家にいる夫の家事・成長作戦2
夫の「洗濯」にイライラしない!ラクに成長してもらう3つのコツ
夫の「洗濯」にイライラしない!ラクに成長してもらう3つのコツ
更新日:2025年10月30日
公開日:2025年10月29日
助かるけど疲れる!? 夫の家事がモヤる理由
「洗剤を“目分量”でドバッ」「柔軟剤を入れ忘れてゴワゴワ」「お気に入りのブラウスを夫の靴下と一緒に洗濯機にIN!」
——あぁ、なんでそうなるの⁉
フラダンス仲間とお茶をしていたある日、「夫の洗濯にイラッとする選手権」が自然と始まりました。みんな、顔は笑っているけど、どこか遠い目(笑)。「やってくれるだけありがたいのに、イライラする私って心が狭いのかな?」——その“あるある感”に全員うなずく。
昨年、定年退職した夫は、家にいる時間がぐんと増えました。
子どもたちも社会人になり次々、一人暮らしを始めて、約30年ぶりの夫婦二人の生活。夫が一日中家にいることで、家事のペースも、空気の温度も、なんとなく変わる。そしてその中で、妻の“イライラメーター”がじわじわ上がっていくのです。
「私ばっかり!」を卒業。夫に頼れるようになるまで
ある日、夜9時に帰宅した私を迎えたのは、ソファでテレビを見ながらくつろぐ夫と、山積みの洗濯物。取り込んでおいたよ、えらいでしょレベルの夫。「今日も私か……」と心の中で小さくため息。
でも、そんな私を見て夫がぽつり。
「オレがやってもいいけど、やり方がわからないんだよな」
え、それなら教えるしかないじゃない!というわけで、フラ仲間たちに“夫を家事デビューさせるコツ”を聞いてみると、「最初から期待しすぎない」「口出ししない」「仕組み化が命」とのアドバイス。
——なるほど、“夫を育てる”より“自分を楽にする”発想が大事らしい。
そこから、わが家の「夫、洗濯はじめました」プロジェクトが始まりました。
「イラッと妻」卒業!定年夫のラク家事3ステップ
(1)洗剤は“ジェルボール一択”にする
「分量を量る」という工程が難しそう(夫いわく「目分量でも大丈夫だと思ってた」)——いや、そういう問題じゃないのよ(笑)。なので採用したのが、ジェルボール方式。「洗濯機に1個ポン。スイッチON」これだけ覚えればOK。
(2)洗濯カゴを“夫ゾーン”と“妻ゾーン”に分ける
次なるイライラ回避策は、“触らせない勇気”。「夫が洗っていい服」と「絶対に触ってほしくない服」を物理的に分ける。
- 「夫洗濯カゴ」にはTシャツ・タオル・靴下など、失敗しても痛くないもの
- 「私専用カゴ」はおしゃれ着・デリケート素材用
“夫に任せる部分を限定する”——これ、イライラ防止の秘訣です。
(3)干し方に口を出さない(ただし深呼吸はOK)
「なんでそこにピンチ跡!?」「襟が歪んでる!」——そんなときこそ深呼吸。干してくれている夫を見ながら、心の中でこう唱えます。
「ありがとう、ありがとう、あなたの干し方でいいのよ……」
フラ仲間の名言です。
干し方に正解なんてない。タオルが少々斜めでも生活はできます。「気にしない」と3回唱えると、だんだん笑えてくる——これが“イライラ妻卒業”の第一歩です。
夫婦二人…お金より、ストレスがもったいない!
もちろん課題もあります。
ジェルボールを1個使うのは、少量洗いにはちょっと不経済。でも、「お金」と「ストレス」を天秤にかけた結果、私は迷わず後者を選びました。
夫が干したTシャツの袖がねじれていても、靴下が片方行方不明でも、「やってくれるだけで上等」と思えれば、日常の幸福度はかなり上がる。
イライラのもとを“削減”するより、“笑えるネタ”に変える。——これが、50代妻の知恵だと感じています。
- 夫婦の家事は「ゆるく分担」くらいがちょうどいい。
- 夫婦の家事分担は、完璧さよりも“ゆるさ”がカギ。
- 「任せる・こだわらない・こだわるなら自分でやる」
——この3つを意識するだけで、夫婦関係がずっとラクになります。
夫の家事にモヤモヤしたときは、こう唱えましょう。
「ありがとう。気にしない。今日も平和」
イライラ妻が笑って暮らせるようになる、それが一番の家事効率化。夫婦で暮らす毎日は、多少のピンチ跡くらいがちょうどいいのです。




