ハルメクおせち「福寿」と冷凍食品で迎えた楽々お正月
2024.01.232022年10月11日
文筆家一家・青木奈緖さんのお宅の「おせち」とは・2
エッセイスト青木奈緖さん「ハルメクのおせち」体験談
文豪・幸田露伴を曽祖父に、作家・幸田文を祖母に持ち、自身もエッセイストとして活躍する青木奈緖さん。2022年のお正月に「ハルメクのおせち」をお試しいただいた感想を伺いました。
青木奈緖さんのプロフィール
青木奈緖
1963年(昭和38年)、東京都出身。エッセイスト、作家、翻訳家。曽祖父に幸田露伴、祖母に幸田文、母に青木玉をもつ。新刊『オーライ ウトーリ ひなた猫』が春陽堂書店より発売中。
幼い頃のお正月の“しょっぱい”おせちの思い出
青木奈緖さんにお正月の過ごし方について伺った、前回。「おせち料理は例年食べたいものだけを買ったり作ったりしてきました」と話してくださいました。
実は、市販のお重に入ったおせち料理を食べるのは、数十年ぶりだったそう。その背景には、苦い思い出がありました。
「ある年、祖母の体調が悪くてお正月の準備ができないことがあったんです。そこで市販のおせちを購入したのですが、食べてみたら家族全員でガッカリ。当時は保存のためなのか、塩味も甘味もとても濃く、どれも同じような味で。なかなか箸が進まず、結局大量に残してしまったんです」
数十年以上前の青木さんが幼い頃の記憶ですが、今でも忘れられないそう。それ以来、青木さんの家ではお重に入った出来合いのおせちは買わず、自分たちでおせち料理を用意するようになりました。
「ハルメクのおせち」は品数・価格・味すべてに納得!
「おせちは買うとガッカリするから買わないと決めていた」という青木さんに、今回ハルメクのおせち「福寿」3人前をお試しいただきました。
「まず、料理の種類の多さにびっくり。こんなにたくさんの料理を自分一人で作るのはまず無理です。しかも、家庭の人数分を少しずつ作るなんて、自分ではできません。ハルメクのおせちなら、おいしいものを少しずつ味わえていいですね」
ご自身でおせちを作るときも、さまざまな料理を12月30日くらいから時間をかけて、ていねいに手作りしてきた青木さん。そんなおせちを手作りしてきた青木さんだからこそ、品数の多さに感激したようです。
また、価格も自分で作るときとの比較で考えても、「経済的」と思えたそう。
「これだけの量を自分で作ろうとすると、材料費だけでもっとかかるはず。かまぼこ一つだって『せっかくのお正月だから』と良いものを選ぶと1000円は超えます。それがこのお値段(※)で叶うのも魅力的ですね」
※参考:ハルメクのおせち「福寿」3人前(2023年版)は、2万5500円(税込)です。
「料理を準備する手間も減って、紅白歌合戦を座って見られたのは、結婚して初めてだった気がします(笑)。私に時間と精神的に余裕が生まれたのを見て、夫も満足げでした」と青木さん。
2022年のお正月は夫と二人で過ごしましたが、3人前のおせちをすべて食べ切り、一品も残りませんでした。
「夫と『これだけの品数が入っていて、しょっぱ過ぎたり、甘過ぎたりする品が一つもない。ガッカリするものがないのはすごい!』と驚きました。一品一品ていねいに味つけされているのですね」
「味の濃いもの、薄いもの、和も洋もあるから『同じ味で食べ飽きた』ということがなくて。次から次へと箸が伸びるのです。お重全体で考え抜かれていて、自分ではこれほどのものは作れません」と、舌も心も大満足だったよう。
「夫も『来年からはハルメクのおせちにしよう』と言っていました」と、夫婦で意見が一致したと、笑顔で話してくれました。
ハルメクのおせちと“家族の味”でお正月は完成!
実は、青木さんにとって、お正月準備=おせち作りだけではないそう。
「年末から牛タン1本を丸ごとコトコト煮て、元日の夜に食べるのが、曽祖父の時代から続く習慣なんです。やわらかく煮えたタンを薄くスライスして、からし醤油につけて食べると本当においしいんですよ」
幼少期、おばあさまと一緒に食べた思い出もあるそう。結婚した今でも毎年作り続け、残ったつゆをポトフにしたりアレンジも楽しんでいるのだとか。残していきたい“家族の味”です。
「これまでは年末になると、おせちも他の料理も『一品でも多く自分で作ろう!』と時間がない中でがんばってきましたが、ハルメクのおせちに出合って変わりました」
ハルメクのおせちを真ん中に置いて、お雑煮と“家族の味”を感じる1~2品だけを手作りする。「これからは、そんなスタイルが定番になりそう」と青木さんは話します。
「余った時間で家族との会話ができたことが、とてもうれしかった。それに、これだけ丁寧に作られたおいしいものをお正月からいただけて、とても幸せでした。これからはハルメクのおせちを真ん中に。そして、“家族の味”だけは自分で作ります」
そう笑顔で話してくれた青木さん。「来年も注文します!」とうれしいお声もいただきました。
もっと聞きたい!青木奈緖さん「ハルメクのおせち」の感想
ここからは、青木さんの「ハルメクのおせち」の感想を詳しくご紹介していきます。味はもちろん、風味がよく、「冷凍とは思えないほど」とおっしゃいます。
「さまざまな料理が入っているけれど、味が一辺倒じゃないことに驚きました。味が濃いものもあれば薄いものがあって、バランスが考えられているのはもちろんですが、冷凍と思えないほど柚子の香りや、魚も野菜も風味があるのです」
また、食材の産地が明記されている点も気に入ったと話してくれました。
「食材一つ一つの産地が明確なのがとてもいいですね。一年の初めの食事は、誰にとっても特別なもの。それを信頼できるもので初められるというのは、とても気持ちがいいです」
お煮しめの出汁のきいたやさしい味わいに感動!
「いちばん最初に味わいに差がつきそうな、お煮しめの中の『竹の子土佐煮』からいただいたんです。しょっぱいのかと思っていたら、出汁(だし)のきいたやさしい味わいに驚きました。それまでの市販のおせちのイメージが崩れました」
「お正月じゃなくても食べたい!」洋風メニュー
「『茄子のカネロニ』は、白身魚に味つけして、茄子のスライスで巻いてあるのですね。普段も食べたいと思うほどおいしかったです。たくさん入っていてちょっとずついただける、『カシューナッツの飴炊き』もお気に入りです。箸休めにほどよく甘いものが入っているのはうれしいですね」
伊勢海老は、“お正月らしさ”を感じる華やかさ
「しっかりと形になった真っ赤な『伊勢海老』が、お重の真ん中にあるのもいいですね。夫も『これだけ赤い伊勢海老があるのはおめでたい気持ちになる』と喜びました。縁起物ですが、お正月にあるとやっぱりうれしい気分になりました」
「最近は主人と二人で過ごすお正月が多いので、全体の量もちょうど良かったです。『あ〜、おいしかったね』と言い合いながら、お正月の三が日で食べきりました。しかも、解凍するだけととても簡単だったので、今年のお正月はゆったりとしたいい時間をいただいたと思います。『ハルメクのおせち』に感謝です」(青木さん)
撮影=岡本真直、平林直己 フードスタイリング=綾部恵美子 文=丹羽里奈 取材=小林さやか(ハルメク 健康と暮らし編集部)
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