ちょっと意外かもしれませんがハルメク世代作家がたくさんいます。「出版」という夢を叶えるには、電子書籍の方が紙の書籍より断然ハードルが低いのです。
今回ご紹介する3作品は私の知り合いのハルメク世代により書かれたものです。いずれも彼女たちが今まで就いていた、あるいは今もまだ就いている職業を元に書かれています。
自身の職業の専門性に基づいているので、他の人には書けないオリジナリティーに溢れています。それに同じ時代を生きて来ているので共感もできます。
そして、殺伐としたグロい物語が多い昨今、ハッピーエンドがお約束のラノベは、ちょっぴりハラハラドキドキはするけれど、心安らかに安心して読めるし、何よりとてもおもしろいのです。
ハルメク世代作家3作品ちょっぴり解説
『方向音痴のツアコンですが、幕末では活躍しています!』
つい最近まで現役だったツアコンによって書かれています。現代のツアコンが幕末にタイムスリップ。横浜で実際に起こった生麦事件で英国女性一人だけが無傷で帰還できたのはなぜ? 当時いるはずがない英語と日本語のバイリンガル女子が助けたのでは? 幕末に馬で行く川崎大師日帰りツアーを作るなど、ツアコン目線で大活躍する物語。
『皆々様、平安カウンセリング相談所へようこそ!』
先生をしていた方が書いています。『光る君』で人気になった雅な平安時代をモチーフに、学校カウンセラーが平安時代の姫に転移してしまいます。引きこもりになっている兄をカウンセリング技術で再起させるお話です。現代とあまり変わらない、人と人との心模様が雅やかに紡がれています。
『イケメン王子がいる水没寸前の王国で、日本語を教えることになりました!』
現役外国人専門日本語教師によるものです。地球温暖化で水没寸前の架空の王国の国民が、2年後に日本に移住するために日本語を教えに赴きます。日本語は簡単な言語ではなく、なかなか上手くいかない。国民たちの悲喜こもごものドラマが絡んで……。果たして無事に任務を遂行できるでしょうか?
※画像は許可を経て掲載しています。
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