
自分の尿モレタイプはどれ?
たまに尿モレがあっても、だましだまし過ごされている方も多いのでは? けれど一口に尿モレと言っても症状によってタイプはさまざま。そこで自身の尿モレのタイプがわかる簡易診断チャートをご紹介!
公開日:2025年04月23日
50代婚活奮闘記15・バリキャリB美場合
恋愛・婚活ジャーナリストの清葉アキコが出会った婚活女子の第15話。お見合いで好印象を持った男性と仮交際まで進んだにもかかわらず、1回目のデートであっさりお断りしてしまったことに後悔していた56歳・バリキャリ雑誌編集長B美。次のお見合いがなかなか成立しない日々が続いていたが……。
B美の前回の話はコチラから。バツイチ子無し56歳B美はバリキャリな雑誌編集長。外資系商社勤務59歳との仮交際を断った報いなのか?あれ以来、B美のお見合いの申し込みはことごとく不成立。
モヤモヤとした気持ちを打ち消すかのように仕事に没頭していたB美のもとに、婚活アドバイザーからお見合い成立の連絡が入ったのは、初お見合いから2カ月経ったときだった。
今回のお相手は同じ出版業界で働く離婚歴ありの57歳。彼を選んだのには理由がある。定年までの4年間は、仕事人生の集大成としてラストスパートをかけたい。もちろん夫婦で旅や食、趣味などを楽しみながらゆったりと過ごしたいが、それは退職後の楽しみに――。これがB美の結婚の理想であり人生計画だ。
これをわかってくれるのは、同じように忙しく同じように好きなことを仕事にしている人しかいない!やや破天荒な考え方をする人が多いマスコミ業界の男性なら、こういう自分の考えを理解してくれそう…。そんな期待がB美にはあった。
待ち合わせ場所であるホテルKのティーラウンジ前に行ったが、お相手らしき男性が見当たらない。「B美さん?」と声をかけてきた男性が今日のお相手……らしい。
写真よりかなり痩せ、疲れた顔だ。正直、あちらから声をかけてくれなかったら一生出会えなかったと思えるほど、写真とは別人に見える。
話してみると話題も豊富だし、面白い。仕事の話も同じ業界だからこそわかり合える感じもあった。お互いに離婚の理由や結婚観などもすんなり話せる雰囲気もあり好感触。
「お互いのことを思いやっていて同じ方向を見ていれば、必ずしも一緒にいなくてもいいし。でも一緒にいるときはとことん2人の時間を楽しみたい!という私の結婚観と似ていたの」とB美。今回のお相手、出版社勤務の彼にはかなり好意を持っているようだ。
「まぁ、見た目がかなり老けて見えるのは、私のファッションセンスでどうにか変えられそうな気がするしね!」とB美は自信満々に笑った。
その後、同業の彼とは仮交際に進み、デートを繰り返しているという報告をB美から聞き、今回の仕事の打ち合わせもその事情聴取から始めていく。
仕事帰り、ワインバーでの初デートは「2回目で慣れてきたし、お酒も入っていたので、楽しくいろんなお話ができた」とB美。私は「めちゃくちゃいい感じじゃないですかー」とB美の脇腹を指先でつつきながら冷やかした。
「人間としても結婚相手としてもいい感じの人なんだけど、一つだけイラッとしたことがあって……」と私の悪ふざけを遮るようにB美は続けた。「おごってほしいとは思っていないの。でもね、会計のときに『7000円のうち、いくら払うか決めて』って言うの」
「なんで私にそれを決めさせるの?ってイラッとしちゃって……」とB美。ちなみにこの“自分で決めて”の会計方式は、その後のデートでも引き続き行われたらしい。
「会計時のそれはともかく、すでに何度かデートしていてほかに嫌なところがないなら結構いい感じじゃないですか!」と私はB美を冷やかしつづけた。
「会話は楽しいのよ。結婚観も合う。もちろん条件も合っている。でもね、ときどきこういう“もやっ”と“イラッ”があるのよねぇ~」
B美がある日のデートの話を始めた。「休日出勤前の早めランチか仕事後の遅めディナーをしよう」と誘われたのだが、前日になっても時間の目安すら連絡が来ず、夜になって「場所は決めて」と連絡が来たそう。時間がわからなければ予約も取れないし自分の予定も決めづらい!とイライラ……。結局、勝手にランチの店を予約したが、そこには彼は文句も言わないし、会えば楽しく会話ができる。
「デート自体は楽しいのに、会う前と最後が微妙なのよね……」とB美は失笑する。
その後も彼からは週に何度か仕事後のデートのお誘いがあったが、仕事が忙しく、お断りすることが続いていたB美。とはいえ、仮交際の期限は決まっている。なんとか時間をやりくりして4回目のデートを決めた。この日は話の流れでお互いの趣味の話をしたが、デート時間の半分以上、彼が好きな野球チームの話になってしまった。
5回目のデートも仕事帰りの食事。それぞれが前払いでオーダーするタイプの店なので、例の会計時恒例のストレスはなかったが、この日は彼が一方的に仕事の話をして終わる。同業者で立場も似ているからか、話自体がわからないというわけではないが、自分の話も聞いてほしいなという気持ちもちらほら……。
そんな5回目のデートの翌日、アドバイザーMさんからメッセージが届いた。「仮交際1カ月が経ち、お相手は本交際ステイタスに進めたいと言っていますが、どうします?」
本交際ステイタスに進むということは、“お互いに結婚の意思があり、結婚に向けてすり合わせをしていく”ということ。本当に彼が「本交際に進みたい」と言っているの!?
仮交際は、話が合う、条件が合う、結婚観が合う、くらいで決められるが、本交際はそれだけでは決められない。もちろん“結婚”はしたいけれど、“彼と”となると話は別!人生の大きな決断につながることをこんな短期間で決めるなんて、私には無理~っ!
決断をしなくてはいけない状況に追い詰められたB美は、毎日、息苦しさを感じていた。何をしていても心が落ち着かない。どうしても決断ができず、アドバイザーMさんに「もう少し仮交際のままで様子を見たい」と伝え、彼にも「もう少し仮交際させてください」とお願いをした。
なるべく早く決断を出せるよう、休日返上で仕事を調整しながら彼とのデートを繰り返すこ1カ月――。B美はアドバイザーMさんに伝えた。「彼とは本交際には進みません。ここで終了にしてください」
「デートの場所や時間、会計の支払額を私に委ねるところ、、隣の席の女性を見るところ、視線を全く合わせないところ、興味がないと言っているのに好きなプロ野球チームの話を一方的にするところ、店員に尋ねるときの強気な態度――。『結婚相手の条件としてはOKなのだから!』と、そういう小さい『嫌だな』にずっと目をつむっていたことに気付いちゃったのよ」B美は大きな声で笑って言った。
「運命とかビビッとかを信じてはいないけれど、1カ月ですんなり結論を出せない時点で、きっと心の中では“何か違う”って思っていたのね」。そう私に話すB美の顔はすがすがしいものだった。
三島さんからのひと言
本交際はほぼ婚約に向けての最終すり合わせのような期間。その前の仮交際期間では、本交際に進めていい相手か、人柄や結婚感など細かい部分も見極めていく必要があります。当然、短期間ですべてを知ることはできませんが、ただ楽しいデートを重ねるのではなく、まめに会って結婚に向けた話をしていく必要があります
婚活業界歴19年。20代・30代向けの結婚相談所「ganmi(眼深)」と50歳以上の結婚相談所「とわ婚」(https://towakon.net/)を展開する株式会社ヒカルヨの代表をつとめる。メディア出演多数。著書に『「普通」の結婚がなぜできないの?』(WAVE出版)、『婚活は「がんばらないほうが」うまくいく』(秀和システム)があ
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