樋野興夫さん|自分が、家族が「がん」と診断されたら
2024.09.162024年01月23日
がんとの向き合い方インタビュー#1
「33年、5度のがん闘病で得た気付き」加藤玲子さん
46歳でがんを告知されたら、どう生きますか? 「がん傾聴ボランティアのスペシャリスト」として多くのがん患者に慕われている加藤玲子さんは、46歳で胃がんを患い、5度のがんを経験。33年の闘病生活で得た、がんとともに生きる知恵を伺います。
加藤玲子さん プロフィールとがん闘病歴
1941(昭和16)年生まれ。5度がんを罹患した経験を生かし、がん患者と家族の会「たんぽぽの会」の会長を務める他、がん電話相談や緩和ケア病棟での傾聴活動に取り組む。著書に『がんと仲良く死ぬまで生きる』(アートセンターサカモト刊)。
自身のがん経験を語る講演で学生にもらった感想レポート。「子どもたちへのがん教育を普及させたいです」と加藤さん。
<加藤さんのがん病歴>
46歳 検診で胃がんが発覚。胃の5分の4を切除。
47歳 乳房(右)にがん発覚。全摘出、リンパ節切除。抗がん剤治療を行う。
62歳 乳がんからの転移で肺がんが発覚。胸腔鏡手術。
71歳 再度、肺に発覚。開胸手術で切除。
77歳 肺、胸膜、縦隔リンパ節への転移が発覚。ホルモン療法中。...