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2024.09.252020年04月16日
これからの人生も楽しむために自分の体と向き合いたい
松雪泰子47歳!運動とグルテンフリー食を続ける理由
近日公開予定の映画「甘いお酒でうがい」に主演する松雪泰子さん(47歳)。女優として特に健康には人一倍気を使い、自分の体ときちんと向き合うことに気を配っているそう。女優としての変化とライフスタイルについてお話を伺いました。
若い頃よりも今の方が「女優として自由」
―松雪泰子さんは10代から女優として活動していますが、キャリアを重ねて演じる役が変わってきたのではないでしょうか? 選ぶ役の変化などありますか?
松雪泰子
役との向き合い方や女優としてのスタンスはそれほど変わっていないです。でも、若い頃に比べると、より丁寧に演じることができるようになったと思います。やはり多くの経験やさまざまな監督さんや俳優さんとの出会いが大きな影響を与えてくれたと思います。
―ドラマ「白鳥麗子でございます!」などの気が強い女性の役から、映画「フラガール」の都落ちしたダンサー役など印象に残っていますが、キャリアを重ねていくうちに求められる役も変わってきましたか?
松雪泰子
20代の頃は、一度、当たり役に巡り合うと、似たようなキャラクターの依頼が重なるということはありました。でも30代ではいろんな役を演じて、役のふり幅を広げていったところ、似ているキャラクターを演じることは少なくなりましたね。依頼される役もすごく幅広くなり、以前よりも自由度が高くなったと感じます。
心地よい距離感。大学生の息子との上手な付き合い方
―女優として活動しながら、母親として育児もされていますよね。両立についてはどのように考えているのでしょうか。
松雪泰子
今息子は大学生なので、もう子育ての苦労はありません。だいぶ楽になりました(笑)。彼がまだ小さいときは、子どもが何より最優先。1年のうち3分の2は子育て、残りが仕事という感じで過ごしていました。
最近は、ずっと一緒にいるわけではないけど、できるだけ話をする時間を作るようにしています。買い物に行くとき「ちょっと手伝って」と頼んで、私が車を運転しながら「最近、学校はどう?」と聞いたり。一緒に出掛けると自然に話すようになるので、そうやってコミュニケーションをとっています。私にとっては、とても大切な時間です。
「エゴスキューメソッド」と「グルテンフリー食」にハマる!
―美容や健康についてはどうでしょう?気を付けていることなどありますか?
松雪泰子
体を使う仕事なので、健康第一!と考え、ワークアウトは20年近くやっています。多いと週3回はきちんと体に向き合って動かしていますね。
体のバランスを整える「エゴスキューメソッド」に出合ってからハマってしまい、ワークショップにも参加して勉強中です。アメリカでは40年以上歴史のある運動療法で、10年ほど前に日本に入ってきたそうです。
体のゆがみをとって整えるエクササイズで、「自分の体の取扱説明書」を手に入れる感じですね。簡単に自宅でできますから、高齢の方にもオススメです。
―それだけ体ときちんと向き合っているのなら、食生活もいろいろこだわっているのでしょうか?
松雪泰子
はい、自分の体に合う食材を選んで料理しています。ずっとグルテンフリ―の食事をしているので、外食はほとんどしませんね。撮影があるときはお弁当を作って持っていきます。
息子もお弁当なので、息子の分も一緒に。自分で作れば、食材を選べますし、そのときの自分の体調に合った食事ができるのがいいですね。
老いの恐怖は「自分自身を見つめること」で払拭できる
―年齢を重ねていくことを怖いと感じる女性は多いようですが、松雪さんはどうでしょうか? 女優として女性として老いについてどう考えていますか?
松雪泰子
40代になると体がすごく変わりますよね。私も最初はとまどって「どうしよう」と思っていました。今まで簡単にできていたことが、できなくなったり、体が痛くなったり。
もっと体と向き合おう思っていろいろ調べたところ、やはり体を動かすときに癖があり、それを改善する運動を始めました。そしたら、体の痛みが消えて、すごく体調がよくなったんです。
老いていくのはやはり怖いけど、体調を整えて健康でいると、あまりネガティブに物事を考えなくなり、老いへの恐怖も消えていくと思います。
私は一つの仕事が終わるとリセットして体を元に戻すことを習慣にしています。深く呼吸ができるようになるだけで全然体調が違いますから。体を整えることで、こんなに不安から解放されるなんて驚きです。
人間にとって体は乗り物だから、メンテナンスは絶対に必要! みなさんもこれからも楽しく人生を歩むために、自分の体の声を聞いて、大切にしていただきたいと思います。
松雪泰子(まつゆき・やすこ)
1972年11月28日 佐賀県生まれ(47歳)。1991年女優デビュー以降、数々のドラマ、映画、CM、舞台など幅広く活動。近作は、舞台ハムレット、テレビドラマ「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」 (2019年)など。2020年3月、松雪泰子プロデュース企画始動。様々なコンテンツを楽しめるart projectであるウェブサイト「mondoart project official web site」の立ち上げと共に、アーティスト活動を再開。
作品情報
「甘いお酒でうがい」
出版社で派遣社員として働く川嶋佳子(松雪泰子)の一人暮らしの日々を佳子のモノローグで描いていく。同僚の若林ちゃん(黒木華)とのコミカルなやりとりや、年下の彼氏・岡本くん(清水尋也)との恋のときめきなどアラフォー女性の日常を日記風につづった作品。
(近日公開予定)
監督:大九明子
出演:松雪泰子、黒木華、清水尋也ほか
取材・文=斎藤香 写真=泉三郎 編集=鳥居史(ハルメクWEB)
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